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カフカの変身について
カフカの変身を読みました。 この作品にどのような感想を持つのが良い?というのは変だと思いますが、僕としては感想がまったくわかりません。 家族の縁はもろいものだという事を伝えたかったのでしょうか? そこでみなさんに質問です。 1、グレゴールが毒虫に変身しましたが、その小説的理由を教えてください。僕なりに毒虫に変身=大怪我をして動けなくなるみたいな感じと考えています。 2、なぜグレゴールは自分の変身という不条理を受け入れ、その事に微塵の疑問すら抱かなかったのでしょうか? 3、みなさんのこの小説に対する見方、感想を教えてください。
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1.今日人間であるから明日も人間である、と信じる「日常性」の崩壊がテーマではないでしょうか? カフカの「城」では目の前にある城にどうしてもたどり着くことができません。 2.グレゴールは虫であることを受け入れたのではなく、虫になってしまった自分は人間社会に受け入れられないことを受け入れたのでは? 虫としてのポジティブな生き方はしていませんよ。かつ、カフカの小説の登場人物の名前の付け方からわかるように、彼らはすべて、カフカ自身の陰画です。 3.次に自分が「虫」になるかもしれない危うい現実のなかで、世の人々が自分だけは日常性に守られていると錯覚する「日常」にカフカは恐怖を覚えていたのではないでしょうか? ハンセン氏病患者をモチーフにした小説だ、などという解説も見たことがありますが、カフカの他の作品と比較すればナンセンスといえるでしょう。この作品も、カフカ自身の内面に向かう作品と思います。自分自身の抱く危機感と外部世界の乖離が主題と思いますが、如何?
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- kaikai2012
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1 「不条理」小説だから の一言に尽きるかと。 不条理すぎて議論の余地が大いにあると思いますが。 2 受け入れてたかな…? 3 私的に、現代的に解釈すると突然障害のある方(それも意思の疎通が困難な)とその家族の一部始終。 (あくまでも私的にです) 途中、主人公が家族の為に色々考えてた事が描写されるページはちょっと何かキツい感じがしました。
お礼
ありがとうございます。 たしかに「不条理」すぎますよね。 突然虫になるなんて。
お礼
ありがとうございます。 >>今日人間であるから明日も人間である 確かにそうですね。明日が今日と同じ保障なんてどこにもないわけですし。 >>グレゴールは虫であることを受け入れたのではなく いやグレゴールがなぜ虫になったのか、どうやったら人間に戻れるのかとか虫になってしまった自分に嫌悪し絶望するという描写があまりにも少ないので。 寂しさとか虚しさはあるのだけれども虫である自分に疑問を抱いてるようには見えません。 虫である自分と人間である自分とは読者や主人公意外にしたら天地がひっくり返るほどの事件なのにグレゴールはそこを問題にしていない。 もちろんそこが必要ないから書かれてないのだろうけど、なんだかあっさり受け入れてしまったように思えました。 >>次に自分が「虫」になるかもしれない危うい現実のなかで 確かにカフカは現実的な社会問題を訴えるタイプではないですね。 参考になりました。