• ベストアンサー

護良親王と南御方の関係

護良親王が二階堂ヶ谷の土牢に閉じ込められたときに、 南御方という女性が世話役で連れ添ったと太平記に書かれていました。 なぜ南御方がその役目を務めることになったのでしょうか? 二人はもともと夫婦のような関係だったのでしょうか? 護良親王が亡くなったあと、南御方が子供を生んだ、 みたいな話をWEBで見たことがあるので、 単なる世話役とも思えないのですが・・。 また、護良親王のことがもっと知りたいのですが、 太平記以外に、護良親王のエピソードが出てくる話が あれば教えてください。 現代小説でも古典文献でもよいので。 よろしくお願いします。

  • 歴史
  • 回答数2
  • ありがとう数5

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • suicyo
  • ベストアンサー率43% (83/193)
回答No.2

ANo.1 です。 鎌倉の妙法寺というお寺には、南御方と子の日叡上人の墓所と称するものがあるようですね‥ 真偽のほどは??ですが‥ http://www.geocities.jp/ktmchi/2006/0111_05.html 護良親王は若くして比叡山に入室し、のち還俗して倒幕運動で南近畿を転戦。倒幕後も上洛せず、 一家を構えたと思われるのは、鎌倉に送られる直前の僅か1年ほどの京都在住期間だけだと 思われます。この時、急きょ設立された護良親王家の要員は、後醍醐天皇をとりまく宮廷官人 の中から人選されたに違いありません。 一方、南御方がもとは後醍醐天皇のお妾さん?で、後に護良親王の奥方?お妾さん?となった とすると、南御方が後醍醐天皇の古女房であったとは年齢的に考え難く、恐らく若くして入内し 後醍醐天皇の典侍となったものの、すぐに元弘の乱が起こり寵愛を受ける暇もなく天皇と生き別れ、 新政後の護良親王家の設立に際しても女官長とかの箔を付けて下げ渡されるという悲運に見舞われた ものの、幸いにも護良親王の寵愛を受け、鎌倉にも付いていって親王の最後を看取ったのではないか‥ というのが私の80%推測です。 ちなみに、残りの20%は、元弘の乱によって京都から脱出した後醍醐天皇の女房たちの一部が 南近畿の反幕勢力を疎開先とし、護良親王がその中にいた南御方に手を付けた‥という憶測です。 いづれにしても「於護良親王家南御方」とある以上、護良親王が京都に一家を構えていた時点で 既に妻のような立場にあった訳で、土牢で初対面というのにはかなり無理があると思いますよ。 ただ、護良親王の来歴を考えると、南御方とのなれそめは確かに興味深いですね。超忙しい割には やることちゃんとやってるじゃん!見習わなくては‥

yamyamyam
質問者

お礼

度々ありがとうございます。 リアリティのある推察で、興味深く読ませていただきました。 建武の新政の一年ぐらいの間には出会っていた可能性が高いんですね。 (土牢で初対面は無理がありました・・) 悲運に弄ばれつつ二人が出会って、死に別れてしまう顛末は、 非常にドラマチックだなあと思います。 しかも後々生まれた子供がまた偉いお坊さんになったりとか。 南御方は、奥さんとしても母親としても、肝が据わってるというか、 しっかりした女性だったんだろうなーと想像してしまいます。 典侍だったということは、カワイイだけじゃなくて、 仕事もテキパキこなせるタイプの人だったと思いますし、 護良親王みたいに血気盛んで突っ走るタイプの男性と 連れ添う度量もあったりとかして・・などと妄想が膨らみます。 >超忙しい割には >やることちゃんとやってるじゃん!見習わなくては‥ 同意・・。

その他の回答 (1)

  • suicyo
  • ベストアンサー率43% (83/193)
回答No.1

尊卑分脉によりますと、持明院保藤という中級公家の娘に「後醍醐院新按察典侍於護良親王家南御方」 という女子がおります。 「後醍醐院新按察典侍」とあることから、この女性はもともと後醍醐天皇に仕えた高級女官?と言うか お妾さん?で、のちに護良親王に譲り渡され、護良親王家では南御方と呼ばれたということのようなので、 護良親王のれっきとした奥方?お妾さん?なんでしょうね。

yamyamyam
質問者

お礼

ありがとうございます。 護良親王と南御方はやはり夫婦的な関係だったんですね。 もし正式な奥さんじゃなくてお妾さんだったとしても、 一緒に土牢の中で暮らすぐらいだから、愛情があったんだろうなと思いました。 しかし護良親王は幼い頃に比叡山に上ってしまったし、 還俗してからは戦いと流浪の日々だったし、 南御方と初めて会ったのは、もしかして土牢で初対面だったのかな などと思ってしまうのですが、どうなんでしょうか。 土牢で初対面して、一緒に暮らす内に愛情が芽生えたとか・・。

関連するQ&A

  • とりかへばや物語。

    お世話になります。 先日、古典の授業にて「とりかへばや物語」の話がちょこっと出まして本当に簡単なあらすじだけ聞いたのですが、設定は現代に通じるものがあると思い興味が湧きました。 自ら調べてもいいのですが、せっかくなので読んだ方にお勧めして頂こうと思いこちらに投稿致しました。 条件としては「原作に最も忠実」で「現代仮名遣いに直されている」くらいで結構です。また設定だけ則って内容は全然違うものに関しては(そういう小説があれば)補足程度に書いて頂ければ有難いです。(ラノベなども可、もちろん回答者様がおもしろいと思った作品に限ります。) 情報の方お待ちしております。

  • 天皇制と中国の関係

    以前からずっと気になっているのですが、日本の国家体制の根幹である天皇制に大きく関係している元号や、皇室・皇族方のお名前を、あえて中国の古典から引用するのはなぜでしょうか? 中国から大きな影響を受けていた古代からの伝統かもしれませんが、なぜ現代においても外国の文献から元号などを決めているのか理解できません。 また、天皇制についてはいろいろうるさい右翼も、これに異を唱えたという話も聞いたことがありません。 なんかいまだに中国の属国のような感じがしてあまり好ましく思えないのですが、なぜこのようなことになっているのか、ご存知の方教えてください。

  • 村上天皇と梅について

    平安時代、村上天皇の時に都で悪疫が広まり、天皇ご自身もその病に。 その時、梅干しとこぶ茶でたちまち回復。という話をたまに聞くのですが、このエピソードが実際に記載されている昔の文献をご存知の方はいらっしゃいませんか? もしご存知でしたら文献の名称と文献のどのあたりの記述されているかを教えていただきたいのですが。古典に詳しい皆様、宜しくお願い致します。

  • ハガレンファンご注目!!!日本人僧侶が人体練成!!!

    高校の古典の問題集に、 恐ろしいエピソードの話がありました。 詳細は覚えてませんが… 西行が書いた書物に、 人骨から生きた人間を作ったというエピソードがありました!!! マジッすか!? ハガレン世界でも出来ないことを、西行がやってのけた!? 詳しく知っている方、現代語訳で教えてください! 現在でさえクローン人間とか万能細胞とか研究されてるのに、 平安時代の人間の力って!? まあ、千年前のことなんてほとんど作り話でしょうが…。

  • この女優さんの名前を教えて下さい

    お世話になっております。【ミナミの帝王】のなかで、第何話か忘れましたが、西山浩司さんと夫婦役で出ていたこの女優さんの名前を教えて下さい。確か、葬儀屋の奥さんの役でした。お願いします。

  • 皆さんだったらどんな本をすすめますか?

    有名人や芸能人の芽が出る前・・・不遇の時代の話でたまに聞くのですが、 「仕事がもらえなかったり、仕事を待っている時間、ものすごい数のいろんな本を読んだ。直接的には役にたっていないけど、ただ腐らず本を読んでいたことは、少なからずためになった。ウンタラカンタラ・・」 というような話をたまに聞きます。 本を読んだことが役に立ったかどうかは、本人が実感していたり、他人から言われたり、霊能者に霊視されて褒められていたり・・とさまざまですが。 みなさんの知り合いに、このような芽が出るはずなのに(?)不遇な時代を過ごしている人がいたら、一体どんな本を進めますか? ジャンルはあまり問いません。 心が洗われるような詩集や癒される写真集、息抜きのファンタジー・推理小説・官能小説・・・人生を見つめなおすような素晴らしい小説、人生の指針になるような自伝・・・なんでも構いません。 ただ、古典と自己啓発本は例外という扱いでお願いします。 自己啓発本は直接的で追い詰めそうな気がしますし、ありきたりな説教は人生をかけて夢を追っている人には個人的に×です。(すみません) 古典は私自身が好きなので、何かあれば紹介してほしいのですが、古典ばかりになってもいけません。適度に紹介してください。 この人はものすごい量の本を読む予定なので、思いつくかぎり教えてください。

  • 8ページ前後短編で冬の季節限定おすすめは

    短編で8ページ前後。 翻訳、日本の作家、どちらでもよく ジャンルも優れた作品なら、古典、現代なんでもいいですが 冬という季節限定のお話を探しております。 短い小説というだけならいくらでもあるのですが 冬でステキなお話となると、なかなか見つかりません。 小説の中に「冬」という言葉がでていなくても 正月前とか、師走とか、木枯らし等、 何かで確実に冬の季節を表していればいいです。 よろしくお願い致します。 童話の「かさじぞう」江國香織さんの「冷たい夜に」は、ありますのでそれ以外。

  • 狐と人間の恋愛話(もしくは子孫)を探しています

    狐♀と人間♂の恋愛といえば信太妻が有名ですが、そういったテーマの現代の作品を探しています。 アニメ漫画小説問わずに心当たりのある方は是非教えてください。 直接狐♀と人間♂の恋愛がなくても子孫の話から先祖のエピソードがあればそちらの方も教えていただけると助かります。(例:しゃばけ)

  • 大手企業の経営者の生い立ち、生活

    件名のとおり、 大手企業の経営者(社長)の生い立ち、生活 について調べています。(小説に書くため) ネットにいくらでもあるだろうと思っていたのですが、 全く無いわけではないけど…という感じ。 エピソードやその人がしたという話やその逸話、 噂などはたくさんあるのですが、 それだけでは生き生きとした生活の描写は、 私にはできません。 私は庶民だからです。しかもあまりお金持ちで無いです。 その人の毎日の息遣いが分るような、 生い立ちと生活についての資料、文献などありましたら是非教えていただきたいです。 よろしくお願いします。

  • 名作の”要素”を、現代小説に活かすことについて(グリム童話と村上春樹)

    いつもお世話になっております。 ふと疑問に思ったことがあり、雑談程度に、お付き合いいただけたらと思います(^^) 私は、そこまでの読書家ではありませんが、本を読むのは好きです。 古典、現代小説、日本文学、海外文学、ミステリー、少女小説、純文学…と気になったものを気ままに読んでいる感じです。 疑問に思ったこと、というのは… 『アンナ・カレーニナ』(トルストイ)を読んでいて、その中の貴族の何気ない歓談の場面で、 「グリム童話で”影を失った男”の話があるけれど~」というセリフがありました。 ”影を失った男”と聞いて思い浮かんだのが、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(村上春樹)です。 『世界の終り~』は私のとても好きな小説です(私はコアな春樹ニストではないですが、初期作品、特にこの作品はとても好きです。)。 特に、”影を失う”という発想に驚き、魅力を感じ、村上春樹の独自の発想を感じていました。 村上春樹がグリム童話の中からこの発想を得たとは思いませんが、トルストイが作中に挙げているセリフであれば、有名な発想だったのかな…とも思って。。 →そこで質問ですが、 有名な名作の”要素”を現代小説の小説家が、土台とした作品のことは明記せずに、自分の発想として作品を書いているものはありますか? (村上春樹がそうであるというわけではなくて) それか、そういう風に感じた作品はありますか? (人間の原罪とか、三角関係とか、不倫とかそういうよく見かけるものではなくて) 抽象的な質問ですみません。 読書好きの方、気ままにお答えいただければうれしいです(^^)