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ドアの形状

京浜東北線と山手線をよく利用します。 これらの路線に乗るときよく思うのですが、ドアの形状について、 ドアがまっすぐな車両と、ちょうどひざあたりから少し外側に曲がっている車両の2種類あります。 個人的には、後者の車両は、ラッシュで満員のときドアにもたれにくくて嫌いです(笑)。 どうして後者は下の部分が少し外側に曲がっているのでしょうか?何か合理的な理由があるのでしょうか?(例えば、かばんが邪魔にならないように、など)

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  • FEX2053
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回答No.1

ドアが曲がってる車両は、曲がってる部分より上の車体の幅が広いんです。 具体的には、まっすぐの車両は2.8m、曲がってる車両は2.9mあります。 ドアが曲がってる理由は、ホームと線路の間隔が一定のために、下半分 を曲げないとホームに車体が激突するからです。 車体幅の10cmの差は、ラッシュ時には結構利きますので、これからは ドアが曲がってる電車が残念ながら増えて行くはずです。 なお、地下鉄など「ホーム以外にも邪魔者がある」路線などでは、 ドアが曲がってない電車しか入れない場合もあります。

gootaroh
質問者

お礼

早速のご回答ありがとうございました。なるほど、車体の幅が広いんですか。つまり、それだけたくさんの人が乗れるということなのでしょうか?まあホームに車体が触れてしてしまうと困りますよね(笑)。実際、田園都市線ではありましたけど。でも、理由が分かれば窮屈さも我慢できそうです(?)。ありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • ultraCS
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回答No.3

この裾絞りの形状は、「人間」を詰め込むためのマイナス側のエルゴノミクスデザインになります。 人間は上半身より下半身の方がすぼまった構造のため、この形状であれば、床面積を変更せずに(ホーム等をいじらずに)実際の乗車人員を増やすことが出来ます。また、一番断面積の大きいのが心臓付近の胸郭で、それより上では細くなりますから、実際には上も絞ることが可能です。ただ、上を絞ると人間はてきめんに息苦しさを感じるようなので(大江戸線がそうです)上を絞るのは限界に干渉しなければやらない方が良さそうです。もっとも、同じ上を絞っていても、地下鉄以外(最近のトラムなど)ではそういう話は余り出ません。 なお、昔の電車(草創期のスプレーグ式など)では、やはり裾を絞っています。初期の海外の高速電車の一部もこの構造を使っています(国内であったかは未確認、大師あたりにあったかもしれません、そういう意味で昔の車両の側板はまっすぐは厳密には間違い)。これは、鉄道馬車のデザインを踏襲したもので、ロングシートの場合、腰から上の幅だけ確保すれば、床は足が踏む部分だけを確保すればよいと言う理屈で、それ以前の馬車の構造を90度回したものです。国内では、明治村と京都の梅小路公園で動態保存されているのでご覧ください。 http://www2s.biglobe.ne.jp/~yama01/Meijimura/FMeijimura-Kshiden_Umekouji-KNden_1.htm

noname#79142
noname#79142
回答No.2

昔は全て車両の側板はまっすぐでした。 「車両限界」という、「これをはみ出すと駅のホームとか設備とか、隣の線路の電車とかヨソの敷地とかに接触するよ!」(無論多少の安全率も見込んでいますが)決まりごと(規則・規格)のぎりぎりまで断面の大きな車体を作ろうとすると、太い方を下にしたタマゴの形になります。側板は直線、屋根は円形曲線を使って設計・製作する手法しかなかったのですが、戦後に難しい曲線を用いた設計・制作方法が確立され、車体断面がタマゴ型に近づけることができるようになりました。当初は高価だったため特急のみ、そのうち急行、長距離用普通電車・ディーゼルカー・・・・最近は通勤電車(ドアが多くて強度確保上から一番難しかったため最後になった)までそうなってきました。  目的はANo.1の方も触れているとおり、車内空間を広げるためです。大人の人間は足元よりお尻とか胴体とかの方が太いので床面積は変わらなくても結構効果があります。特に通勤電車ではベンチシートの位置をより外壁側に持ってこられるので床面積も広がります。実際山手線や常磐線(緑色)に側面が曲線の車両が導入されて幾分混雑が緩和されました。最近は慣れちゃったのか周辺の開発が進みすぎて乗客が増えてもとの混雑具合に戻った気がしますが、毎日乗っていて、新車導入時は「おっ、これはいいや。」と思ったものです。 ちなみに「これ以上設備や建物を線路側に出っ張らせると車両にぶつかるよ!。」という決まりを「建築限界」と言います。以前この辺の建設の仕事をしていたことがあります。 ANo.1の方のおっしゃるとおり地下鉄の多くは車両限界について側板まっすぐの車しか入れない決まり(そういう設計・仕様)になっています。地上線のタマゴ型の車両限界を許すともうちょっとトンネル幅を拡大せねばならず、そのちょっとが建設費に大きく影響するからです。

gootaroh
質問者

お礼

詳細なご回答ありがとうございました。導入当初は若干混雑が解消されたんですね。私は質問文にあるとおり、どうも扉にもたれにくく感じます(別に、もたれたくてもたれているわけではありませんが、ラッシュなのでやむなし)。押されると、なんかこう、ひざ下付近に丸みを帯びている分、足もとがすべるというかなんというか・・・(笑)。ともかく、ご回答ありがとうございました。

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