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床上浸水後の屋内配線の点検について

床下の配線では接続部がある場合、ボックスにおさめる必要があると思いますが、 この場合でも、完全に防水となっていないと思います。 そこで、もし床上浸水した場合、水が引いて、乾燥したら使える状態になる (ブレーカー等は作動しない)と思いますが、その後、錆びたり 劣化する事はないのでしょうか?(特に差込コネクタの場合など) このような事例をご存知の方がいれば教えて下さい。 また、床上浸水後の屋内配線の点検方法についても 教えていただければ、と思います。 よろしくお願いします。

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  • shun39
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回答No.1

床上浸水した場合に限らず、雨漏りなどで結線部が水をかぶったり水に浸った場合なども錆や腐食の原因になりますよ。 結線部で、差し込みコネクタの場合は中に入った水がなかなか乾きませんから 特に注意が必要です。 コンセントなんかの場合、腐食により、金具が折れてショートし、小火(ぼや) になった事例があります。 まず、対策ですが、床下浸水の恐れのある地域にお住まいの場合、危険があると思われる高さにある電気配線の結線部分を防水します。 具体的には、結線部をシリコンで固めるか、自己融着テープで被覆します。 束ねた電線同士の隙間が自己融着テープでは完全に防水できませんから、出来ればシリコンを使って下さい。 差込コネクタの場合は問題ありませんが、スリーブで圧着してテーピングしてある場合、完全な防水にするには、テープを剥いでキャップに代えてシリコン処理をする必要があります。 むずかしい場合、施工不良の恐れが出ますが、テープを剥がずにそのままシリコンで固めてしまう方法もあります。 床下部分の結線は少ないと思いますが、作業しにくいですから、かなり大変です。 また、コンセント部分が水没した場合は、新しいものと交換した方が良いです。 電線自体は、水に濡れても早急に劣化が生じたりはしませんので心配しないで下さい。 お宅の受電設備(ブレーカー盤)には、漏電ブレーカーはありますか? なければ電気工事店にお願いして、ぜひ設置してください。 浸水後の点検ですが、一番大切なのは目視による乾燥具合と、金具に錆が生じていないかの点検、電線の被覆に傷や劣化が生じていないかの確認です。 ご自分でやる場合、万が一のことを考えて、ブレーカーを落として、電気を止めた状態で作業してください。 配線の絶縁状況の確認は『絶縁抵抗計』と言う特殊なテスターを使用しますから、電気工事店にお願いしてください。 参考までに書きますが、『コード短絡保護ブレーカー』と呼ばれる特別なブレーカーがあるのですが、このブレーカーに交換する事をお勧めしておきます。 水没によるリーク火災や、トラッキング火災防止にも効果があり、現在のブレーカーとそのまま交換できます。 費用などは、電気工事店に相談してみてください。

tsuri-kuro
質問者

お礼

詳しく教えていただきありがとうございました。 心配だったので非常に参考になりました。 コード短絡保護ブレーカーは全く聞いたことがなかったので 調べてみたいと思います。

その他の回答 (1)

  • shun39
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回答No.2

#1です。 『コード短絡保護ブレーカー』について、ご自分で調べるのでしたら、もう少し補足しておきます。 ここでは、普段私の使用実績のある『ナショナル(松下)電工』社製品について書きますが、他社製品にも同等のものが在ると思われます。 商品分類として『コード短絡保護ブレーカー』と命名されていますが、機能分類としては、『高速、高限流遮断ブレーカ』と呼びます。 型番は『S-HB』シリーズです。 特徴として、 1、細い電線(テーブルタップ)などにおける短絡時に多く見られる低領域短絡電流の遮断機能。 2、断続的に発生する間欠的短絡電流(トラッキング発生時に多く見られます)の検出遮断機能。 上記の機能が、水没配線のリーク火災予防にも効果が期待できますし(水没配線における、対地間のリーク発生は漏電ブレーカーによる保護、ある程度乾燥した後での対線間リークに『S-HB』による保護です)、普通のご家庭での電気火災防止に大きく貢献できるものと思います。 形状は、一般型の安全ブレーカーと同型、同サイズですので、そのまま交換対応できます。 だいぶ長くなり申し訳ないのですが、もう少しだけ、今度は私の経験した河川氾濫の浸水事故について書いておきます。 数年前になりますが、集中豪雨により今まで氾濫した事がない河川が氾濫し、死者まで出す惨事になりました。 私の担当していたお客様の所でも地階部分にある『排水用汲み上げポンプ』や『給水ポンプ設備』が完全に水没。 水がひいた後は大量の泥による汚染でした。 配線は地階にあるため完全防水した結線部でしたので、水で洗い流すだけで大丈夫でしたが、モーターや制御盤の内部機器はすべて新品と交換になりました。 もちろん機械室にあるコンセントの器具内部にも泥が入っていました。 浸水した場合の『水』は綺麗な害のない水ではなくて、泥や下水の混ざった『汚水』であるため、乾燥した後に付着した科学物質によるリークの危険性があります。 このため、端子部の金属部分が水にさらされた恐れのあるコンセントなどは、思い切って新品と交換したほうが良いと思います。

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