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チューリングマシンの限界について

第2次世界大戦前、チューリングのアイデアによって数学上の さまざまな問題を解くチューリングマシンが考え出され、 同時にチューリングマシンの限界も提示されました。 それは、数学的問題の中にはアルゴリズムに変換できない問題 は、チューリングマシンによっても解くことができない問題が 存在していることを示したそうです。 チューリングマシンをコンピュータに置き換えると、私はこれを 「解決策を、人間が論理的に置き換えることができるものは、 全てコンピュータで処理することができる」と解釈していましたが、 数学上の問題で論理的に置き換えることができない問題とは 具体的にどんな問題でしょうか? 数学にはあまり詳しくないのでよろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • rabbit_cat
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回答No.1

チューリングマシンで解けない問題としては、「停止問題」なんかが有名です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%81%9C%E6%AD%A2%E5%95%8F%E9%A1%8C

3_14159
質問者

お礼

ありがとうございます。 残念ながら回答いただいた内容はよく理解できないのですが、 具体例があるということがわかっただけでも納得しています。

その他の回答 (2)

  • Tacosan
  • ベストアンサー率23% (3656/15482)
回答No.3

すみません, 話をややこしくします. 「計算」を理論的に考えるうえでいろいろなモデルがあります. 有名なのは Turing機械ですが, 他にもラムダ計算だとか項書き換え系だとか D∞ とかがあります. これらはいずれも「計算可能性」について等価 (だったと思う: つまり, いずれか 1つのモデルで記述できれば他のどのモデルでも記述できる) で, 普通に「計算できる」ものは全てこれらのモデルで記述することができます. ということで, 視点を変えて「Turing機械 (など) で記述できるときに『計算できる』と呼ぼう」という考え方が提唱されました. 「Church の提唱」というやつです. これについては広く「うん, そうだね」と認知されていますが実際にそうかどうかは不明. 単に Turing機械よりも広いモデルが見付かっていないだけかも. ということで, 一応現在では「Turing機械でアルゴリズムが記述できる」=「計算可能」とみなされています. #1, #2 の停止性判定問題 (Halting Problem) は「Turing機械では判定できない」ことが知られており, 「計算不能」とか「決定不能」とかいうラベルを貼ることになります. が, 上に書いたようなことがあるので「あらゆる意味で計算できない」かどうかはわかっていません.

  • kabaokaba
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回答No.2

数学のところのほうが詳しい人がいそうですが・・・ チューリングマシンの停止問題そのものは おおざっぱにやるなら そんなに厄介な証明じゃないです. チューリングマシン A が停止するかしないかを 判断できるチューリングマシン Stop があったとします. StopにAを適用した状態をStop(A)と書き, 停止と判定されたときを True, 停止しないと判定されたときを Falseとします. このとき if Stop(X) = True {無限ループ} else {何もしない} というチューリングマシン X を考えます. #自分自身の停止性に言及してるところがポイント これは,X自身が停まるか否かを Stop に判定させて ・Xが停止するときに,Xは無限ループ ・Xが停止しないときに,Xは停止する という動きをします. これは矛盾ですよね. この書き方だと,ちょっと厄介なので, これの普及版みたいのがあります. #厳密に言えばちょっと離れてるんだけども, #本質的なところは「自己言及」という点で同じですので #ご容赦を 「この紙に書いてあることは嘘です」・・・(A) と書いてある紙を考えます. (A)が本当ならば,嘘ではないので,(A)は嘘です (A)が嘘ならば,書いてあることは本当なので,(A)は本当です こんなふうに「自己言及」と「真偽」を絡めると 途端に厄介になるというのが本質で, 数学の再構築とか これは結局ゲーデルの不完全性定理とかにまで発展して, 一大理論を構築することになりました #・・・いまでもそこから始まった話は進行中なんですよ. >数学上の問題で論理的に置き換えることができない問題とは これはですね,いろいろな考え方がありますが, 「一般連続体仮説」と呼ばれる問題なんかが よくこの手の「不完全性」では引き合いにだされます. 問題そのものの説明とそれがどういう意味で 「論理の範囲外」なのかというのは,かなり数学的なので 省かせてもらいます.

3_14159
質問者

お礼

ありがとうございます。 ニュアンスはだいぶわかりました。 質問の発端は、 ・チューリングマシン(コンピュータ)で解けない数学の問題がある。 ・論理的に表現できる解決策は、すべてコンピュータで解くことができる。 上記2つから、論理的に解決できない数学の問題っていったい何? もしかして、証明がまだ達成されていなかったころの「四色問題」や「フェルマーの最終定理」のこと? というのが始まりです。

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