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【至急!】百人一首 心の花について教えてください。

毎度お世話になっておりますm(__)m 大学の授業で課題が出されたのですが、 よく分からなかったので質問させていただきます。 「心の花」という言葉のはいった百人一首のうたを教えて下さい。   森鴎外の「うたかたの記」をやっているんですが その中で「心の花」というフレーズが出てきて、それに関連して…という感じの課題です。 調べてみたら小野小町のものが出てきたんですが、これでいいんでしょうか?

みんなの回答

回答No.4

皆様の回答を拝見いたしますと、思わずう~ん、さすがとうなってしまいます。 古今和歌集 恋歌五 797 小野小町 色見えでうつろふものは世の中の人の心の花にぞありける ただ百人一首に限定して、人の心がうつろふとするならば、同じ古今集の 春上 紀貫之 初瀬に詣づるごとに宿りける人の家に、久しく宿らで、程経て後に到れりければ、かの家のあるじ、かくさだかになん宿りはあると言ひ出して侍りければ、そこに立てりける梅の花を折りてよめる 人はいさ心も知らずふるさとは花ぞ昔の香に匂ひける (人の心は変わっていますが、この梅だけは「私の心と同じく変わらず」昔のままに咲き匂っています。) というのはどうでしょうか?

  • usagisan
  • ベストアンサー率71% (105/146)
回答No.3

「父は間もなく病みて死にき。交(まじわり)広く、もの惜(おし)みせず、世事には極めて疎(うと)かりければ、家に遺財つゆばかりもなし。それよりダハハウエル街の北のはてに、裏屋の二階明きたりしを借りて住みしが、そこに遷りてより、母も病みぬ。かかる時にうつろふものは、人の心の花なり。数知らぬ苦しき事は、わが穉(おさな)き心に、早く世の人を憎ましめき。(以下略)」 http://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/694_23250.html ここですね。 謡曲(能)の『卒塔婆小町』ではなくて、『関寺小町』の方には、 地歌「移ろふものは世の中の。人の心の花や見ゆる。 恥かしやわびぬれば。身を浮草の根を絶えて。 誘ふ水あらば今も。いなんとぞ思ふ恥かしや。 という一節があるようです。 http://kuzukiria.blog114.fc2.com/blog-entry-47.html  この『関寺小町』の「移ろふものは」の部分は小町の歌と言うことになると、 > 色みえでうつろふものは 世の中の人の心の花にぞありける > > 年を重ねていくごとに、女として最も大切な容姿が色褪(あ)せて行くだけでなく、 > 目には見えないけれど、私に対する人の心もそのように色褪せてくることに小町は > 気づくのです。 http://blog.goo.ne.jp/fukakusa_6224/e/7287651e872d9443e22cf486bbe09ed6 という「色みえで」の歌を踏まえたもので、質問者様がたどり着かれたのもこの歌だと思います。  No.1の方がおっしゃるように、小町の歌で百人一首にあるのは、「花の色は」の方ですが、「うたかたの記」の父が死に、母も病むと、世の人が手のひらを返したように冷たくなったという状況と、「人の心がうつろう(変わってしまう)」という「色みえで」の歌は状況が重なり合いますから、たぶんこの歌のことだと思います。  そして人の心が移ろうという嘆きは、最後に引用したブログの記述にあるように、「花の色はうつりにけりな」という百人一首の歌の嘆きにも通じるものだと思います。

  • yataru
  • ベストアンサー率53% (7/13)
回答No.2

図書館に行って、司書の方に尋ねてみてはいかがでしょう? 「百人一首に「心の花」が入った歌があるか調べたい」 「どの作品に「心の花」という言葉が入っている歌があるか調べたい」 と尋ねれば、それを調べることが出来る資料を提示してくれます。 それに慣れると、今後疑問ができても自分で調べることが出来る力がつきます。 司書の方の博識さは並ではないですよ。 直接的な回答ではなく、申し訳ありません。

  • fumkum
  • ベストアンサー率66% (504/763)
回答No.1

>「心の花」という言葉のはいった百人一首のうたを教えて下さい。   森鴎外の「うたかたの記」をやっているんですが その中で「心の花」というフレーズが出てきて、それに関連して…という感じの課題です。 調べてみたら小野小町のものが出てきたんですが、これでいいんでしょうか? 百人一首に「心の花」は無いように思いますが。小町の歌は、「花の色はうつりにけりな・・・」が百人一首の歌です。「心の花」は、能の『卒塔婆小町』の、「われも卑しき埋もれ木なれども心の花の・・・」ではないでしょうか。 なお、「心の花」のいみについて、(1)美しい心のたとえ。(2)変わり易い心のたとえの二つがあり、卒塔婆小町の部分は(1)の意味です。 以上、参考まで。

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