繰延税金資産とは?算出方法と取り崩し時期について

このQ&Aのポイント
  • 繰延税金資産とは、赤字決算や繰越欠損がある場合に計上される資産のことです。
  • 繰延税金資産の算出には、繰越欠損に実効税率を乗じる方法が一般的です。
  • 繰延税金資産は最長5年間持つことができますが、5年を過ぎたら取り崩すことができます。
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繰延税金資産について

繰延税金資産について教えてください。 当方(小規模製造業)は今期も赤字決算、昨年も繰延税金資産を計上しています。繰越欠損もあります。 繰延税金資産を算出する為にはどうしたらいいでしょう? 繰越欠損に実効税率をかけると思っているのですが、違うのでしょうか? 繰越欠損は税務上の計算が終わらないと(別表四の欠損金額とか)出せないのではないかと思うのですが...そのためには (P/L上でいえば)  税引き前当期損失  法人税等  法人税等調整額  当期損失 この順に算出された当期損失がないと出せませんよね? でも、法人税等調整額が出せてないのに、当期損失って出るのでしょうか? それとも、税引き前当期損失に税率をかけて出してしまっていいのでしょうか? なんだかどうどう巡りになってしまいました。 前期までのものをみてもよくわかりませんでした... 根本的な考えが違っているのだと思いますが。 どうやったら数字が出せるのか、教えてください。 今年初めて処理をすることになり、困ってしまいました。 また、繰延税金資産は最長5年と聞きましたが、5年を過ぎたら取り崩してよいのでしょうか? よろしくお願いします。

noname#102572
noname#102572

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  • sura_taro
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回答No.1

上場企業で経理をしております。 繰延税金資産の算出方法は期末の将来加算一時差異×法定実効税率です。 将来加算一時差異というのは、税務申告書の別表五で留保されている金額とほぼ等しいとお考えいただいていいと思います。 繰越欠損金は直接的には繰延税金資産の算出には関係ありませんが、全ての申告調整が完成しなければ正確な計算はできません。 法人税等調整額は期初と期末の繰延税金資産の差と同じです。 また「法人税等」は税引前当期純利益×税率ではなくて、課税所得額×税率です。赤字とありますが、税務上も欠損でしょうか?欠損であれば均等割り以外の法人税はかかりません。 また、5年の意味ですが、これは課税所得の5年分にあたる分しか繰延税金資産を計上できないとの意味で、繰延資産のように取り崩し・償却していくようなものではありません。 ただし、これは会計監査を受けている大会社のみの話で、中小企業では厳密には行われていません。

noname#102572
質問者

お礼

早速のご回答ありがとうございます。 回答文を読んでいると、わかったような気になっていたんですが、また、書類を読み返していたら、わからなくなってしまいました... >繰延税金資産の算出方法は期末の将来加算一時差異×法定実行税率 別表五の留保金額とほぼ同じとありますが(別表四のことでしょうか?)、前期以前を参照したところ、減算項目に繰延税金資産を計上してあるのですが...繰延税金資産がわからないのに、留保の金額が出せません... そして、法人税は均等割りだけなのですが、法人税等調整額が出ないので、税引き後の当期利益が出ません。別表四の一番上の当期利益(損失)は税引き後ですよね? 前期のメモを見ましたら、繰越欠損金(当期も含め)に税率をかけていたのです。 当期の欠損金額がわかればいいのですよね?(留保金額) でも、繰延税金資産がわからないので、結局税務上の計算もできてません。 同じことを聞いているみたいで、結局先のご回答を理解していないように思われると思いますが。 こちらのこれまでのやり方は無視するとして、もう一度お聞きしても良いでしょうか?何から計算すればよいでしょう? ちなみに、今期は見通しが明るく、利益が出る予定です。

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