自己随伴写像の表現行列が共役転置になる命題

このQ&Aのポイント
  • 自己随伴写像の表現行列が共役転置になる命題の証明方法について教えてください。
  • 内積空間Vの自己随伴写像の表現行列が共役転置になる条件を示してください。
  • 内積空間Vにおける自己随伴写像に関する命題の証明方法を教えてください。
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自己随伴写像の表現行列が共役転置になる命題が示せません

宜しくお願い致します。 [命題] Vをn次元内積空間,f∈L(V):={f;線形写像f:V→V},β:={x_1,x_2,…,x_n}をVの正規直交基底 とする。 内積<f(x),y>=<x,g(y)>(∀x,y∈V)の時,f=g(即ち,gはfの自己随伴写像)ならば (a_ij)=(a~_ji) ((a_ij)はfのβにおける表現行列,(a~_ji)は(a_ij)の共役転置) となる事を示せ。 という問題に難儀しています。 題意よりf(x_j)=Σ[i=1..n]a_ijx_iと書け、 内積の定義は複素線形空間Vの任意の要素x,yに対して複素数<x,y>が定まり,次の4条 件を満たす時<x,y>をxとyの内積といい,内積が定義されている空間Vを内積空間と言 う。 (i) <x,x>≧0; <x,x>=0⇔x=0 (ii) <x,y>=<y,x>~ (~はバーを表す) (iii) <x+y,z>=<x,z>+<y,z> (iv) <αx,y>=α<x,y> から先に進めません。この命題はどのようにして証明すればいいのでしょうか?

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  • arrysthmia
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回答No.1

そこまで準備してあるのならば、どこにも難儀する部分はない ように思いますが… βの元 x_ i, x_ j について < f(x_ i), x_ j > = < x_ i, f(x_ j) > の両辺を成分計算してみれば、 そのまま a_ ij = (a_ ji)~ という式になります。

HarukaIgaw
質問者

お礼

> βの元 x_ i, x_ j について > < f(x_ i), x_ j > = < x_ i, f(x_ j) > の両辺を成分計算してみれば、 > そのまま a_ ij = (a_ ji)~ という式になります。 有難うございます。 仮定より <f(x_i),x_j>=<x_i,f(x_j)>と書ける。これより <Σ[i=1..n]a_ijx_i,x_j>=<x_i,Σ[j=1..n]a_jix_j> ⇔ Σ[i=1..n]a_ij<x_i,x_j>=(Σ[j=1..n]a_ji)~<x_i,x_j> ⇔ Σ[i=1..n]a_ij<x_i,x_j>=Σ[j=1..n]a_ji~<x_i,x_j> ⇔ (Σ[i=1..n]a_ij-Σ[j=1..n]a_ji~)<x_i,x_j>=0 ⇔ (Σ[i=1..n]a_ij-Σ[j=1..n]a_ji)δ_ij=0(∵{x_1,x_2,…,x_n}は正規直交基底) 今,iとjは任意なので Σ[i=1..n]a_ij-Σ[j=1..n]a_ji=0 ⇔ Σ[i=1..n]a_ij=Σ[j=1..n]a_ji ⇔ (a_ij)(e_1 e_2 … e_n)=(a_ji~)(e_1 e_2 … e_n) (tは転置行列, e_1,e_2,…,e_nは単位ベクトル) ⇔ E_n(a_ij)=(a_ji~)E_n (E_nは単位行列) ⇔ (a_ij)=(a_ji~) でいいのですね。

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