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難溶性塩の溶解度積について・・・おねがいします☆
質問なのですが、 「炭酸銀は酢酸・シュウ酸に溶け、シュウ酸銀は炭酸、酢酸に溶ける」ということの原理が今ひとつ理解できません。 おそらく平衡の概念を使って説明されるのだと思いますが、よくわからないのです。(^^;) どなたかわかる方、詳しく解説していただけるとうれしいです☆ よろしくお願いいたしますっm(_ _)m
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>「溶ける」、じゃなくて「溶けない」の間違いでした! という事は,質問は『「炭酸銀は酢酸・シュウ酸に溶け、シュウ酸銀は炭酸、酢酸に溶けない」ということの原理が今ひとつ理解できません。』ですね。 > おそらく平衡の概念を使って説明されるのだと思いますが、 > よくわからないのです。(^^;) 私も原理が解っているとは言い難いのですが,分析の専門家の方が現れるまでの繋ぎとして,「平衡の概念(?)」を使った定性的な説明をしてみます。 どれでも考え方は同じですので,炭酸銀と酢酸を例に取ります。 まず,炭酸銀を酢酸に加えた時に生じる平衡として,炭酸銀と酢酸の解離平衡があります。 炭酸銀: AgCO3 ←→ 2Ag+ + CO3(2-) (1) 酢 酸: AcOH ←→ AcO- + H+ (2) H+ が生じましたから,次の平衡も起こります。 H+ + CO3(2-) ←→ HCO3- (3) H+ + HCO3- ←→ H2CO3 (4) ここで,酢酸と炭酸の酸としての強さを比べると,酢酸の方が強い酸ですので(2)式の平衡が右へ進み H+ を増やします。この H+ の増加を打ち消す方向(右)へ(3)式及び(4)式の平衡が進み,CO3(2-) が減少します。結果,CO3(2-) の減少を打ち消す方向(右)に(1)式の平衡が進み炭酸銀は溶解します。 ここで,どの酸が強い酸かは,(2)式の様な酸解離平衡の平衡定数(酸解離定数,酸性度定数)の大きさで決ります(大きい程強い酸です)。酢酸,炭酸,シュウ酸の酸解離定数は,酢酸:1.8x10^(-5),炭酸:4.3x10^(-7),シュウ酸:5.9x10^(-2) であり,酸の強さは「シュウ酸⇒酢酸⇒炭酸」の順になります。 そのため,一番弱い酸の塩である「炭酸銀」は自分より強い酸の「酢酸,シュウ酸」に溶けますが,一番強い酸の塩になる「しゅう酸銀」は自分より弱い酸の「炭酸,酢酸」には溶けません。
その他の回答 (1)
>原理 の意味が分かりません。 炭酸銀は酢酸・シュウ酸に溶ける シュウ酸銀は炭酸、酢酸に溶けない という物性について.何を説明すれば良いのでしょうか。 ただ.銀は高価なので取り扱ったことがありません。
補足
「溶ける」、じゃなくて「溶けない」の間違いでした! 根本的に間違ってしまった・・・(恥 大変申し訳ありません(^^; そういうことなので、わかる方よろしくお願いいたします☆
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お礼
回答ありがとうございます☆ >分析の専門家の方が現れるまでの繋ぎとして rei00さんの説明もわかりやすくてためになりましたよ。 酸の強さで平衡がかたよるというところがポイントなんですね(^-^) rei00さんには以前もお世話になりました。 助かりますm(_ _)m これからも何かあればよろしくお願いしますっ