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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:同次連立一次方程式(行列))

同次連立一次方程式(行列)における必要十分条件

このQ&Aのポイント
  • 同次連立一次方程式の必要十分条件は、係数行列の行列式が0となることである。
  • クラメルの公式を用いると、同次連立一次方程式が自明でない解を持つためには係数行列の行列式が0である必要がある。
  • 逆に、係数行列の行列式が0となる場合、自明でない解を持つ同次連立一次方程式が存在する。

質問者が選んだベストアンサー

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  • kabaokaba
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回答No.1

帰納法を使います. n=1 のとき a11 x1 =0 a11 = 0 であれば,x1 は非自明な解をもつ. n-1 のとき |A|=0 ならば非自明な解をもつと仮定する nのとき, 質問者さんの議論より A'' = [ a'22 … a'2n          …     a'n2 … a'nn] とおくと,A'' は n-1 次の行列であり,|A''|=0 ここで帰納法の仮定より a'22 x2+…a'2n xn=0      ……… a'n2 x2+…a'nn xn=0 は非自明な解(x2,…,xn)をもつ. したがって,もとの連立方程式は非自明な解(x1,x2,…,xn)をもつ. ======================== 騙されたような印象をもたれるかもしれませんが, これはいわゆる「連立方程式の加減法」をやってるだけです. 分かりにくかったら,中学生に戻った気分で a11 x1 + a12 x2 = 0・・・(i) a21 x1 + a22 x2 = 0・・・(ii) で考えてみるとよいでしょう. ここで,a11 ≠0 とすれば a11 (ii) - a21 (i) をやって,一本にしますよね. そうすると, (a11 a22 - a21 a12) x2 = 0 ですね. この係数が,一般化のときの a'22に相当しますが, この係数は仮定より(行列式そのものです) 0 です したがって,非自明な解 x2 があって よって,x1も決まります. 3次のときもこれと同様に2次の場合を使って証明できます. これの一般化をしてるだけですよ. ======================== 考えている定理は,別の視点でみれば, 以下のことと同じです. (*) |A|=0 は A の列ベクトルが一次従属であるこおと同値 すなわち,問題の連立方程式が非自明な解をもつことです. ですので,(*)がすでに証明されていれば, 自明です.

papa731
質問者

お礼

ありがとうございました、かなりわかりやすかったです。 なぜ帰納法がいきなり出てくるのかもよくわからなかったんですが、帰納法をメインに使った解き方だったんですね。  ずっと悩んでいたので、ほんとにすっきりしました。ありがとうございました。

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