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「○○が肝」という用法について

最近、「コツ」とか「肝心」といった意味で、“キモ”を使いますが、これは漢字では「肝」と書くのでしょうか? また、こういう用法は昔からあるのでしょうか? 新聞で、「信頼性が肝」という見出しをあり、ちょっと違和感を覚えたのですが。

  • lucet
  • お礼率93% (67/72)

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  • ベストアンサー
  • Parismadam
  • ベストアンサー率65% (2756/4211)
回答No.4

はじめまして。 ご質問1: <漢字では「肝」と書くのでしょうか?> はい、その漢字になります。 ご質問2: <こういう用法は昔からあるのでしょうか?> ありません。 1.現在使われているような肝=「肝心」「要点」という意味では昔は使われていません。 2.「肝」は内蔵の大切な部分、というところから、「心」「精神の宿るところ」という意味で使われています。 例: 「肝に銘じる」 「肝をつぶす」 「肝が太い」 「肝がすわる」 これらの用法では、「肝」はあくまで「心」という意味で、「コツ」「要点」という直接の意味はありません。 3.ただ、「心=体の大切な部分」という意味から転じて、「大切なこと」という意味に転用されたのだと推察されます。 ご質問3: <新聞で、「信頼性が肝」という見出しをあり、ちょっと違和感を覚えたのですが。> おっしゃる通りです。 1.本来なら「信頼性が肝心である」という文章が、見出しとして強調用法の名詞止めになり、「信頼性が肝心」となるところです。 2.それを流行りの言葉を駆使して「信頼性が肝」と時流感を持たせたのだと思いますが、ちょっとキモいですね(笑)。 昔の世代の人が見れば???と首をかしげるでしょう。口語的な使い方なら許容範囲ですが、公的な新聞という場で試験的な語法を試みるのは、やや常識外れと思われます。 3.ここはオーソドックスに 「信頼性が肝心」 「信頼性が鍵」 などとした方が素直な表現になります。 以上ご参考までに。

lucet
質問者

お礼

ありがとうございます。 「ありません」と断言していただいて、すっきりしました。 私が一文字見落としてるのではないか、「肝心」か「肝要」ではないか、と何度も見直しました。見出しは「信頼性が肝 ○○○」と続きの文字との間にスペースが入っていました。 あと一文字入るスペースがなかったのか、若い記者がつけた見出しで年配記者のチェックが漏れたのか。「鍵」とすればよかったのですね。 ずっと愛読している一般紙ですが、「この見出し、キモっ!!」と思いました(笑) 言葉は時代につれた変わりますが、「肝心=肝」は公的に使うのはまだ早いですね。

その他の回答 (4)

noname#65887
noname#65887
回答No.5

前回と同じで回答ではありません。 http://www.gameou.com/~rendaico/bunshoron_nihongoronco.htm このページ後半の西尾幹二のところの「過日、加地伸行氏という儒学の・・」以下をお暇がありましたら、お読みください。 「疾=やまい」「遊=戯れ」など漢字の意味を限定して受け取ってしまうと、漢語やそれをもとにした言い回しの多い日本語は、言葉の奥行きが十分に把握できません。 件の表現が良いってわけじゃないですが、「肝=キモ=肝臓」だけでイメージすると、漢字の意味の広がりを無自覚ながら受け継いでいることが分からなくなってしまいます。それは言葉に対する余裕のない態度に反映されることにもなりかねません。 余談ですが、明治以前の漢文の素養のある人が見たら???ということはないでしょうね。言葉遊びか、くらいに受け流すんじゃないでしょうか。いやいや、当て字なんかで言葉を弄ることはマスコミでも当たり前でしたから、戯れや軽薄とも思わないかもしれませんね。

lucet
質問者

お礼

ありがとうございます。 漢字の奥行の広さは好きです。漢字事典など読むのも好きです。 私とて「肝」は肝臓以外はダメ、とか思ってるわけではありません。 一般紙の国際会議か経済問題かなにかの記事の見出しだったので違和感を感じたのです。「○○が肝!モテ男の必須アイテム!」みたいな見出しなら、流行り言葉としてスルーしたと思いますが。

noname#65887
noname#65887
回答No.3

「肝」には「かなめ・大切なところ・急所」などの意味もあります。 中国では豚や羊を昔から食べてきたせいでしょうが、漢字や漢語には内臓に由来する言葉や言い回しが多いですよ。「肝胆相照らす」とか「断腸のおもい」とか。

lucet
質問者

お礼

ありがとうございます。 漢字、漢語は意味深いですね。

  • jo-zen
  • ベストアンサー率42% (848/1995)
回答No.2

少なくとも、辞書に採用される程には浸透してないと思います。 「肝心(肝腎とも書く)」は「肝臓と心臓」「肝臓と腎臓」ということで、人体にとって欠くことのできないものであるところから、「最も重要なこと」を意味する言葉です。「肝心要(かんじんかなめ)」という言葉があり、これが「キモ」の意味に最も近いかと思います。「肝心要」を大胆に省略して、読みも「キモ」とした一種の隠語だと思います。日陰の稼業の人たちが使い始めたものかもしれません。根拠はありませんので違うかもしれませんが。そうすると、「キモ」に「肝」の字をあてるのは違和感がありありです。新聞で、「信頼性が肝」という見出しをあったということですが、良識を疑いたくなってしまいます。

lucet
質問者

お礼

ありがとうございます。 実は全国紙の見出しです。それも割りとまじめな記事。 実は私はかなり驚き、「私の国語の知識がないのか?記者が非常識なのか?」と、質問しました。 言葉は変化していくので、使う人が増えれば辞書にものるのでしょうが。

  • ASAYOSHI
  • ベストアンサー率42% (358/834)
回答No.1

「肝」で合ってます。 「~が肝要である」という言い回しの変化したものなのでしょうね。 私が子どもの頃 (昭和40年代) には聞いたことがありませんでしたが、もちろん、子どもだから気づいていなかっただけかもしれません。 なんか、マンガ世代からの言葉にも思えますね。

lucet
質問者

お礼

ありがとうございます。 「それがキモだよね」といった言い回しはこの頃聞きますが、文字では見たのは初めてのように思います。

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