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京都議定書
日本は”京都議定書”のホスト国なのですか? また、ホスト国とはどういった意味なのでしょうか? また、現在、京都議定書に則った6%の温室効果ガスの削減は成功しつつあるのでしょうか?それとも全然改善できていない状況なのでしょうか? ご教授下さい。
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- larme001
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京都議定書とは、詳しくは気候変動枠組条約第3回締約国会議(COP3、京都会議)において採択された議定書のことです。現時点において、唯一の具体的な削減”義務”を求めた枠組みなので注目されているといっていいでしょう。COPは毎年開かれていて、今年はインドネシアのバリ島で行われます。ホスト国であるというのは、まあその国で開催されたということが大きな意味を持ちますが、必ずしもその国が参加しなくてはいけないというわけではないです。ただ、京都議定書の時は、「何としてもここで議決させたかった、ということで日本がアメリカや途上国を参加してもらうように動いていたので、日本にとって不利な内容だといわれることもあります。 6%削減に関しては、当初の目的から7%程度ふえていまして、特に民生と運輸、オフィス等の排出増加が目立ちます。これらに対して今後どうするかは今も検討中ですが、このままでは国内だけでは達成できないという認識は政府も持っていルはずです。ただ、京都議定書には三つの補完的制度があって、現在はロシアなどの排出権が余っている国から買うことで目標を達成するということが最終的な方法になります。自国で削減できていないなんて意味がないとおもうかもしれませんが、京都議定書の達成という意味では、問題ありません。その意味では、ロシアの削減目標自体に問題があったと考えることもできるからです。むしろ、この場合今後の京都議定書の目標維持に関して日本が単純に納得していいのかが問題になってくると思います。 ちなみに不遵守の場合の主な罰則は(といっても守るかどうかは難しい議論がありますが) (1)次約束期間において1.3倍の削減義務 (2)今後遵守するための行動計画の策定 (3)排出権取引に参加できない ということが決まっています。