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結晶粒界って?

noname#24736の回答

noname#24736
noname#24736
回答No.2

先の回答に誤字がありましたので訂正します。 結晶粒界(grain boundary)とは、結晶粒と結晶粒の境界のことです。光学顕微鏡による組織観察で網の目状に見える線が結晶粒界です。腐食によって他の部分より少し削り取られ、顕微鏡で見ることができるようになっています。それぞれの結晶粒は規則的に並んだ原子の集まりでできています。しかし、同じ規則で並びあった結晶粒が隣り合っても、空間においてその並ぶ方向は必ずしも同じであるとは限りません。この原子の並ぶ方向の異なる境界が結晶粒界となります。結晶粒界は隣合う結晶粒によって定義されるため、結晶粒の方位関係によっていろいろなものがあります。一般に結晶方位差が大きい粒界を大角粒界(high angle grain boundary)、方位差が小さい粒界を小角粒界(low angle grain boundary)と呼んでいます。 結晶と結晶の間にあるのではなく、結晶と結晶の境界です。

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