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複数の外国語を平行して学習している方に質問
複数の外国語を学習されている方に質問です。 複数の外国語を平行して学習する場合、外国語同士を積極的に突き合わせると、相乗効果が期待できるという人と、混乱するので避けた方がいいという人がおります。恐らく、学習法やレベルの違いによる差だと思いますが、混乱させ避ければ非常に効果的な方法だと思います。そこで、混乱を避けるための注意点をご教授ください。
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混乱の件ですが、英語とフランス語には多くの faux amiがあります。 例えば 英語のgrapeはフランス語でraisin、英語のraisinはフランス語で raisin secですね。混乱を避けるにはそれぞれ別々に日本語と関連付けた方が回避できるでしょう。しかし、英語とフランス語の突合せを一切止めてしまうと、逆に無意識のうちに取り違える可能性があります。それではどうするかと言いますと、英語の方が得意なら、先ずは 仏→英の変換だけに努め、英→仏の変換は間隔を置いてしてください。 そうすると、フランスがイギリスに葡萄を輸出した時、葡萄は干し葡萄の状態になっていたわけですね。恐らくイギリスには葡萄があることはあったが、粒も小さく甘みも少ないので食用に出来なかったのかもしれません。そう言えば、英語のgrapeはフランス語のgrappeと語源が同じなんですよね。これも faux amiですね。混乱したでしょうか? つまり、同時に双方向に変換する前に、順序を踏めば逆に楽しめるんですよね。 それでは、文法や構文レベルの混乱を見てみましょう。一番悪い典型は、英語と中国語を比べて間に日本語を挟むパターンです。中国語の場合、英語とも大きく違うし、英⇔中、中⇔日、日⇔英と、変換パターンが3倍に増え、三つ巴で複雑になりますので、日本語を挟まないのがポイントです。これがデメリットの最大の要因です。 しかし、間に日本語を挟まなければ、例えばフランスをベースにしてスペイン語やイタリア語を学ぶ場合は非常に覚えやすくなります。先ず、 単語も似ているものが多いし、文の組み立て方もほとんど同じなので、 返り読みの必要がほとんどなくなり、時制や関係代名詞など日本語よりも緻密に訳に反映できます。そして、スラッシュリーディングも非常にやりやすくなります。 それにはどうしますかと言いますと、ご存知だと思いますが、フランス語ならフランス語のまま理解でき、フランス語をある程度自在に操れるレベルが必要です。 一見、高度なように見えるこの方法も実は基本の積み重ねであり、 どれだけ基礎を強固に固めるかがポイントなのです。ですから、文法と訳読を中心として、やたら難しい文章を題材に使うような学習法は、難しい文献を解読したところで、結局は外国語のスキルの隙間を日本語力で仮に穴埋めしただけであり、基礎固めが中途半端なのです。
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#2さんへ 確かに、一応英語はラテン系ではないということになっていますが、 (ラテン系は、スペイン語・フランス語・ポルトガル語・イタリア語・ルーマニア語)、実質的には、フランスを始め、多くのラテン諸国から言語を「輸入」して、二千年以上の積み重ねで成立・発展していった言語なので、かなりラテン語やラテン系言語の影響を受けているのは事実です。 また、イギリスのハイスクールや大学ではラテン語の授業は必須ですし、イギリスをはじめ英語圏の国々のインテリ層は、ラテン語の古典を愛読していますよ。 Ceiriosen様への直接の返答ではありませんが、参考までに。
- TeaTrees
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Ceiriosenさん、こんばんは! ちょくちょくお目にかかっております^^Ceiriosenさんの真摯に学習しようという姿勢には敬服するのみです。 かくいう超いい加減な私がお答えするのも僭越ではありますが・・・ 英語とフランス語を例に取ると、 私は相乗効果はあるほうだと考えておりますが、 しかしながら、どっちがどっちだかわからなくなるという弊害ももちろんあります。例えば、英語でproblemかprobleme、blueとbleuどっちが正しいかあやしくなることもしばしばですし、逆も可なりですね。 では、混乱させないためにはどういう方法があるか?ということになるのですが、これはズバリ、「英仏・仏英辞典」をこまめに見て「違い」を意識的に覚えておくことが最も簡単な方法だと思います。 幸いにも、インターネットのオンラインのフランス語辞典で仏和-和仏というのはあまりないので、私はわからなくなるとすぐにオンラインの仏英-英仏辞典に頼っています。例文や熟語も一緒にはじき出してくれるものだとかなり便利です。 例えばこんなの→http://www.wordreference.com/fr/index.htm また、文法的には、主に時制によって指し示す時間的空間が違うので(半過去と現在完了では定義がまるで違いますよね)それを一度、図式化して覚えておく必要はあると思います。 また、敷居が高いというか、簡単ではないのですが、le monde diplomatiqueなどの、英仏両方のヴァージョンを持つ刊行物のHPに飛んで、英語版とフランス語版(日本語版もあります)を並べて読むと、その表現の違いに驚かされますし、世界対応の電化製品などについているマニュアルは両方の言語で書いてあるので、そういうものを読むのもかなり勉強になります。そういったモノを利用するのも手だと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 >Ceiriosenさんの真摯に学習しようという姿勢には敬服するのみです。 いやあ、真摯とは大げさですが、ここはyohooの知恵袋よりも楽しいのでちょくちょく参加させていただいております。
Ceiriosenさんへ にお答えする前に一言、英語はラテン系の言語ではありません。かなりのフランス語から入り込んだ単語がありますが。母体は現在の北独逸辺りの西ゲルマン語の一つです。文法的には全くのゲルマン語です。 私は英語、標準ドイツ語を少々と北独逸の地域語をほんお少し読み書き、喋ります。標準ドイツ語と英語は出来る限り関連させず別々に習った積りです。北独逸の地方語は標準ドイツ語で書かれた入門書と辞書を現地の友人たちから頂き使っています。標準ドイツ語と全く関連させずに学ぶことは一寸無理です。
お礼
回答ありがとうございます。 英語って、ゲルマン系でも文法的にも大きな変化を蒙っていますよね。 英語のネーティブも、フランス語とドイツ語では、ドイツ語の方が若干難しいそうですが。
私は、英語とスペイン語の通訳翻訳業をしております。また、ポルトガル語もはじめました。 この三つは、元はラテン語が母体なので、比較的学習しやすいです。 しかし、私は、全くの別物として学習しました。
お礼
回答ありがとうございます。
お礼
回答ありがとうございます。 混乱のメカニズムがよくわかりました。