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砕石パイル工法について教えて下さい
家を建てるのに、地盤改良が必要です。 調査の結果、支持層まで鋼管杭を打つ場合、 9m程度のものが30本必要で、予算的には110万円程度。 予算的に他の方法を考えてもらったところ、 砕石パイル工法というのがあり、 そちらだと、2m程度の杭を21本打って 地表を絞め固めるとの事で、65万円の見積もりです。 調べるのに、砕石パイル工法の方が利点が多いのですが、 ただ、うちの場合、2m絞め固めたところで支持層までまだ7mあります。 工法がまったく違うのは理解しておりますが、不安があります。 そして、更にうちの場合は、土地の一方が盛り土的になっており、 そこに芝生シートが植えられているだけ。(擁壁で囲われた土地では無い) 力はいくらでも横に逃げそうな気がしますが、 ハウスメーカーさんは問題無いとの事。 保証も、最高3000万まである、と。 どのように思われますか?
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長い間住宅建築に携わっていますが、私はこのての地盤改良の方法をあまり信頼していません。(偏見かもしれませんが・・・) 地表から2mや3mを丈夫にしてもその下が軟弱であれば浮かんでいるようなものです。 宅地化が進み雨水浸透が制限されると地下水位が下がり、水分が抜けた軟弱地盤は縮み表土を支える力も低下することで、改良した地盤ごと沈下する場合があるからです。 砕石パイル工法ではありませんが、実際に、造成工事で地表から2mの強固な地盤を造り、そこに建てた住宅の不同沈下の修正工事をしたことがあります。 大規模な造成地で行ったのですが、不同沈下した住宅は少ないケースで、同じ造成地に建てた多くの建物は問題がありませんから、この地盤改良も広い目で見ると有効と判断できるのかもしれません。 しかし、何棟かは実際に不同沈下してますから(記憶では10棟/246棟程度=4%)100%確実な方法とは言えません。 ですから「砕石パイル工法でたぶん問題ないでしょう。しかし運が悪ければ少ない確率で傾くこもありえることを理解しておいた方がいいでしょう。」ということになります。 私は支持層が25m以上深い場合のように、支持杭を打つことが住宅建設費の総額に不釣合いになってしまうときに、やむを得ず表層改良や摩擦杭などを検討します。 深さ9mに支持層があるなら支持杭で施工されることを強くお勧めします。 9m30本で110万円は見積り金額としては高くなく、そんなところかなと思いますが、支払う側にとっては確かに高額でまとまった費用ですね。 なんとか安心できる支持杭で施工できるようになればいいのですが・・・。
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- com44
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NO,1です。追加事項を。 当方は山を削っているため支持基盤自体も傾いており、結果的に3m4m5mの長さの違うパイルを打ち込みました。4mがメインで35本ぐらい、あとは3m6本と5m9本です。ちなみに一階の床面積は22、3坪。業者の見積もりで98万ぐらいでしたが、実際の支払いはそれ以下でした。交渉は工務店任せ。
お礼
com44様、 追記ありがとうございます。 なるほど、山ですと支持層が傾いている場合も考えられるのですね。 私が建てようとしている所は、 一年前に田んぼを埋めて造成した土地です。 元々、この一帯の市町村は、海を埋め立てた土地と聞いております。 おそらく100年も200年も昔の話だと思いますが。 なので、地耐力が出ない場合が多いです、との事。 8m底でも、 支持できる層があるだけ、良かったと思うべきですかね・・・
- ojisan11
- ベストアンサー率15% (14/91)
皆さんの言うとおりだと思います。砕石パイル工法と言う大層な 名前ですが、早い話、筏だと思います。建物が基礎に全体的に 均等に荷重が掛かるのは不可能です。基礎ピッチが狭い、広いで 違いが出ます。バランスが崩れると・・・。当方北海道住民で 平野が多いところです。泥炭層(草が腐りきらないで堆積した地層) が多くものすごく弱い地層です。昔から筏組と言うやり方で基礎を 打っていたようですが、かなりの確率で沈んでいます。それとたいした変わらない気がします。北海道の場合凍結深度と言う物があり 地面下90Cmと言う基礎ですので綺麗な形のまま傾いています。 笑い事ではありませんが・・・。当方が昔学校で固い地盤に木造、 柔らかい地盤にRCと習いました。(古いのかな~?)だから固い地盤までパイルを入れた方がいいとおもます。保証3000万ですべて 最初に戻るとも思えませんし。ちなみに泥炭の一種がピートと言われ ウイスキーの原料を燻煙する燃料だったと思います。酒好きの戯言と 思ってください。
お礼
回答ありがとうございます。 なるほど、 非常に興味深いお話が聞けました。 いえ、面白がっている訳では無く、 本当に参考になりました。 更に一層、鋼管杭工法に気持ちが戻っていってます・・・
- com44
- ベストアンサー率14% (10/71)
家は高い買い物で、日本は地震国です。地盤に不安があるのであれば、長い目で見て、杭を打ち込むことをお勧めします。土台がきちんとしていなければ、その上の建物も言うまでもないこと。あとあと何かあったら逆に安物買いの銭失いになります。ハウスメーカーは結構大丈夫大丈夫、と言うことがあります。当然自分が住むわけじゃないですからね。 当方も山を削って造成した土地のため地盤が弱く、50本ほど打ち込みました。予定より若干費用が膨らみましたが、専門業者に工務店が掛け合い、それなりの値段で落ち着きました。安心料だとすれば、安いもんです。 110万円は言わば言い値でしょう。交渉してみるほうがよいかと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 杭50本ですか! 凄いですね! 打ち込んだ長さは、短かったのでしょうか? 調べると、杭を打った場合は、 強い地震があった場合、杭が家を突き上げる場合がある というのが、ちょっと心配でおります。 そんな訳で砕石パイルにしようかな、と思ったり・・・
お礼
文面からすると、 実際に施工しておられる業者の方でいらっしゃいますか。 大変、参考になりました。 回答ありがとうございます。 なるほど、 件数は少ないにしても、沈下が事実起きているという事なんですね。 砕石パイル工法の説明をネットで調べると、 鋼管杭のデメリットを突いた良い面ばかり書かれていて、 絞め固めた地盤のその辺の更に下が弱い場合の話には触れていませんね。 25mもの杭を打って建築された方もいらっしゃるのでしょうか? その事が驚きです! ちょっとまた、鋼管杭に気持ちがぐっと傾いて来ました。