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浦島太郎

浦島太郎の作者は何を言いたかったのだと思いますか?

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回答No.3

中国の「神仙思想,不老不死願望」と、日本海の対岸(朝鮮半島北部あるいは沿海州)との交流が合わさったものと思われます。 浦島太郎の伝説が初めて文献に現れたのは、7世紀の奈良時代、「丹後国風土記」です。 風土記というのは、平城京に都が定められた後の713年に朝廷が全国に伝承や物語の編纂を命じ、7世紀中期くらいに書き揃った文集です。 原文は失われていることが多いのですが、注目を集めた記述は他の文献に転載されて残っています。 詳細はキーワード検索で探していただきたいのですが、「丹後国風土記」における「浦嶋伝説」では、今の童話とは違うポイントが書かれているそうです。 以下は、京都府・伊根町商工会のページからの要約です。 (参照 http://ine.kyoto-fsci.or.jp/2chiiki/uraden.html) *亀を海岸で助けたのではない。舟で沖へ出て三日三晩漁をしたが釣れず、あきらめかけた頃に色鮮やかな亀を釣り上げた。釣った後、居眠りしている間に、亀は貴婦人の姿に変身した。 *亀が変身した貴婦人は、太郎を美しい国に招待した。この国を、丹後国風土記では「蓬莱」と書いて「とこよ」と読む。日本書紀に転載されて「蓬莱山」となり、万葉集では「常世(とこよ)」という字に変った。「竜宮城」の名が見えるのは、室町時代の御伽草子になってからである。 *****以上要約 大宮殿で歓待されたことは、No.2の方が言う「海幸彦・山幸彦」の話が入っているとも思われます。 一方、歴史的に言うと、この時代の日本は朝鮮半島の新羅と対立していました。しかし、遣唐使が始まったのは630年です。中国の神仙思想などは、どんどん入ってきていたでしょう。 また、新羅国に滅ぼされた高句麗国の後をついで、現在の満州から沿海州附近に「渤海国」が有りました。この渤海は日本と友好関係にあった国で、727年から922年までの間に34回もの「渤海使」という外交使節団を日本に派遣しています。 丹後や北陸から渤海に漂着し、外交上の配慮から丁重に扱われて帰国させてもらえた人が実在したのかも知れません。それが、渤海国成立(698年)から最初の渤海使(727年)の間のことなら、丹後国風土記を書き上げる時期に間に合います。 また、渤海という歴史上の国と、渤海という現在の地図にもある海とは微妙に位置が違うのですが、上記の神仙思想による仙人の住む山「蓬莱山」は「渤海の東の島」にあるとされており、位置はともかく地名は浦島太郎伝説と繋がります。 というわけで、浦島太郎の作者が丹後国風土記で伝えたことは、「海の向こうに素晴らしい国がある」でしょう。

参考URL:
http://ine.kyoto-fsci.or.jp/2chiiki/uraden.html
noname#76140
質問者

お礼

ありがとうございます。

その他の回答 (3)

回答No.4

No.3です。補足です。 下記のページを見つけました。 新羅や渤海のことは全く書いていませんが、 「亀を助けたのでなく、亀姫が求婚した」「亀は不老長寿の象徴である」「漁師は○○という魚を性処理に使っていた」「竜宮城に竜王が出てこないのは、実は『女人国』だったからだ」「玉手箱の正体は、姫が太郎にだけ明かす秘密であった」「玉手箱を開けることは、太郎から姫への貞操を破って他の女と交わることであり、それを犯したので太郎は老化した」 そいう主旨の話が、非常に多く紹介してあります。 ご一読を勧めます。 http://enkan.fc2web.com/minwa/urasima/column.html

参考URL:
http://enkan.fc2web.com/minwa/urasima/column.html
noname#76140
質問者

お礼

ありがとうございます。

回答No.2

浦島太郎は、日本の神話などに実在の人物として登場します。 武内宿禰(たけのうちのすくね・蘇我氏の祖先)ではないかと思われ、神功皇后(じんぐうこうごう)を補佐して、 ヤマト建国に大きく尽力している人と思われます。 神話(日本書紀、古事記)には、海幸山幸の話として出てきます。 このときに登場する塩土老翁(しおつつのおじ)や武内宿禰などの話が混ざり合って、浦島説話ができたと考えられています。 簡単に説明すると、古代日本から朝鮮に渡った人物がおり、その子孫が日本に戻ってきて蘇我氏となったという流れが そのまま浦島太郎の話になっていくという展開です。 だから、何が言いたかったかというよりも、年月が経ち、子供向けに話が変わってきたのが浦島太郎で、 そのため、特に意味を持った寓話というわけではないと思われます。

noname#76140
質問者

お礼

ありがとうございます。

  • rin00077
  • ベストアンサー率21% (117/534)
回答No.1

こんにちはー 楽しいことをしているときは、 ついつい時のたつのを忘れてしまう。 遊びはほどほどにしなくてはいけない。 と、いったところでしょうか?

noname#76140
質問者

お礼

質問に答えてくださって、ありがとうございました。

noname#76140
質問者

補足

そうですね・・確かにその通りです。 遊び・・とはどのような事があるんだろう。。。

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