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DTPオペレーターについての質問。
就活をしている大学3年のものです。 将来DTPオペレーターになりたいと思っています。 現在通っている大学は文系でデザイン関係の大学ではなく、そこで今はパソコンスクールにも通ってイラストレーター・フォトショップ・インデザインの扱いについて学んでいます。 ですが先日親に大反対されました。「一日中パソコンに向かう仕事をすることに賛成できない」というのです。また「何年も続けられるとは限らない」と。 自分はきれいな紙面を作り上げることが面白く魅力的だと感じているのですが…。そしてそれが世の中に出たらきっと嬉しくやりがいを感じられると思うのです。 ですが親の考え方も私の考え方も、実際に仕事をしたことがないので想像の域を出ません。 そこで、DTPオペレーターを経験したことのある方にDTPオペレーターをしてつらかったこと、大変だったこと、逆にうれしかったことなど何でも良いので経験談をお聞かせいただきたく思います。 また、業界の方がいらっしゃいましたらDTPオペレーターの新卒(未経験)採用は厳しいのかについてもお答えいただければ幸いです。 駄文で申し訳ありませんがよろしくお願い致します。
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- maremare
- ベストアンサー率61% (563/913)
業界で進行管理をしている者です。 それまでは10年ほどDTPオペレーターをしておりました。 新卒採用であれば、人材育成にゆとりがある大企業なら未経験でも 就職先はあるかもしれません。多忙な現場なので、育成のゆとりがない 中小企業はほぼ無理です。結果、やはり狭き門になります。 しかし、仮に運良くDTP作業ができる部署に配属されたとしても、 DTPオペとして一人前になるのに最低でも1~2年以上かかると 思っておいてください。まず、PCスクールで学ぶことは主に ソフト操作などのテクニックの基本中の基本のみであり、 現場に出るとそんなの最初から持っていて当たり前か、 全く役に立たないのも同然でしかありません。現場で求められるのは、 心身ともにタフであること、センス、時間がないときでも臨機応変に 対応できる柔軟性と機敏さ、印刷技術の知識ですね。 私は、この仕事を希望される方にいつも問うことがあります。 「毎日深夜残業でも苦にならず、休日もデザインや印刷物の勉強に 打ち込める熱心さを持ち続ける自信がありますか?」と。 一日中モニタに向かってるから不健康、ではないんです。 仕事量があまりに多く、相当なスピード感と臨機応変さを求められるから 過酷なんです。現場には、それも苦にならないほど仕事に打ち込める タフな人間が集まっています。コストダウン競争もシビアになっているため、 若い人が多かったり、ついていけなくなる者が続出するわけですね。 エディトリアルは「きれいな」だけではダメです。 印刷物としての見やすさ、使いやすさなど機能面も計算して 作れなければ全く意味がありません。例えば人に手にとってもらいやすい パンフレットを作るという話が持ち上がったとき、判型をどうするか、 綴じたり折りたたんだりしたときにデザインが見づらくならないか、 情報をいかに整理して見やすくするか、など、印刷物の目的や コンセプトを理解する力と、それを計算どおり表現できるスキルが必要です。 こういうことは、PCスクールでは教え切れない、現場の経験で体得して いくしかないことなんですね。そのためにも印刷物の仕組みを 理解できる印刷技術の基礎知識も求められます。 やりがいはないわけじゃありませんが、キャリアを重ねるうちに 感慨が薄れていくか、仕事に追われ次の案件で頭がいっぱい、 というのが正直なところです。一文字打ち間違えただけでも損害賠償にも 発展しかねないので、印刷納品後もクレームが来ないかとピリピリして ばかりです(刷ったあとにミスが見つかることが意外と多いんですよ)。 感動している暇があったら、こなした案件で学んだことと反省点を 早くまとめて、次の案件で二度とモタモタしたりミスするな、 もっとセンスを磨け、と私は後輩に指導していました…… あこがれだけで入った結果、後悔したり体壊して辞めていく方が多いので、 あえて厳しい現実をお伝えした次第です。それでも希望されるのなら ●#1の方が言っているようなテクニカルなことは、今は気にしなくていいです。 間違った情報も多いですし。媒体や企業によって環境はまちまちですから、 入社後そこの環境に慣れる努力をすれば済みます。ちなみに新聞社系は Windows DTPが多いですが、それ以外はMac環境が圧倒的に多いです。 ●テクニカルなことより、世に出回る印刷物やエディトリアルデザインの本を かき集めて研究したほうがはるかにマシです。じゃないと就活において、 センスで美大生に負けます。印刷の基礎知識の本にも目をとおしましょう。 自分の作品集も作っておくといいでしょう。 ●DTPオペになったあとのキャリアデザインを描く必要があります。 オペは「つぶし」がきかないので、DTPデザイナーへの転身、 Webデザインの可能性、ディレクターなど、業界研究をして 自分に適性のありそうな選択肢を持つことです。
- guchiyama
- ベストアンサー率19% (61/318)
DTPとこだわるから、 ご両親が、心配なさるのではないでしょうか? 可能であるならば、大手印刷業界、広告業界に 就職されたらどうでしょうか。 もちろんDTPも一つの作業として、 セクションをもっていますし、 その他のデザインセクションも持っています。 ご両親の反対も無いと思います。
- ossan2006
- ベストアンサー率10% (313/2977)
まぁ、厳しい世界ですね。 キツいし給料安いです。それ故、出入りが激しいです(会社を転々とする人が多い)。 独立している人もいますが、固定客がいないと食っていけません。また、技術だけで食っていけるわけでもないので、その辺も注意が必要です。かなり資金がかかりますよ。アプリケーションは常に最新版を用意するのは当然として、旧バージョンもいつでも使えるようにしておく必要があります。また、日本語版だけでなく、英語版も必要になるかもしれません。そうなれば、OSやフォントも、日本語環境・英語環境を整備する必要があります。もちろん、客先の要望に応えるためです。 細かいことを言えば、フォントの混入を防ぐために、客先によって作業するPCを変えることも必要になるかもしれません。また、インデザインとフレームメーカーを同一HDDにインストールしておくと不具合が発生するケースがあるので、何台もPCを用意することにもなります。 あと、一生勉強ですから。 昔はDTPと言えばMacでしたが、今はWindowsですることが多いです。Macなんか持ってない客が多いですから、Windowsの方が都合がいいんです。なので、Macしか使えない人は、Windowsを勉強しなければなりませんでした。 DTPソフトも、つい数年前まではクォークとかページメーカーが主流でしたが、今はフレームメーカーやインデザインが主流です。使い方が違うので、習得するのに時間を要します。 「きれいな紙面を作り上げることが面白く魅力的だと感じている」ということですが、現実問題として、そういう仕事ばかりとは限りませんよ。むしろそんな仕事の方が少ないと思います。