• 締切済み

吸光光度法による検量線作成時のずれについて

はじめまして! この間吸光光度法を用いて、鉄の分析をしました。 濃度0、1、2、3、4、5ppmについて吸光度を求めたのですが、 0~4まではほぼy=2xの直線に乗っていてうまくいっていると思ったのですが、5が4とさほど変わらずy=2xの直線には程遠い結果となりました。この結果を教授に見せたところ、「こんなもんだね」といわれ誤差はしょうがないと言われました。 何故5だけこんなに変わるのでしょうか?ランベルトベールの法則を考えて見なさいといわれましたが、本を読んでも必然的に起こるみたいなことがかいてあり、解答が見えません>< 誰かアドバイスお願いします!

  • 化学
  • 回答数5
  • ありがとう数8

みんなの回答

  • c80s3xxx
  • ベストアンサー率49% (1631/3289)
回答No.5

鉄で 5ppm = 5 mg/L といえば,0.1mM くらいですか. 何を配位子に使ったか知りませんが,この濃度で Lambert-Beer 則から大幅にずれるとは思えません.まして 4ppm まで直線で来て,5 ppm で急に変わるなどというのはますます考えにくい. ふつうに考えれば,今回の場合は発色試薬が不足しているんでしょう. なお,そもそも分子が重なり合う効果で Lambert の法則が出てくる (光の「強度」がなぜ exp で減衰するかという問題.化学の人は吸光度で考えがちですが,光子が減少するという過程に立ち返って考えてみるべきでしょう) ので,重なり合いの効果で高濃度で L-B 則からずれるというのは違うでしょう. 色素などの高濃度溶液では,分子間相互作用のために集合状態を形成したりすることが L-B 則からのずれの主因でしょう.

  • elpkc
  • ベストアンサー率53% (626/1160)
回答No.4

吸光度の値により、L-Bの法則から外れる可能性が出てきます。 高濃度になれば、急に外れます。 でも、PPMオーダーであれば、かなりabs的には低そうですね。 とりあえず、吸光度が0.3~0.7位でないと定量法としての 確立はかなり難しくなってきます。

回答No.3

あと、5だけ突然変わったというのはちょっと変ですね。 正確にプロットしたら、徐々に直線からずれてきていると思いますが?

回答No.2

ちなみにランベルト=ベールの法則は、吸光度が濃度に比例しています。 逆に言えば、イオン同士が重なるような高濃度条件は最初から考えていませんし、適用できるわけがありません。

回答No.1

濃度をあげると直線からずれるのは自然なことです。 古典的なモデルで考えて見ましょう。 濃度が低いうちは、粒子(ここでは鉄イオンですね)は非常に薄く存在しています。ですから、セルの一方から光を当てたとき、ある鉄イオン(Aとしましょう)が、別の鉄イオン(Bとしましょう)を隠してしまうようなことは起きないと近似できます。 ですから、光が鉄イオンにぶつかる確率(すなわち吸光度)は、鉄イオンの濃度に単純に比例してくれます。 一方、濃度をあげるとどうなるでしょうか? 上記で起きないと言っていたことが起きてしまいます。 イオンAがイオンBを隠す状況です。 この場合だと、イオンBにはどうやっても光は当たりませんから、Bは光を吸うことができません。 すなわち、吸光度を測定した場合、Aの分しか吸光度が記録されません。 極端にイオンが2個しかない場合でもう一度説明してみます。 AとBが重なっていなければ、吸光度はイオン2個分の値が観測されます。 でも、AとBが重なっていたらどうですか? 吸光度はイオン1個分になってしまいますね? 濃度が高くなったときに問題となるのは上記のようなことです。 結果として、グラフは対数関数みたく直線から下に折れ曲がって行くはずです。

関連するQ&A

  • 吸光光度法

    吸光光度法で河川の水の中の鉄の濃度を分析したのですが、そのスペクトルの積分値がその鉄の濃度であるのですが、何故その鉄の濃度を実際に求める時にはその極大値のみを使って求めるのでしょうか? 質問が分かりにくくすいません(>_<)

  • 原子吸光分析法

    原子吸光分析法でカドミウムCdの濃度が1.5ppmの標準試料を測定したところ、吸光度は0.130であった。純水を使って同じ手順の測定を行ったところ、0.004の吸光度を示した。ついで、カドミウムを含む実験排水を同じ条件で測定したところ、吸光度0.085となった。実験排水中に含まれるカドミウム濃度を求めよ。 分からないので教えて下さい。 よろしくお願いします。

  • 分光光度計・吸光度とは?

    ある液体の濃度測定をお願いしたところ、「分光光度計にて595nmにおける吸光度を測定する」と言われました。僕にはさっぱり意味が分からず、結果の数値を見ても人に説明できません。で、分光光度計とは?吸光度とは何でしょうか?何を測定したのでしょうか?まったくの無知なもので、よろしくお願いします。

  • 原子吸光法について質問があります

     原子吸光分析法で標準溶液を調製したのですが1000ppmの溶液を3回希釈して5ppmにしました。なぜ1度で希釈しないのでしょうか。原子吸光光度計は感度に優れているのでそれが理由だと思うんですが...よくわかりません。  ご存知の方は教えていただけませんか。  よろしくお願いします。

  • フェナントロリン吸光光度法による鉄分析が上手くできません

    こんばんわ。初めて投稿いたします。 化学のカテゴリーか環境学か分からなかったのでこちらに投稿します。  僕は現在恥ずかしながら大学院生で、サンプルの鉄分析をフェナントロリン吸光光度法(下水試験方法)を用いて行っているのですが、どうも上手く分析を行うことができません。練習として濃度既知のサンプルを用いても、ほとんどの場面で T-FeとFe2+ のバランスが悪く、ひどい時はT-Fe<Fe2+ になってしまう時もあります。記載された通りに分析を行っている(はず)のに、上手くいきません。  インターネットで調べても僕のような悩みは出てきませんし、検量線は上手く引けているので、恐らく鉄のコンタミに注意すれば難しい分析ではないはずです。それに加え、指導を受けている先生はあまり技術的な指導をしない方(もしかしたら大学院では当り前なのかも知れませんが)なので、この話を相談しづらいです。  鉄分析時にあり得る失敗など、教えていただけたらありがたいです。よろしくお願いします。

  • 吸光度曲線のずれについてです

    先日、以下のように連続変化法によって錯体の組成を決定する実験を行いました。 過塩素酸溶液中で鉄ミョウバンとスルホサリチル酸(配位子)をそれぞれの濃度の和が一定になるように濃度を変化させ、いくつかのサンプルを作成しそれぞれ溶液の吸光度を測定しました。 得られた吸光度の値を、縦軸が吸光度、横軸が配位子試料の分率、というようにプロットし吸光度曲線を描きました。分率0.5で極大となったので組成は1対1と分かったのですが、曲線の形が山形の直線とならず、上に凸の放物線のようになってしまいました。 理想的な直線とのずれ(下にずれました)の原因は何でしょうか? 錯体の生成が進まなくなったのが原因でしょうか? (観測された吸光度は0.3~0.9の範囲でした。) ご回答よろしくお願いします。

  • 検量線について(連続変化法)

    夜遅くに失礼します。  先日、鉄((3))イオンとスルホサリチル酸(どちらも濃度は2.00×10の-2乗M)の錯体を作り、連続変化法を使って、λ=500ナノメートルの波長を用いて吸光度を測定しました。そして、吸光度曲線を作ったのですが…なぜあのグラフは直線ではなく、おわん型の線となるのでしょうか?図書館やここの過去ログを検索してもよくわからなかったので、よろしくお願いします。  それと、僕たちの測定では、なぜか鉄:スルホサリチル酸が4:6のところで吸光度が最大の値をとりました。(普通は5:5のところなのだそうです)この理由についても、よろしければお願いします。  あと、どのような文献を見れば載っているのかも教えてください。どうも何を見てもなさそうで、本当に困っているので。質問ばかりになり&長くなってしまいましたが、よろしくお願いします。

  • 簡易比色計からの鉄濃度の計算

    簡易比色計で未知濃度サンプルの鉄イオンの濃度を求めるという実験をしたのですが、いまいちランベルトベールの法則への当てはめ方がわかりません。サンプルの濃度が4.00mg/l、吸光度が0.109、光路長が0.6cmで未知濃度サンプルの光路長が4.3cmという条件からまず吸光係数を求めてそれから濃度を計算する・・・ということをわからないなりにも調べてやってみたのですが変な数字が出てくるばかりで。。もしよろしければできるだけ詳しい回答をお願いしたいです。よろしくお願いします!m(_ _)m

  • 原子吸光の検量線作成および問題点

    原子吸光機器にて測定したZn量の結果 (1)  Zn をそれぞれ0.1ppm 0.5ppm 1.0ppm 2.0ppm 5.0ppm 添加した標準液で検量線を書く。 結果:検量線が曲がり。何点かが検量線から外れる。 測定結果:Zn2ppmを添加した標準液を試料として測定した結果2ppmが2.26mg/L 。 (2) Zn をそれぞれ0.1ppm 2.0ppm 添加した標準液で検量線を書く。(そのほかの点は検量線から外れるので0、0.1、2.0 だけの3点にて検量線を作成。) 結果:検量線がまっすぐ 測定結果:Zn 2ppmを添加した標準液を試料として測定した結果2ppmが2.03mg/L。 普通は5点検量をしないと行けないのに、分析値から見ると3点検量のほうが6点検量より分析値が正確である。 この場合はどの検量線を使ったほうが良いでしょうか? この分析の問題点は何でしょうか? 私が提出した質問がおかしいでしょうか? 皆様ご返答のほうよろしくお願いします。

  • 全窒素の紫外線吸光光度法のゼロ補正について

    全窒素の紫外線吸光光度法のゼロ補正について 全窒素の紫外線吸光光度法のゼロ補正について 全窒素の紫外線吸光光度法のゼロ補正について はじめまして 私は分析業界で、排水の全窒素を工場排水試験方法(JISK0102)の紫外線吸光光度法で測定しています。 ブランクを試料と同じ以下の方法 1)蒸留水50ml採取 2)水酸化ナトリウム+ペルオキソ2硫酸カリウム溶液10mlを加え、混合。 3)高圧蒸気減菌器に入れ、120℃30分で加熱分解、その後放冷 4)上澄み液25ml採取し塩酸(1+16)を5ml加える で作製し、吸光度を測定時(分光光度計)にまずブランクでゼロ補正し、試料を測定しておりましたが、 ある方から まず、検量線のゼロ点である(蒸留水+塩酸)でゼロ補正を行い、その後、ブランクを測定し、試料を測定。試料の吸光度はブランクの吸光度を差し引いて算出するのでは?とご指摘を受けました。 しかし、どうも私としては、納得できません。 試料と違う条件のものでゼロ補正してよいのでしょうか? 1回測定回数が増え、測定誤差が広がるのではないでしょうか? JISにも加熱分解後のものでゼロ補正するよう記述されています。 ですが、私、まだ未熟で、うまく反論できませんでした....。 どちらが正しい方法で、正確な値が算出できるのでしょうか? 全窒素測定経験者の方、その道に詳しい方、分析業界の方 どうかご教授お願いします。