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ヨーロッパとアジア人口
ヨーロッパは、人口密度が適切で、都市にも一極集中はほとんどありません。アジアは過密人口で、都市集中も著しいです。 この差はどういうところから生じているのでしょうか? ○歴史的に早期産業革命が起こり、人口爆発の前に人口減少の傾向があったから ○地域的に高緯度で、多くの人間を養うのが難しい など思いつきます。
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もしかしたら出生率は南高北低なのではないかとか 考えてみるのも面白いかもしれません。 ・都道府県別の合計特殊出生率マップ~北海道は低く沖縄は高い http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai07/images/zu03.gif ・世界の合計特殊出生率マップ~カナダやロシアは比較的低い http://en.wikipedia.org/wiki/Image:Fertility_rate_world_map_2.png 季節で見ても、夏には出生が増え、冬には死亡が増える傾向があります。 昔はそういうわけでもなかったようですが。 ・出生数は夏に多く、死亡数は冬に多い?? http://www1.mhlw.go.jp/toukei/10nengai_8/hikaku.html ただし、高緯度といってもヨーロッパの気候は温暖であり、 冬はそんなに冷えないはずです。 1850年辺りまでのヨーロッパは、小氷期といわれ、 今よりも寒さは厳しかったようですが。 気候としては他に、ヨーロッパはアジアの人口密度の高い地域と比べると 雨が比較的少ないかもしれません。 ・年間降雨量マップ http://encarta.msn.com/encnet/refpages/refmedia.aspx?refid=461530746 歴史的には、ヨーロッパで人口増加率が高まった19世紀後半~第一次世界大戦前は、 アメリカなど新大陸への移民によって人口増加圧力が一部抑えられています。 一般に所得水準が高くなり、就学率の向上、晩婚化が進んでくると、 出生率は大きく低下するため、一次大戦後は人口増加は鈍化しています。 もっとも、人口密度が低いのが適切なのかどうかは分かりません。 低密度の地域では農業や資源などの恩恵を受けるのに対して 高密度の地域では大量生産などの規模の経済を発揮できますが、 今日では農業や資源が経済に与える影響は弱くなっています。 日本人が東京や大阪から北海道に大移動しないのは、 人口密度の高い地域の暮らしにそれなりに利便性を感じているからでもあります。
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- negitoro07
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確かに稲と小麦の違いは大きいですね。 稲、特に水稲は一粒の種で数百倍の収穫ができます。もちろん、そのために温度や水が必要になるのです。 陸稲だともう少し、落ちるかもしれません。 しかし小麦は数倍程度だそうです。差は圧倒的です。 昔、京大の東南アジア研究センターのセミナーを覗いた時に、農学出身の先生がそう言っていました。
お礼
小麦と稲の圧倒的な収穫量の差がある、これは大きいですね。
- Shirozaru9
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「米」という食品の、収穫の良さがあるでしょう。小麦と比べてみてください。また、米を十分に栽培できるくらい、アジアは水が豊かなのです。 また、米をそのまま主食にして腹を満たせることも、有力でしょう。人口が都市に集中しても、農村部から米を送ればいいのです。食肉や乳製品を主食にしていると、都市部に届く前に腐ってしまいます。 バングラデシュという国が有ります。 面積は日本の北海道くらいですが、人口は日本より多く、1億4000万です。そんなに人口が増えても、餓死しないのです。社会は貧しくても、餓死だけはしないのです。米と水が豊かだからです。水は、この附近がガンジス川の河口デルタにあたることから来ています。 ヨーロッパにこんな国は、ありません。
お礼
食糧事情が大きいですね。米って言うのは便利な食べ物です。自然環境が大きいのだと改めて気づきました。
お礼
ありがとうございます。 食糧事情、気候そのような自然条件が一番大きな要因だと改めて思いました。もちろん就学率晩婚も並行的にありますね。