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中国やベトナムの「省」について
中国やベトナムは、 なぜ県や郡のような単位を「省」と呼ぶのでしょうか? (社会主義共和制の国に特有な呼称なのでしょうか?)
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ベトナムは中国の影響下にあった時代が長く、行政単位の呼称も 漢字由来で。省 = tinh 、県 = Huyen 、郡 = Quan という具合です。 日本は漢字を取り入れつつ、中国の社会システムをそのまま導入 したわけではないので、省ではなく県が最大の地方自治体となります。 同様に韓国では 道 を用いており、京畿道 や 全羅南道 などがあり ますよね。そのトップは道知事と呼ばれています。 中国は時代によって、自治体の呼称が入り乱れています。省、州、 県、道、郡、郷、鎮 などですね。州や道は現在、使われていません。 社会主義に特有という面では、中国の省には一応 省長 がいますが、 実質的なトップは省の共産党委員会書記が務めます。書記が省長も 兼務したり、副書記が省長を務めることもあり、そのへんは決まり きったルールがあるわけではないようです。 ベトナムに話を戻すと、ベトナム( 越南 )という国名自体が 漢字由来ですし、ハノイ( 河内 )やハイフォン( 海防 )もそう です。ただしサイゴンの西貢は当て字で、あれはクメール語由来 ですね。南部に行くほど中国の影響は薄れてきます。
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- kirigirios
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「省」とは、 (1)中国で唐代~元代の中央官庁。 (2)中国の最上級の行政区画。元代、中書省の出張機関として行中書省を置き、その地方を統治「行省」と略称されたのが、転じて省となり、現在に及ぶ。 (参考:広辞苑) 日本の中央官庁を文部省などと呼ぶのは、(1)に倣ったため、現代中国の四川省などの呼称は(2)ですね。
- go_go
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中国は「社会主義」この名詞誕生前は「省」を使いました。