• ベストアンサー

行動で感情をコントロールするには?

興味深い記事を見かけました。 「行動で感情をコントロールしよう」(日経新聞系のサイト) http://business.nikkeibp.co.jp/article/nba/20080513/156359/ 行動が負の感情をコントロールする鍵となり、前向きになると言うものです。このように「行動が感情を左右させる」ということは心理学では普通のことなのでしょうか? そのメカニズムとは? あいにく上の記事では、詳しいことが分かりません。もし新書あたりで詳細に解説しているお勧めの本などありましたら、ご紹介のほど宜しくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.1

ご質問の事柄は情動の抹消起源説、いわゆるジェームス=ランゲ説と呼ばれるものではないでしょうか。 この理論は人間は悲しいから泣くのではない、泣くから悲しいのだ、というように環境に対する身体的な反応こそが情動体験を引き起こす原因であり、生理的(末梢の)変化によって感情が生じるとする説で、情動が身体の変化と関連しているという考え方に影響を与えたとされています。 19世紀後半から20世紀初頭におこった機能主義心理学の流れで提唱されたと学びました。 私は認知心理学の専攻でないうえ、まだ学生のためメカニズムなど詳しくは知りませんが以下のページに詳しいようです。 初投稿でした。ご参考になれば幸いです。

参考URL:
http://charm.at.webry.info/200604/article_4.html
jojo-jojo-jojo
質問者

お礼

初投稿と言うことで、ありがとうございます。 なかなか興味深い記事でした。僕は「認知心理学」というものを知らなかったのですが、乱暴に言えば、情動はその原初の認知の形態によって決定付けられるもの(だろう)という主張なのですね。行動が認知・認識を初期的な状態で決定するなら、例えば笑顔を意識的に作れば、微笑という身体的動作が快の自然な所作であることを逆に人工的に制御できる、ということでしょうか。だとすれば、このことは「根性論」を一種、「科学的」に(あくまでも「科学上」ではないですが)説明することが出来ますね。いわゆる「気合い」を入れれば元気が出てくる、という迷信めいた例のあれです。 僕は心理学に全く疎いのですが、では精神医学とは違うのですね。いまその違いが分かった気がします。精神疾患を「脳の病理学」から見れば、精神状態と逆の行動を行うことがストレッサーになりうるわけですよね。あるいは深刻な事態を招くかもしれない。メンタルヘルスと言いますが、安易に心理学や精神医学を齧ることは慎もうと思いました。

その他の回答 (2)

  • Diogenesis
  • ベストアンサー率49% (859/1722)
回答No.3

誰がどのような根拠に基づいて記事を書いたのかが判然としないため断定はできませんが, 学習理論に基づく行動療法ないし行動修正的アプローチのような気がします。 不適応行動の多くは不適切な学習の結果であるという観点に立ち, 適応的行動を再学習させることで問題を解決しようというのが行動療法の基本的考え方です。 たとえば トイレのドアも閉められないような重症の閉所恐怖の人を ドア全開の状態で家のトイレに座らせてリラックスさせる。 次にドアが80°開いた状態でリラックスさせる。 それができたら60°開いた状態でリラックスさせる。 それができたら40°・・・という具合に, 最終的にドアが完全に閉められてもリラックスしていられるように学習させるのが 行動療法の一種,系統的脱感作法(=順序立てて少しずつ鈍感にさせる技法)です。 家のトイレでドアを閉めることができたなら, 次は職場のトイレ,公共トイレ・・・と範囲を広げていきます。 これは恐怖喚起刺激に対して 恐怖反応(交感神経系賦活状態)と両立しない 拮抗反応(副交感神経系賦活状態)を条件づけて置き換えていく試みです。 リンク先の記述はこれに似ていますね。 行動療法にはこのほかにも多様な技法がありますが, ものの見方や考え方の癖の改善を目標とする認知療法や合理情動療法と合流し, 近年は認知行動療法という名称で発展を遂げています。 #1さんの挙げておられる情動のジェームズ=ランゲ説も関係ありますが, これ自体は歴史的な学説であって,今もそのままの形で信奉している研究者はいません。 挙げるならむしろシャクター&シンガーによる情動の2要因理論でしょう。 人は自己の情動を十分に内部弁別できておらず, 「内部状態の変化」+「自己の行動やそれが生じる文脈の参照」によって 情動の適切なレイベリングが可能になるというのがその主張です。 感情体験は刺激に対して発生した身体反応を説明するために皮質が作るストーリーであるという アントニオ・ダマシオの仮説も基本的に同じ路線のものです。

jojo-jojo-jojo
質問者

お礼

興味深いご回答、ありがとうございます。 認知行動療法。初めて知りました。ポイントは「認知」ということですね。 ただ疑問なのは、落ち込んでいるときに微笑むというのは、精神疾患を快癒、あるいは改善させるという方法論とは異なるのではないか? ということです。いかがでしょうか?  むしろ最後の節、「情動の適切なレイベリングが可能になる」というのが、僕の知りたいことと合致いたします。ここのところを詳しく知りたいところです。 しかし、「副交感神経系賦活状態」とか「交感神経系賦活状態」って、心理学で普通に使われているタームなのでしょうか? 漢文かと思っちゃいました。

回答No.2

自己開示セミナー経験者です。 感情が行動を制約するのか、その逆かどうかは知りませんが、 脳が全てをコントロールしている事は間違いないと思います。 ワークショップ(検索してみてください)などは、心理学を応用しさらに進化させたプログラムであるように言われています。 余談になりますが、性格が変わる変わらないかよく議論されていますが、 無理をしてでもやり続ける事により、最初の違和感が苦痛でなくなれば、それはすでに自然体であると言う事です。 気づけば性格は変わっている事になります。 すなわち、性格は変える気になれば変えられるのです。 あなたのリンク先にもこう書かれています >最初のうちは「無理をしている」という違和感があるかもしれないが、徐々に感情が行動に寄り添い、最終的には明るい自分を取り戻すことができる。

jojo-jojo-jojo
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 「脳全能主義」は、僕はちょっと疑問符が付くのです。いろんな方が・・・高名な学者さえ・・・そういっていますけど。脳死問題が未だに問題なのは、脳の不機能がすなわち死なのか、という議論ですよね? それは誰にも分かりません。一度脳を損傷し、再び回復した人間の証言を待つしかありませんが、それはおそらく不可能でしょう。 性格は変わるか? これも難しい問題ですが、表層的なレベルでは可能だと思います。しかし、何かしらの根源的なレベルでの性格は、変わらない気もします。それも分かりません。変わったと思えば変わったのでしょうし、そうじゃないといえばそうではない。これも実証は難しいですよね。 いずれにせよ、良い方向へと歩もうとしたときに、もともとの苦痛が苦痛でなくなったことを経験された方の意見として、参考とさせていただきます。

関連するQ&A

  • 米韓FTAについて質問です

     米韓FTAについて質問です。米韓FTAには毒素条項なるものが含まれているらしいのですが、ソースがはっきりしないので納得できないでいます。一応、日経ビジネス(http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20101213/217516/?P=3) に書かれているのですが、これも“ネットで討論された内容”を述べているのか、それとも“原文を要約したもの”が述べられているのか分かりません。  多くの場合、正しいことなら調べるとすぐにソースが出てくるはずなのですが、私がちょっと調べた限りでは毒素条項に関してはすべてこの日経ビジネスの記事が発信源になっています。この日経ビジネスの記事に書かれている毒素条項は正しいものなのでしょうか?

  • 「業務定義」の意味について。

    「日経ビジネス」の或るページ(http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20100902/216082/?rt=nocnt)の記事のタイトルと本文との関係は後のページに盛り込まれているのでしょうか? 会員登録への警戒心が邪魔をして先を読めないものですから、教えて下さい。

  • 義母に対しイライラする感情をコントロールできません

    義母に対しイライラする感情をコントロールできません 義母と同居しています。 義母は、特に私の行動を束縛したりもしないし、子どもの面倒もよく見てくれます。 でも、わたしは、義母の言動に意地悪を感じてしまい、いつもイライラしています。 あからさまに私の事に関して批判はしないのですが、ものの言い方に意地の悪さ、私に対するあてつけか、私をいびって楽しんでいるような気さえしてきます。 その物言いに私はヒステリックに反応してしまい、義母に対して怒りをコントロールすることができず、あからさまに嫌味を言ったり、激しい口調で物を言ったりしてしまいます。 以前、迷惑おばさんというのが話題になりましたが、心理的には迷惑おばさんとよく似た感じだと思います。ふとんをたたいたりこそしませんが。 わたしがヒステリックな物言いになると、今度は被害者のような顔をして私のことを怒りのコントロールの出来ないきちがいのような目で見ます。 実際は私が怒ったところで、動じない肝の据わった人なのにです。 義父と義母もあまり仲がいいほうではないのですが、義母との接点をできるだけさけ、いつも外出して無用なこぜりあいをしないようにしているのですが、私は家にいるのでどうしてもいっしょにいる時間が長くたえずイライラしています。義母が義父に対しての不満を近所の人にしゃべったりしているのを聞いているので、きっと私の事も言ってるに違いないと思うと、ますます腹が立ってきます。 義母は肝が据わっていて強情なのでとても太刀打ちできる相手ではないのですが、どうしても相手の態度に反応してしまうのです。 なんとか怒りをコントロールできるようになりたいのです。 以前、会社勤めをしていた時も、けんか腰で言いがかりをつけてきた女性にまともにぶつかって、トラブルになったことがあります。私だけが悪いわけではないと周囲もわかってくれていましたが、相手の性格の事もあり結局私が謝ることになりました。 この時も、相手がパラノイアっぽい性格のひとだとわかっていれば、あんなことにならなかっただろうと思うと、義母の場合も、義母の性格を理解することが解決になるのだとしたら、そのために私はどんな努力をすればいいのか、 アドバイスいただければありがたいです。

  • 今でも日本経済新聞はビジネスの基本なのでしょうか?

     10年前に私が会社で働きだした時、「日本経済新聞を毎朝読んでビジネス基礎知識をつける」というのは一種の常識でした。  私もそう教えられて今までそう実践してきました。  また、私はこれまで後輩や部下にもそう指導してきました。それは自分も言われたからではなく、ビジネスニュースに触れ、色々な特集を読む事によって、ビジネスの基礎知識をつけるには日経新聞を毎日読む事が本当に最適だと思っていたからです。  数年前に後輩が、日経新聞を読んでなくて変わりに日経ネットを読んでいるという話になった事があります。その時には、当時はネットでの記事の少なさや重要度が分からない点から、やはり日経だなと同僚の間では話をしていました。少なくとも私は当時はその認識でした。  ただ、今はどうでしょうか?ニュースの早さについてはネットとかなりの差が出てきましたし、特集でまとめられている記事も質の高いブログやサイトを見れば同等の知識は得られます。  ただ、ネットではどの知識を得る事が必要なのかはわかりにくいため、これをまずは読んでおけというような指導ができません。(このマスから個へという変化の時代の中で、そういうものを求めるのがおかしいのかもしれませんが)  現在そういう状況だという認識での皆さんへのご質問です。  今でも新入社員などに日経新聞を勧めておられますか? もし、日経新聞以外で大きくビジネス知識を得るために読んでおくように指導しているものがあれば、媒体は問いませんので、(媒体でなくともいいですし)教えてください。

  • なぜ休み明けに企業ニュース?

    http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS03H0V_T01C14A1MM8000/?dg=1 今日の日経新聞はこの記事がトップ記事 世は3連休明けですがなぜこのような時に、このような記事が発表されるのですか。 ・3連休中に当該企業がこの意思決定をするものなのでしょうか? ・一般的に企業(今回の新聞記事企業)は、土日祝は休み。広報担当セクションも休みのはずです。 極秘裏に進めていた事を当該企業が意図的に連休中に特定新聞社へ発表するのでしょうか。 (打ち上げ花火のように) 新聞社が独自取材を進めていて、めぼしい記事が少ない休み明けにスクープとして出したのでしょうか。 ・・・過去には、大物企業の経営統合が新聞に書かれ誤報となったことがありますが。・・・

  • 円高と企業行動

    ある日の日経新聞に載った記事の一部です。 為替の激変はマネーのグローバル化の産物だ。円高対策として輸出を円建てにしたり、輸入をドル建てにしたり、円高メリットを得ている取引先に還元してもらったりと、経営者は今こそ才覚が試される。 2009.2.10日経15面「一目均衡」より  このなかで、「円高メリットを得ている取引先に還元してもらったり」 と言う記述がありますが、具体的にはどのような行動があるでしょうか。 考えられる事例をご教示ください。

  • 自分のコントロールが苦手

    現在、不登校気味だった大学を辞めて、今は実家のパン屋を一時間位手伝っています。それ以外、ほとんど引きこもりです。 私は自分の事を管理するのがとても苦手です。 学校も決まった時間に行く事ができなくて、夕方に行ったり、昼に行ったりバラバラでした。 昼夜逆転になったことも何百回もあります。 日によって調子が変わるので、実家でのお手伝いも少ししかできません。 感情のコントロールも苦手で、特に負の感情、怖いとか寂しいとか、そういうことに支配されると収拾がつかなくなって、それ以外考えられなくなって時間が気づいたら何時間もたっています。 他に何時間もぼんやりしてしまう時があったり、急に絵を描きだしたり、草花を見て話しかけてたり、気分というのに左右されやすいです。 人に変わっていると言われました。 対人関係でも上手くいかなくて、孤立しやすいです。話の仕方が人より遅くて子供っぽいです。 何かの病気なんじゃないかと疑っているのですが、自分をコントロールできない病気を検索しても中々出てきません。 私は人と何かが違うという違和感があります。 他の人を見るとなんというか、とても時間にきっちりしてるように見えます。 決まった時間に起きて、学校に行ったり仕事をしたり決まった時間まで活動して決まった時間に眠るというのが普通の生活のようです。 私にはそれが、とっても難しいことに思えます。 これから私が自立して生きていくためには時間の管理をしなければならないのではないかと思うのです。一人っ子で結婚とかもこのような状態では難しく、独り身で老後まで生きていくにはお金をある程度稼がなくてはならない、ならば働かなくてはいけないと考えています。 働くというのは時間を管理して自分で動けないと出来ないと思うし、感情も安定してないと難しいし、今のめちゃくちゃな生活ではとてもじゃないけど出来そうにありません。 でも将来的に働いて、何とか自立したいです。 時間通りに動く練習とか、感情をコントロールする方法とか、自己管理の仕方をどうかアドバイス頂けないでしょうか。とても悩んでいます。 宜しくお願いします。

  • 日経新聞の電子版、どうして会員限定?

    先程、日経新聞の電子版を見たんですが このワンクリの記事に対して、会員限定と書かれており http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG26043_T00C13A5CC1000/ まだ登録して無いんですが どうして、この様な記事が会員限定なのか?… と言う質問です と言うのが、この様な世間一般で広めた方が良い様な記事の場合 会員限定だと、全て(?)に広めるのに時間が掛かったり 広がらなかったりだと思うんです 勿論…と言うか、恐らく 会員登録は無料でも見れるんだと思いますが それなら、例えばヤフー等の様に 一般公開して誰もが見れる方が良いと思うんですが これが会員限定の理由が分かる方、教えて下さい

  • たぶん8月3日の新聞

    日経産業かサンケイビジネスの新聞だったとおもうのですが、『世界の中心で、愛をさけぶ』の大ヒットの火付け役?の人の記事だったとおもいます。その人が今の純愛ストーリーはますます加熱しそうで、世界の中心で・・の次はこの小説が売れます・・と言う内容だったと思います。題名が書いてありましたが忘れてしまいました。新聞を探しましたがでてきません。宜しくお願い致します。

  • クメール帝国の首都発見か。

    最近の新聞記事ですが、クメール帝国の首都が見つかったそうです。 当時の日本とクメール王朝(802-1431)とは何らかの関係がありますか。 例えば、クメールの産物が日本へ来ているとか、クメールの人と中国で出会った記録があるとか。 また、新聞記事では「帝国」となっていますが、世界史では「帝国」と呼ばれているのですか。 よろしくお願いします。 日本経済新聞 カンボジアで巨大遺跡発見 クメール帝国首都か 筑波大などの国際研究チーム http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG28007_Y3A620C1000000/