• ベストアンサー

約数の和を求める方法

高校数学の内容の、 約数の和を求める方法について質問です。 自然数Pの約数の和には以下のように求められるかと思います。 「Pの約数の和Nは、Pの素因数のそれぞれを階乗ごとに合計し、 和同士を掛け合わせればいい。」 N = (1+q+q2+q3+....+qa)(1+r+r2+r3+....+rb)(1+s+s2+s3+.....+sc) となると思います。 「q2」のように数と文字がくっついてるものの数字の部分は指数です。 で、 なぜこの形で和の合計が求められるのかが、 いまいち理解できないんです。 上記のカッコでくくられた中の数字が、素因数それぞれの階乗の和で、それを全部足すとNを割り切る階乗の形になる数の合計であることは理解できます。 しかし、なぜ掛け合わせると、全部の数の合計になるのか? ちょっと質問がわかりにくいかもしれませんが、 気になってしまっています。 よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • zk43
  • ベストアンサー率53% (253/470)
回答No.4

Pの約数はq^i×r^j×s^k(0≦i≦a、0≦j≦b、0≦k≦c)の形の数全体 である。 (1+q+q2+q3+....+qa)(1+r+r2+r3+....+rb)(1+s+s2+s3+.....+sc) を展開すると、q^i×r^j×s^kの形の数が漏れなく、しかも重複なしに 現れる。 つまり、 (1+q+q2+q3+....+qa)からq^i (1+r+r2+r3+....+rb)からr^j (1+s+s2+s3+.....+sc)からs^k を選んでかけ合わせたもの全体の和は、Pの約数全体の和になる。 というか逆に、j,kを固定してi=0,1,2,…,aとしてq^i×r^j×s^kの和を とると、 (1+q+q2+q3+....+qa)×r^j×s^k 次に、kを固定してj=0,1,2,…,bとして和をとると、 (1+q+q2+q3+....+qa)(1+r+r2+r3+....+rb)×s^k 最後にk=0,1,2,…,cとして和をとると、 (1+q+q2+q3+....+qa)(1+r+r2+r3+....+rb)(1+s+s2+s3+.....+sc) となる。 各括弧の中は等比数列なので、もう少しきれいな式にはなります。

ozawachev
質問者

お礼

理解できました! >というか逆に、j,kを固定してi=0,1,2,…,aとしてq^i×r^j×s^kの和を >とると、 >(1+q+q2+q3+....+qa)×r^j×s^k >次に、kを固定してj=0,1,2,…,bとして和をとると、 >(1+q+q2+q3+....+qa)(1+r+r2+r3+....+rb)×s^k >最後にk=0,1,2,…,cとして和をとると、 >(1+q+q2+q3+....+qa)(1+r+r2+r3+....+rb)(1+s+s2+s3+.....+sc) >となる。 この説明で納得いきました。 本当にありがとうございます! すっきりしました!

その他の回答 (3)

  • tarame
  • ベストアンサー率33% (67/198)
回答No.3

具体的な例で考えてみましょう。N=60の場合 素因数分解すると(2^2)(3^1)(5^1)となりますから 60の約数は、2,3,5 を使って (2^x)(3^y)(5^z) と表されます   たとえば、(2^1)(3^1)(5^0)=2×3×1=6 さて、(2^0+2^1+2^2)(3^0+3^1)(5^0+5^1)を展開すると (1+2+4)(1+3)(1+5) =(1+2+4+3+6+12)(1+5) =1+2+4+3+6+12+5+10+20+15+30+60 となり (素因数の累乗の和)の積にすることで ダブルことなく、すべての約数の和として求めることができるのです。

ozawachev
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 ただ、N = (1+q+q2+q3+....+qa)(1+r+r2+r3+....+rb)(1+s+s2+s3+.....+sc) こういう一般化した形の展開でややこしくなっていました。 理解できてから読むと非常にわかりやすかったです。 ありがとうございました。

  • tonsaku
  • ベストアンサー率35% (21/59)
回答No.2

>上記のカッコでくくられた中の数字が、素因数それぞれの階乗の和で、それを全部足すとNを割り切る階乗の形になる数の合計であることは理解できます。 「累乗」ではないでしょうか? P=(q^a)(r^b)(s^c)となっていますね。 当然、q^0,q^1,・・・,q^aはPの約数です。r,sの累乗に関しても同じです。 しかし、その他の約数(例えばqrとか)もありますよね。 そこで、Pの約数pを一般的に書くと     p=(q^x)(r^y)(s^z)          ただし、x,y,zは、           0≦x≦a           0≦y≦b           0≦z≦c を満たす、独立した任意の数です。 つまり、その総和というのは、上の(x,y,z)にすべてのパターンを入れたものの和です。 ここで、N=(q^0+q^1+・・・+q^a)(r^0+・・・+r^b)(s^0+・・・+s^c) の式を見てください。これを展開する時に出てくる項はすべて、3つの括弧それぞれから一つずつ項を選んでかけたものです。 ということは、展開した式の項はすべてPの約数になり、さらにすべてのパターンが出てくることが分かると思います。 展開した式は項どうしの和なので、Nは約数の総和になります。

ozawachev
質問者

お礼

>ここで、N=(q^0+q^1+・・・+q^a)(r^0+・・・+r^b)(s^0+・・・+s^c) の式を見てください。これを展開する時に出てくる項はすべて、3つの括弧それぞれから一つずつ項を選んでかけたものです。 ここで頭がこんがらがってました。 普通に、(x+y)(x-y)=0みたいな式だと、 これですべての数の積が求められることはわかっているのに、 なぜこの説明で理解できなかったのか。。。。 すばらしい解説でした。 ありがとうございました。

  • hossyou
  • ベストアンサー率48% (83/171)
回答No.1

「上記のカッコでくくられた中の数字が、素因数それぞれの階乗の和で、それを全部足すとNを割り切る階乗の形になる数の合計であることは理解できます。」 なら、説明は簡単ですね。 Nの任意の約数は、qとrとsの積で表されます。 qを0~aまで任意の数 rを0~bまで任意の数 sを0~cまで任意の数 掛け合わせると、Nの約数になる。(*) Nの約数の総和 = (1+q+q2+q3+....+qa)(1+r+r2+r3+....+rb)(1+s+s2+s3+.....+sc) を展開すれば、(*)の総和になっていることが分かる。

ozawachev
質問者

お礼

またまた理解してから見ると よくわかります。 ありがとうございました。

関連するQ&A

  • 約数の個数

    私が今使っている参考書の数Aのテーマの一つで「約数の個数」というものがあり、解説として  自然数Nの素因数分解が   N=p^a*q^b*r^c(←pのa乗×qのb乗×rのc乗) であれば、Nの正の約数の個数は    (a+1)(b+1)(c+1)個である この公式の補足説明の中に、  ここでは、正の約数の個数だから上の数となったが、「Nの約数となる整数」というときには、負の約数も考える必要があるから、さらに上の数の2倍で、2(a+1)(b+1)(c+1)である という解説がでていました。  負の約数 という概念がわかりません。どういうもなのでしょうか。よろしくお願いします。 なお、この参考書は、受験用の公式集です。

  • 最大約数

    与えられた自然数N=(p^l)*(q^m) □で、l,mは0以上の整数について (1)Nの正の約数の個数 (2)Nの正の約数の総和 (1)上記の問題の(1)のNの正の約数の個数が(l+m+1)(l+1)(m+1)となるように□に適する条件を書く問題で 回答はp,Qの最大公約数をrとするとp/r,q/r,rは異なる素数らしいのですがどうしてrを割るのですか? (2)(1)の条件のもとで、(2)を解くと p/r=a,q/r=bとおくと N={(ar)^l}*{br}^m =(a^l)*(b^m)*r^(l+m) Nの正の約数の総和は S=((a^0)+(a^1)+…(a^l)) ((b^0)+(b^1)+…(a^m)) ((r^0)+(r^l)+…(r^(l+m))) から {1-a^(l+1)}/1-a * {1-b^(m+1)}/1-b *{1-r^(l+m+1)}/1-r になりますが 等比数列の和を利用して{1-a^(l+1)}/1-a になるそうですが(l+1)がどのようにして現れたのか分かりません。

  • 約数

    与えられた自然数N=(p^l)*(q^m) □で、l,mは0以上の整数について (1)Nの正の約数の個数 (2)Nの正の約数の総和 (1)上記の問題の(1)のNの正の約数の個数が(l+m+1)(l+1)(m+1)となるように□に適する条件を書く問題で 回答はp,Qの最大公約数をrとするとp/r,q/r,rは異なる素数らしいのですがどうしてrを割るのですか? 例えば2つの整数aとbの最大公約数をGとくと、a=a'G,b=b'Gとおける a'とb'は素とするとこうな考えをするのでしょうか? (2)(1)の条件のもとで、(2)を解くと p/r=a,q/r=bとおくと N={(ar)^l}*{br}^m =(a^l)*(b^m)*r^(l+m) Nの正の約数の総和は S=((a^0)+(a^1)+…(a^l)) ((b^0)+(b^1)+…(a^m)) ((r^0)+(r^l)+…(r^(l+m))) から {1-a^(l+1)}/1-a * {1-b^(m+1)}/1-b *{1-r^(l+m+1)}/1-r になることわ分かりません。

  • 約数の総和

    正の整数AがPのk乗qのl乗rのm乗と素因数分解されるとき、Aの正の約数の総和は (1+P+・・・+Pのk乗)(1+q+・・・qのl乗)(1+r+・・・+rのm乗) と表されるのはなぜですか? 総和なので ()+()+()ではないかと思いました。

  • 約数の問題

    正の約数の個数がpqr個(p,q,rは異なる素数で、p<q<r) である最小の正の整数を求めよ。 どなたか分かる方教えて下さい。何卒よろしくお願いいたします。

  • 約数の個数

    12個の異なる約数(1と自分自身を含む)をもつ最も小さい整数は、選択肢のどの範囲内にあるか。 45<=X<55,55<=X<65,65<=X<75,75<=X<85,85<=X<90 求めるものをnとする。 素因数因数分解してn=2^a*3^bとなる場合を考える。 (a,b)=(5,1)のとき n=96 (a,b)=(3,2)のとき n=72 これより75<=X<85の範囲にある 以上が私の考えです。nは素数だと12個の異なる約数ができないし 2または3だけの要素からなるnは選択肢の範囲を超えてしまいます。 そこでn=2^a*3^bという形で表されると考えて解きました。 自信はないので間違っていると思われます。 分かる方宜しくお願いします!

  • 集合・場合の数

    ニュースタンダード48 1800の正の約数(1を含む)は、全部で(ア)個ある。 また、それらの約数の総和は(イ)である。 解答 (ア)36 (イ)6045 p,q,rを素数とおいて、素因数分解をするときで考えればいいのですか? 途中式を含めて解説をお願いします><

  • 数学Iの知識を使う問題のようです

    塾で出た問題です。 始めて見る問題で、新高一の自分には難しすぎます・・・ この問題の類題のテストを近いうちに実施するようなので、できれば早いお答えをお願いします。 (問題) 完全数Nと素数p,qがある(但しp≠qである) 尚、完全数Nとは、Nを除くNの約数の和がNと等しい数の事である ex)6の6を除く約数の和は1+2+3=6 よって、6は完全数と言える (1)N=pqの形をとれるNを全て求めろ (2)N=p^qの形をとれるNを全て求めろ(p^はpの二乗です) 僕は、「N=pqなら1+p+q=pqなので、pq-p-q-1=0の形にして因数分解しよう。」と考えたのですが、p(q-1)-(q+1)=0の形にしかならず、そこで手づまってしまいました。 (2)も同様に行き詰りました。 やはり、因数分解はしないのでしょうか・・・? 因みに、完全数の知識があれば数学Iまでで習う知識で解けるようです。 答えだけでなく、考え方、途中式等もお願いします。

  • 離散数学の問題

    離散数学の問題 (書き方がよく分からないので、ちっちゃくしたに書く文字の前には _ をつけておきました) 自然数nは n=p_1^e_1*p_2^e_2*...p_r^e_r (p_1<...<p_r,e_1,...,e_r≧0) という形に素因数分解できるとする。 次の問いに答えよ。 nの全ての異なる正の約数の和をσ(n)とする。 例えばσ(8)=1+2+4+8=15です。 このときσ(n)=p_1^e_1+1 -1/p_1-1 *p_2^e_2+1 -1/p_2-1*...p_r^e_r+1 -1/p_r-1 となることを示せ。 上の式で1文字ぶん空けてあるところが所々ありますが、これは指数部分の終わりを示しています。 証明をどのように進めていけばよいかわかりません。 分かる方、助けてください。

  • 離散数学の問題

    離散数学の問題 (書き方がよく分からないので、ちっちゃくしたに書く文字の前には _ をつけておきました) 自然数nは n=p_1^e_1*p_2^e_2*...p_r^e_r (p_1<...<p_r,e_1,...,e_r≧0) という形に素因数分解できるとする。 次の問いに答えよ。 nの全ての異なる正の約数の和をσ(n)とする。 例えばσ(8)=1+2+4+8=15です。 このときσ(n)=(p_1^e_1+1 -1)/(p_1-1) *(p_2^e_2+1 -1)/(p_2-1)*・・・(p_r^e_r+1 -1)/(p_r-1) となることを示せ。 上の式で1文字ぶん空けてあるところが所々ありますが、これは指数部分の終わりを示しています。 証明をどのように進めていけばよいかわかりません。 分かる方、助けてください。