• ベストアンサー

永代供養について

sgmの回答

  • sgm
  • ベストアンサー率60% (375/618)
回答No.4

曹洞宗の僧侶です。 最近、話題になっている「永代供養墓」というものは、お寺さんの営業上の都合から生まれたものです。いかに美しい廟墓や美辞麗句を整えたとしても、本質的には「無縁墓」となんら変わりがありません。 いろいろな理由でお墓の跡継ぎがなくなると、お墓の維持管理や年忌法要を執行することによるお寺の収入もなくなります。一方で、後継者がいなくなったお墓だけは残り、お寺にとっては「不良在庫」にもなります。 そうした在庫リスクをあらかじめ回避し、まとまった収入を上げたいというお寺の経営的な都合からできたのが「永代供養墓」という「ビジネスモデル」です。つまり「あらかじめ17回忌くらいまでの年忌法要で見込める金額をドカンと一括納入して、後はとっとと無縁仏になりなさい」ということです。 一般に誤解があるようですが、お寺での檀信徒の方の供養はもともと、そのお寺が存在する限り「永代供養」です。お寺には檀信徒の方の過去帳があり、毎日、毎月のお勤めの際に回向していますから、あらためて「永代供養」云々というのはおかしな話なのです。 一般的な「永代供養墓」のシステムでは、いったん手続きをしてしまえば、その霊位についての年忌法要は施主家でしなくても良いことになっています。 しかし、一般に「法事」といわれる年忌法要は子孫の方が功徳を積んで、それを故人のために回向するものですから、(広い意味での)子孫や有縁の方が行われることに意味があるので、それをお寺が肩代わりするというのは実はナンセンスです。 先祖祭祀は基本的にひとりの祭祀継承者によって継承されるものですが、それは祭祀継承者に祭祀に関する全ての事柄の専断を認めるものではありません。将来、お父さまが無くなられた時、その祭祀については実子であるtukimisato_aoiさんも直接の利害関係にありますから、意見を述べる事は当然許されます。 先祖祭祀は、一般的な慣習では直系の子孫が行うものですが、事情があれば傍系や血族でない親類縁者が継承してもかまいません。 将来、他に誰も祭祀を継承する方がいなくなった場合、tukimisato_aoiさんに、その意思があり、婚家の理解が得られるのであれば、tukimisato_aoiさんが祭祀を継承しても少しもおかしくありません。 お墓や仏壇そのものの維持は難しくても、tukimisato_aoiさんができる範囲でご実家のご先祖さまの祭祀を続けられることは間違いではありませんし、むしろお勧めします。

tukimisato_aoi
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 本職の方に回答をいただけて「永代供養」のシステムを詳しく知ることができました、ありがとうございます。 無縁仏と変わりませんか・・・ 悲しいことですね・・・ 仏壇はきっと無理でしょうが、お墓・祭祀はできる範囲で継承していきたいと思います。

関連するQ&A

  • 浄土真宗の永代供養について教えてください

    浄土真宗では「のど仏」を京都の西本願寺に持参すると永代供養をしてもらえると母が知人に聞いたようで、近々京都まで行こうと話をしてきました。 亡父が生前からお墓や仏壇にお参りすることを大切にしていたので、西本願寺に納めるときっと父も喜ぶだろうし、また、兄はいますが結婚する予定なく離れたところに暮らしており、家を継ぐものが将来いないこともあって思い立ったようです。 (私は嫁いでいますが、実家の供養やお墓はきちんとしていくつもりです。が、その私も将来いなくなったときのことを考えているようです) しかし、他の知人に聞いたところ、「永代供養をするという事は故人の供養(3回忌や7回忌など)を放棄することだ・この先もう供養しませんと宣言するようなことだ」と言われました。 西本願寺のホームページなど検索してみましたが、「のど仏を持参する」などということは掲載されておらず永代供養の意味も違うようでなんだか訳がわからなくなってきました。 そもそものど仏を西本願寺に納骨するとはどういうことなのでしょうか。教えてください。

  • 永代供養しなければいけないのでしょうか?

    私は一人娘ですが彼の両親の反対があり婿養子にはきてもらえず彼の姓になりました。 主人の実家は他県で、長男と次男が実家の側に住んでおり長男には息子がいます。 私の実家は私の家の近所に建てたので実家のお墓も割と近くにあるのですが 私が嫁いで姓が違うのですが墓守りしていけますか? 近くに住んでいても永代供養などするべきですか? 将来、私の主人は私の実家の墓に入れるなら入るし姓が違って入れないなら同じ寺で墓を建てようかと考えてくれているようです。 私には娘しかおらず私自身も永代供養される側になるかもしれませんが… 私は実家の墓を将来、永代供養するべきでしょうか? 墓は2つ並んであり、1つは祖父の親、1つは祖父が入っており祖母と母が守っています。(父は母の従兄弟で養子でしたが離婚しその後なくなっています)

  • 永代供養とは??

    永代供養について質問がございます。 永代に供養していただけると聞きました。 例えば年忌法要があると思いますが、一般的に五十回忌で区切りをつける所が多いと聞きました。では五十回忌を過ぎると、もう何も供養する行事などは一切しないということでしょうか?

  • 永代供養での法要

    去年、お寺から50回忌の法要のハガキが届き 戒名を見ても誰なのかまったく判らないので 叔父に聞いてみたところ、主人の祖母の娘で幼い頃に養女に出した子供らしいのですが、養女に行った先で亡くなったとの事でした。 叔父が言うには、祖母は養女に出しても我が子なので 近くのお寺に永代供養をお願いしたそうです。 祖母が亡くなってから孫である主人の所に法要のハガキが来ました。 叔父は、永代供養しているのだから50回忌の法要はしなくて良いと言い お寺にその旨を伝えたのですが 本当にそれでよかったのか判りません。 判りやすく教えていただきたいのですが・・。 お願い致します。

  • 永代供養について

    永代供養について皆さんに質問がございます。 今、父の永代供養を考えています。私達家族は現在愛知県に住んでいます。父の故郷である九州にお墓はあるのですがいろいろありそこには入りたくないということでした。 こちらにはお墓はありません。そこでこちらで葬式のときにお世話にあったお寺さんで、料金的なこともあり、永代供養にするつもりです。 永代供養について色々調べてみました。そしたら、永代供養にはお寺さんの儲け主義的な考えがあるなど批判的な考えがありました。みなさんはどう思いますか? 私は、結果として永代供養墓という形になりましたがもちろん法要などは伺って供養するつもりです。父のことは好きですし、気持ち的には普通のお墓参りの感じです。 永代供養はイメージはよくないのでしょうか?それぞれの考え方次第でしょうか?

  • 永代供養について

    よろしくお願いします。 私は33歳、長男嫁です。夫は嫁いだ姉と2人姉弟です。 義実家についてなのですが、義母(72歳)は1人っ子のため、義実家には本家の仏壇と義母の先祖の仏壇と2つあります。お墓も、離れた場所に2件あります。 義母は、本家のお墓に入ります。 この場合、義母のご先祖のお墓の永代供養は、義母が行うのが普通なのでしょうか・・・。 現在は、2件とも義両親が管理しております。 義母はかなりの浪費家のため、自分がお墓の永代供養にお金をかける気はまったくないようです。 しかし、正直なところ、私達夫婦に2件のお墓を守する余裕はありません。 私達夫婦には男子がおりますし、本家のお墓はしっかりと守りたいと思っています。 自分の欲にばかりお金を使って、肝心な大切なことには耳を貸さずに、子供達の代に残そうとする義母に嫌気がさしています。 やはり、私達の代で永代供養をするしかないのでしょうか・・・ 一応、何度か義母には「ご先祖の永代供養はしないんですか」と、聞いています。 答えは「S貴(夫の名前)は、おばあちゃんに可愛がってもらったから、S貴はおばあちゃんのお墓をみてあげるべきだ」と、言われました。 そうゆう問題か・・・!?と、正直あきれました。 わかりにくい説明ですみません。 やはり、私達で永代供養をするしかないのでしょうか。 それとも、もっと義母に強く言っても良いものでしょうか・・・

  • 名古屋の永代供養について教えてください

    昨年、父を亡くしました。 現在、父のお骨は実家の新しい仏壇にありますが、永代供養を考えています。 家族構成は、母と私と弟です。 私はアラフォー、来年結婚予定で海外永住になる予定で、弟もアラフォーで結婚していません。 母は、これから将来もし孫がいないと墓守できないので、お寺で永代供養がいいのではないかと言っており、私たち子供も賛成です。 父の先祖の墓は鹿児島にあり、父は生前より遠いので先祖の墓に入らなくて良いと言っていました。 名古屋で永代供養でおすすめはありますか? 宗派を問わないところが希望です。 今のところ、八事の興正寺や覚王山のお寺を考えています。 地下鉄で行けるので高齢になっていく母にも便利だからです。 アドバイスよろしくお願いします。

  • 永代供養について

    永代供養について質問があります。 私の家族の構成は父、母、私(長男)、妹です。私も妹も結婚していません。 先日父が亡くなったのですが、それまで私達家族には普段お付き合いしているお寺はありませんでした。またお墓も持っていませんでした。 今回父が亡くなり、葬儀の時にとてもお世話になったお寺さんで永代供養にしようかと思います。永代供養というと一般的に跡継ぎがいない方などが入るお墓というイメージがあるのですが、私達たちのようにお墓がない場合でも永代供養に入ることもありますか? 万が一、普通のお墓を購入しても私達子供が結婚しないで死んだとしたら誰も墓を面倒見る人はいなくなりますよね。その点では普通のお墓でも永代供養でも変わらないと思うのですが。 あと永代供養といっても、お寺さんにあとはまかせっきりで何もしない・・ということはなく私達家族は普段時間があればお花を供えにいったりと父を愛する気持ちはあります。

  • 永代供養について

    永代供養について 代理で質問させていただきます。 故人の供養のことで教えてください。 お墓はあり納骨してあります。 半年後に三回忌を迎えますが、主宰者が病気で自分ではできないため、永代供養を考えているのですが、 (1)お墓があり納骨してある状況で永代供養をお願いすることはできるのでしょうか? 永代供養の形態はお寺によりまちまちかもしれませんが、 (2)お墓(御骨)はそのままで永代供養をお願いすることは出来るのでしょうか? (3)永代供養墓に入るのであれば、お墓は撤去となるのでしょうか?納骨されているのは永代供養をする人だけです。 (3)撤去となる場合、すでにお寺に支払っている墓地使用料は帰ってこないものでしょうか?永代供養料の足しに出来ないかと考えています。 全くわからず困っています。 最終的にはお寺に聞く必要はありますが、その前に予備知識をもっておきたく質問させていただきました。 そのお寺はなにか聞けばお金お金で大金を要求されると聞いているので、ある程度の知識を持っておきたいと考えています。 よろしくお願いします。

  • 永代供養について

    永代供養について教えてください。 母を交通事故でくし、先日四十九日の法要を終えました。 お墓を建てて・・・・とも考えましたが、転勤が多い事もあって永代供養墓というのが良いかなと考えております。 そこで質問ですが、 お墓を建てる場合と永代供養墓にする場合との違いやそれぞれのメリット・デメリット等を教えて頂ければと思います。

専門家に質問してみよう