障害を持つ人間が恋愛をあきらめて他に生きがいを見つける方法

質問

私は37歳の男です。

左手に障害を持っており（奇形）、小・中学生時代にはずいぶんいじめられました。女の子からも気持ち悪いと言われたことも何度も…。大学入学時から「このままでは自分なんか生きていても何の価値もない」と思い、勉強と自己鍛錬（トレーニング）に必死に取り組みました。おかげでひ弱だった身体も強くなり、勉強もTOEICテストで930点を取れるまでになりました。

恋愛なんて一生縁がないと思っていましたが、20代の後半から何人かの女性から告白されました。ところが実際にデートしても、左手を必死で隠し、一緒に歩いていても常に自分が左にまわるなど、いつも精神的にクタクタで、自分から連絡するのも苦しくなり、消滅…。このようなパターンを繰り返してきました。その中に最初に出会ったときに「この人と結婚するのかな…」と感じた女性がいました。初めて自分の障害を正直に説明したのですが、しばらくして自分が惨めになって、その後自分から去りました。

できれば人並みに恋愛や結婚もしたかったのですが、自分にはもう無理だなと悟りました。

老後は一人で過ごし、一人で死んでいくと考えると毎日むなしくて落ち込みます。そこで恋愛以外に人生の意義を見つけたいのですが、どのような生き方がありますか？

参考にしたいです。ぜひよろしくお願いします。

回答No.11

missb

30代女性です。「奇形」とは、どれくらいの奇形なんですか？日常生活に不自由しますか？不自由しなかったら「障害」じゃないですよ。

かくいう私も両手が奇形です。具体的には、左右10本の指のうち、6本が短くて、更に変な形です。ついでに足も左右の足の形が違います。小さい頃は手術を繰り返したり、近所のガキ（と言っても、当時は年上の男の子）に「宇宙人だ～」と言われたりして、それなりに傷ついてきました。小学生の頃は常に手を隠していました。電車の中でも「周りに気づかれないといいな」と思いながら手をカバンで隠して乗っていました。

でも、手先は器用な方なんです（笑）。小学生の時もペン習字ではいつも賞を取るくらいでしたし、ピアノも弾けました（ただ、リコーダーは指が届きませんでした）。だから、自分のことを「障害者」だと思ったことは一度もありません。

それでも、人の目は気になっていました。でも、ある日、ふと気づいたんです。私だって、見かけが普通と明らかに異なる人のことは凝視してしまいます。それが変な髪形であれ、体つきであれ。失礼かもしれませんが、当たり前のことなんですよね。普通と違うのだから、そりぁ見ちゃいますよ。そう思ったら、他人が私のことを凝視してしまうのは当たり前。別に気にしなきゃいいんですよ。私だって人のこと見ちゃいますから。お互いさまです。

それにそういうのは「慣れ」ですから、新しい友達だって数分も一緒にいればすぐに慣れて気にしなくなりますよね。

一番厄介なのは、周囲の人が「気を使って」私の手のことは絶対に話題にしないように必死に頑張ってくれちゃうことです。見て見ぬ振りをしてくれる人が多くて。でも、それはそれで彼らの気持ちも十分に分かるので、私も敢えて話題にはしませんが、自然な流れで聞いてくれる人には話します。

そんな「障害だ」なんて重く考えなくてもいいんじゃないですか？誰にでも「普通と違うところ」がありますよね。それがたまたま「手」だっただけですよ。で、手は完全には隠すことができませんから、ある意味、開き直れて楽ですよ。完全に隠せる場所に悩みを抱えている人は、もっと大変だと思いますよ。

だから、まずは隠そうとしないようにしてみたらどうでしょう？自分の一部として大切にしてあげてください。私は普通の人から見たら「変な手」の持ち主ですが、この手は色々と器用に働いてくれるのでかなり重宝していますよ。愛おしいです。それに誰でも私のことを覚えてくれるので便利ですよ。

あなたの問題は手ではないです。「自分が惨め」だと思うことが問題ですよ。別に綺麗な手を持っていたって、自分を惨めに思う人は大勢いると思います。私は、自分を惨めに思うなんて自分に対して失礼だし、生き方としてずるいと思いますね。

他の人には経験できないことを経験してきたんだから、それを活かさないのはもったいないですよ。

ちなみに私は男性からも好かれますよ。体つきだって別にセクシーではありませんが、熱い恋愛をしてきました。手なんて関係ないですよ～。今は結婚しています。恋愛・結婚がすべてだとは思いませんが、心惹かれる異性と一緒に過ごす時間は素敵ですよね。それはそれで大切にして、あとは、私たちは（勝手に同志にしてしまってすみません）貴重な経験の持ち主なんですから（いじめられた経験も含めて）、それを肥やしにして楽しく生きていけばいいんじゃないですか。私は精神的に強い方ですか、たぶんこの手のお陰だと思っています。

「自分では無理だと悟った」って、一体どんな「悟り」なんですか！どうやってそんな悟りを開いたのか私が知りたいくらいです。私は何でもできると思っているので（笑）。

私は、健常者の立場も分かるし、障害者の立場も分かる、中間的な立場なので、自分でとても貴重な存在だと思っています。ここで「あなたは偉い」みたいなことを言うのは健常者の人でしょ。あなたは偉くもなんともないですよ。ただユニークな手を持っている。それだけです。惨めでもないし、恋愛ができないこともありませんよ！心惹かれる人がいれば素直に気持ちを伝えればいいじゃないですか～。

お礼

ありがとうございます。

身体は鍛えられます、知識も身につけられます。でもあなたのような心がもてないんですよ。

そのあなたにとってはなんでもない「心」が。