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ビタミンC・E、コエンザイムQについて
ある本で、老化防止の方法として、ビタミンC・E、コエンザイムQの摂取が推奨されていました。 「オプティマル・ヘルス」の観点からは、 ・ビタミンC:一日1000~2000mg ・ビタミンE:一日270mg ・コエンザイムQ:一日100mg これに加えて、赤ワインなどからのポリフェノールの摂取を薦められていました。 上記の摂取量は適切なものなのでしょうか? また、これらの摂取において、外国のサプリメントを探そうと思っているのですが、皆さんお勧めのものがありましたら、具体的な製品名など教えていただけないでしょうか。 よろしくお願いします。
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共通点は抗酸化作用があるということでしょうか。 まず、ビタミンとコエンザイムQ10には決定的な違いがあります。 ビタミンは体内で合成できず、食品から摂取しなければいけないということです。 これは理解していていただきたいことです。 ビタミンCは水溶性ビタミン、ビタミンEは脂溶性のビタミンであり、それぞれ水溶性の食品(お茶など)にはビタミンCが添加され、脂溶性の食品(インスタントラーメンやバターなど)にはビタミンEが添加され、食品の劣化を抑えるために利用されています。 身体の酸化を防ぐためにもということでしょうかね。 次に摂取量についてですが、 厚生労働省策定 日本人の食事摂取基準2005年版によれば、 ビタミンCについては、水溶性ビタミンということもあり、過剰分は尿中に排泄されますので、上限量は策定されていません。 しかし、摂取量が1000mgを越えると吸収率が70~90%から50%に下がる、3~4g摂取した場合に下痢が認められる可能性があるなど、過剰摂取の問題も述べられています。 推奨量としては100mgとなっていますが、喫煙者では消費量が増えるためさらに35mg以上の摂取が必要であるとも言われています。 ビタミンEについては、 血中のα-トコフェロール濃度が12μmol/L以上を維持することで、過酸化水素による溶血を防止できるということで、これが期待できる量として目安量が策定されています。(成人男性で7~9mg/日)多く摂ってもいいとは思いますが、脂溶性のビタミンのため、上限量があります。 これは、800mg/日とされ平均的な成人男性の上限量とされています。(62.2kgの男性)他の年齢性別に関してはその体重比で算出。 この値は、「健康障害が発生しないことが知られる最大の量」ということですのでこれ以上はまずいとは言い切れませんが、現在はこのように設定されています。 コエンザイムQ10は体内で合成されるとされていますので、基本的には摂取をしなければというものではありませんが老化で合成能が低下することは確かですので摂取されてもいいかと思いますけど、副作用の報告は胃腸症状(悪心、下痢、上腹部痛)が出る場合があるが、ほとんどはないようなので、そのような症状が出るようなら減らすなどでいいのではないでしょうか。 これらはあくまで身体の中での反応に補助的な役割をするものと考えてください。土台作りが大切だと思います。
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- CHUYOSHI
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ビタミンE(d-α-トコフェロール)に関しては吸収性がよくなるように加工されたものを選んだほうがよいと思います。 原材料としては大豆油や小麦胚芽などから抽出されたものがベストです。 ビタミンCに関してはコンビニやドラッグストアにあるようなものでもいいと思います。 私のお勧めは コストパフォーマンスと吸収性等を考えるとファーマネックスのライフパックがお勧めです。 後は国内ですがメグビーの各種製品です。
- windwald
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ビタミンCについて 厚生労働省の示す、1日摂取量の上限を超えていますね。 http://www.mhlw.go.jp/houdou/2004/11/dl/h1122-2b.pdf 過剰摂取してもすぐに影響が現れるわけではありません。特にビタミンCは、過剰分は尿などに溶けて流れ出てしまいます。 ビタミンEについても、上記pdfファイルの表を参照すると、年齢によって差はありますが摂取目安の最大でも12mgですので、これを超えて摂取してもさしたる影響はなさそうです。 これらを考えると、とんでもなく大量の摂取を勧めているという、なんだかおかしな本のようです。 コエンザイムQの経口摂取による生体への影響は、鬱血性心不全への医薬品として用いられてきたほか、安全性も高いのでサプリメントとしても市販されていますが、それ以外の健康・美容面(たとえば老化防止とか)に言及した科学的根拠は存在せず、その効果には疑問が持たれます。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%93%E3%82%AD%E3%83%8E%E3%83%B3 サプリメントに頼らず、日頃の食生活を改善するのが一番だと考えます。 健康・美容に関する一般の書籍やテレビの情報は「間違いが多い」か「不都合なことは一切言わない」ことがおおく、鵜呑みにするのは危険です。 科学的根拠があるものは、「良い、悪い」がはっきりしません。非科学的なものほどこの二分法で話を進めることが多い傾向にあります。
お礼
皆さん、丁寧にご回答いただきありがとうございました。 う~ん、どうも皆さんの説明を読んでいると、この本は過剰摂取を進めているように思えてしまいますね。 ともあれ、分量と特徴をきちんと把握して摂取すれば、見えないところで効果はありそうですね。 とても参考になりました!本当にありがとうございました!