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民族問題について。

私は、ソ連の崩壊の原因の一つにソ連が他民族国家であり、内戦が原因になったと考えています。この仮定をもとに皆さんがこの問題についてどのように考えるか教えてください。奇抜で新しい意見をお待ちしています。

  • 歴史
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みんなの回答

  • ShaneOMac
  • ベストアンサー率39% (356/898)
回答No.3

奇抜な意見ではありませんが かってソ連という強いnationがあった頃にはそこに収束されるnationalismがありました。国家(nation)の概念というのは固定のものではありません。20世紀の初めにはソ連なんてものは影も形もなかったのですから。しかしそれが二次大戦あたり以降、厳然として存在したことは誰も疑わないと思います。それを支えていた中心的イデオロギーは共産主義でしょうが、それを軸にして様々な要素が混じり合った上で国民の間にnationalismが形成されていました。その成長過程には戦争や経済の問題もありました。 ではなぜそれが失われてethinicismに移行したかということがここの問題ですね。それは100%のethnicismが100%のnationalismに取って代わったという単純なことではないと思います。 民族問題を考えるとき元々相容れない対立があり、タガがはずれてそれが表出するように考える傾向もありますが、現実はそう単純ではないでしょう。実際にソ連があったときはnationalismがそこに共有されていたのですから。nationalismとは単なるイデオロギーではなく共有される意識です。ethnicismも同様ですが、これは必ずしもnationalismと対立するものではありません。異なったethnicityをもった人々であっても同一のnationalismを共有することは可能です。ethnicityとnationは別のものですし、一対一の対応が成り立つ物でもありません。ここらへんは誤解が多いところだと思います。 ソ連の崩壊に話を戻せば、その原因となると経済や政治の問題が大きな部分を占めるでしょう。nationalismを支える基盤が弱くなったときにnationの概念の再構築へと移行した結果、ethnicityというものが一つの要素としてあがってきたと言えます。必ずしもそちらが不安定要素として先からあったというわけではないと思います。結果的に民族対立に至ったとしても抑圧への反発というような単純な捉え方では理解できないということです。

  • Ambition
  • ベストアンサー率49% (43/87)
回答No.2

経済問題がやはり基本にあったと思います。 ソ連崩壊の引き金となった保守派のクーデタ―にしても民族問題より、既得権益死守が目当てだったわけですから。クーデター後の連邦解体についてはウクライナが解体に奔走しましたが、あくまで最後の引導役ですからね。 そもそも、91年の事件も89年以降の社会主義崩壊の流れにあったものです。(ペレストロイカ開始まで遡れますが、今は置いておきましょう。)あの流れにおいては多民族国家とはいえない諸国でも社会主義体制が次々と崩壊していきました。 バルト三国に代表された民族問題がソ連崩壊の一因であったことは否定しませんが、補助的な役割でしかなかったと思います。つまりソ連が単一民族国家だったとしても、遅かれ早かれ破綻は訪れたということです。 民族問題は、むしろ崩壊後に一気に拡大したものでしょう。紛争の回転軸がイデオロギーから民族に代わったのは、世界中どこでも同じですし…。 …が、かなり紛糾しそうな議題ですし、いろんな見方があって当然でしょう。

  • tahboo
  • ベストアンサー率30% (8/26)
回答No.1

確かに多民族国家というのもありますが、僕としては社会主義の行き詰まりと、米ソの和解があると思います。 社会主義の行き詰まりが、物資不足、外貨不足を招き、東西対立の継続が不可能となり、米国よりとなったらやはり崩壊していくのではないかと考えております。 結果論として民族紛争が出てきましたが、原因はそれだけではないと思いますよ。 対立がソ連を支えていたと思いますよ。

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