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同和問題

noname#4720の回答

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noname#4720
noname#4720
回答No.2

既にご存知かと思いますが、部落差別については、地域によって、その差別の程度に極端に差があり、それに対する自治体の取り組みも様々です。 特に、中部・関西圏の部落差別の程度は、未だに激しく根強いものがあり、入学支度金などの面で、被差別部落の住民に対する優遇措置が取られている自治体もあります。 また、同和問題と同様の性質を有するものとして、アイヌ民族に対する保護対策の問題(アイヌ文化の振興並びにアイヌの伝統等に関する知識の普及及び啓発に関する法律)もあります。 確かに、これらに関する法律や自治体の条例の規定は、被差別地域以外に居住する人から見れば、「優遇されない」という逆差別とも受け取ることができ、「人種、信条、性別、社会的身分または門地により、政治的、経済的又は社会的関係において差別されない」とする、憲法14条1項(『平等原則』)違反ではないか、との考え方もできると思います。 しかし、憲法14条に規定する『平等原則』も、形式的・絶対的・機械的に全ての人を平等に扱うことを規定したものではないと考えられています。 どういうことかと言いますと、人は、それぞれ置かれた立場や状況、性別・能力・年齢・財産・職業などの点において、事実的・実質的差異が存在していることは疑いようの無い事実です。 そこで、憲法14条1項にいう『平等原則』とは、それらの差異が存在していることを前提として、「同一の事情と条件の下においては均等に扱う」ということを意味するものであると、一般に考えられています。 ですから、例えば、年少者や女性は、労働時間や就労場所などの点で保護されています(労働基準法56条~68条)。 これなども、身体的・生理的差異が存在していることを前提として、弱者を保護するための合理的差別の一例と考えられているものです。 同和問題、アイヌ問題は、文化的・心情的な面において、その他の地域に居住する人達との間で、差異が歴史的に生じてしまっているわけです。 従って、これらの問題を解消するための、法律や条例等による特別措置は、その優遇の程度があまりにも甚だしくて、逆差別であると判断されるような場合を除き、むしろ、実質的な平等状態を実現するための、合理的差別の一つであると考えられているのです。 将来、これらの差別が完全になくなり、それら特別措置が必要のないものとなったという認識が人々の間に定着した場合には、無くなるものと思いますが、現時点においては、まだ、その段階には至っていないのではないかと思います。

douzoyorosiku
質問者

お礼

詳しく説明していただきありがとう御座いました。 このことを伝えきれるか、心配ですが回答の参考にさせて頂きたいとおもいます。

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