- ベストアンサー
帝王切開での出産、三人目の妊娠についての悩み
- 帝王切開での出産経験がある母親が、三人目の妊娠について悩んでいます。
- 二人目の出産から一年もたたないため、不安が多く、妊娠を諦めるべきか悩んでいます。
- 帝王切開の場合、最低でも二年はあけるべきと言われていますが、今回の出産についてどうすべきか迷っています。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
医者の側でも2回以上帝王切開した人の次の妊娠管理はできるだけ避けたいと思います。おっしゃるように充分間を置くような避妊指導をします。 とくに最初の妊娠は双胎だったということで、妊娠末期までもっていた上での帝王切開と言うことであれば、いったんは子宮筋がかなり伸ばされたでしょう。 加えて2回目の帝王切開の次の年の妊娠、出産と言うことで、文献的に言えば今回の妊娠時には子宮破裂に至るリスクがさらに高くなります。 ・・・というあたりは充分説明を受けられた上でのお悩みだと思いますので、言わずもがなのことを書いてしまいました。 もともと子宮破裂の頻度は全妊娠の0.03~0.1%と考えられています。これに対し、帝王切開の既往のある人の子宮破裂に至る頻度は0.2~0.8%だったと思います。(10年以上前の知識ですので、最新の統計データとは若干異なると思います。) お姉さんのケースでは条件がやや悪い方なので、0.8%にちかいことになるかと思います。 また、子宮破裂の際に母体死亡に至る頻度は全子宮破裂の場合でもその内の1%程度のはずです。赤ちゃんの方は半分近くは助かりませんが。 ですから、既往の帝王切開が原因でお姉さん自身に最悪の事態が発生する確率は1/10000程度であると思われます。 現在、妊産婦死亡率は0.7/10000程度ですから、重複確率を無視して単純に加算すると1.7/10000ということになります。 上に書いたのはあくまでも統計を元にしたものでこれは個人の体質によるところも大きいと思います。傷跡の治りが悪い人とよい人で全然異なるだろうということです。(4回目の帝王切開でつるつるのきれいな子宮の人もいらっしゃいますし、2回目なのに子宮と腹膜や腸との癒着がひどくて苦労することもあります。) さて、高くなったリスクをどう考えるかはやはり本人と、ご主人とで判断するしかありません。妊娠の当事者なのですし、命をかけるのはお姉さんで、そしてそのことに対してはお姉さんのご主人にも等しく責任があると思います。 しかし他の家族の方は自分の意見を押しつけないようにしてあげてください。一番苦しんでる人たちに「いったいどうするつもりなの?」みたいな質問だけは避けてくださいね。 あくまでも私個人の意見としては、妊娠継続です。ただし、未熟児集中治療施設などを持つ、あるいはそれと連携がある病院で、かつ緊急帝王切開術施行の体制が整った病院での妊娠、分娩管理を前提とした上でとします。
その他の回答 (1)
- kyotomouse
- ベストアンサー率29% (129/440)
予定帝王切開になると思います。 子供の育ち方次第ですが、予定日の4週間前ぐらいに帝王切開するかも知れませんね。この場合、2500gぐらいまで育っているのを目処にします。したがって極端な低出生体重児と言うことはあまりありません。 私の書き方がわかりにくかったかも知れませんが、帝王切開の既往が複数回ある方で臨床上の問題となるのは、子宮破裂だけと言ってよいです。つまり、子宮破裂以外の「赤ちゃんの命に関わる危険の発生する頻度」は他の妊娠時と変わりません。 (切開面にも重なるような前置胎盤も怖いですが、3ヶ月であればすでに胎盤の位置はわかっているでしょうし、そのことに関してのコメントがなかったので胎盤の問題はないものとしてお答えさせていただきました。)
お礼
いろいろ教えていただき、本当にありがとうございました! とても参考になり、勉強にもなりました。感謝しております。 あとは、兄夫婦の考えを尊重し、見守りたいと思っております。 m(_ _)mありがとうございます。
お礼
詳しくご説明いただきまして、本当にありがとうございます。 ご指導していただいた事を参考に、義姉に話しをしたいと思います。 先生のおっしゃる通り、私達、家族の意見を押し付ける事だけは 避けるようにします。 一番辛い思いをしているのは義姉なので、どう考えを出すのかも、兄と二人の 判断にまかせたいと思っています。 補足なのですが、やはり未熟児出産になるのでしょうか? あと、子宮破裂の場合のみ赤ちゃんの助かる確率は低くなるのでしょうか… 教えてください。よろしくお願いいたします。