• ベストアンサー

1H NMRでTMSが割れます。

1H NMRでTMSが割れてしまいます。これは何故でしょうか?対処法はありますでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • takes87
  • ベストアンサー率60% (42/70)
回答No.4

 TMSのみが割れているのであれば、シリコーングリースなどの混入の可能性があります。学生の時は強アルカリ性の溶液を加熱する反応が多かったのでスリには必ずグリースを塗っており、分液操作のみの精製の場合は必ずといっていいほど入っていました。カラムをかけるとほぼ間違いなく除けます。  TMS以外も割れているのであれば(1)シム、(2)スピナー、(3)サンプルチューブの偏心あたりが考えられます。だいたい(1)の場合がほとんどですね。Z3、Z4あたりも調整すると直ることがありますが結構時間がかかります。ここら辺をいじる場合には最初の値をメモしておくのを忘れないでください。シムが大きく変わってしまう要因としては近くに鋼鉄製の大きなものが通過した、液体ヘリウムが入れたばかりで落ち着いていないなどがありました。(2)のスピナーはアジャスター付きのやつで伸ばしすぎると、ややぐらぐらして偏心が起こりシムがあいにくなった記憶があります。(3)は格安のチューブの場合はたまに良くないやつが紛れていて、チューブを換えるときっちり観測できました。予算がある程度つくようになってからはすべてシゲミのチューブに替えていました。

tohamsi
質問者

お礼

御丁寧な回答、ありがとうございます。 なるほど、そのような理由で割れてしまうのですか。確かに(1)に関して、思い当たる節があります。近くのビルが大掛かりな改修工事してますから。これが原因なんですかね。ただ(2)も怪しいです。いつも限界まで伸ばしてますし。実は(3)も心配です。。。色々調査してみようと思います。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

その他の回答 (3)

回答No.3

ちなみに、うちの場合、何回か測定していると直りました。サンプルが違っても発生したので、サンプルのせいというわけでもありません。しかし、勝手に直ったのですけど、その後もしばらくすると再発しました。 結局はメーカー(JEOL)に整備してもらいました。 私も良く分かっていませんが、シムの設定が狂ってきたり、プローブが汚れたり、などで共鳴信号がうまく拾えなくなると起こるみたいです。

tohamsi
質問者

お礼

技術的な問題ではなく、装置に問題がありそうですね。最近プローブの交換をしてもらったんですけど、どうなんですかね。ただ交換当初は、好調だったんですが。 とりあえずあまりにひどいようなら、業者に見てもらいます。 ありがとうございました。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
noname#62864
noname#62864
回答No.2

テトラメチルシラン以外にトリメチルシリル基を持つ物質が入っているのでなければ機器の調整不良でしょう。 私もそういう経験はありますが、その辺りの調整法はわかりません。

tohamsi
質問者

お礼

機器の調整不良となると、業者に対応してもらうことになるんですよね。。。とりあえず、しばらく様子を見てみて、悪化するようなら見てもらいます。 ありがとうございました。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
回答No.1

すべてのシグナルが同じような症状になっていませんか? シムがおかしい、チューニングが変など、理由は私も良く知りませんが、マシンの調子が悪いと割れるはずのないシグナルが割れたりすることがありました。

tohamsi
質問者

お礼

確かになっています。先端部分が微妙に割れてるんです。チューニングが変なんですかねぇ。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A

  • 1H-NMRとIR

     1H-NMRとIR(赤外分光法)についてお伺いします。なぜ1H-NMRでは、ピークの 積分強度が1Hの数に正確に比例するのに、IRではそうならないのでしょうか。 IRでも、一つのピークに注目すれば、Lambert-Beerの法則の通り、結合数にピ ーク強度(吸光度で表したときのピークの高さ)は比例すると思いますが。よろ しくお願いします。

  • 1H-NMRについて

    酵素の反応機構を調べるために、1H-NMRを使用しました。基質はグルコサミン6量体です。β-1,4-グリコシド結合しています。調べたいのはグリコシド結合が切断され形成されるα型、およびβ型アノマーの検出です。 データとして得られたピークは、H1:4.7~4.8ppm、H1α:5.43ppm、H1β:4.87ppmです。 質問は、 (1)この1H-NMR解析では、化合物の全水素を検出しているのか。(上記ppm範囲で) C1炭素に結合している水素のみを検出しているのか。 (2)表記に使用している「H1」の「1」は、C1炭素に結合しているものを表わしているのか。 (3)C1炭素には水素基以外に水酸基もあるが、水酸基由来の水素も検出されているのか。 イマイチ内容がまとまりませんが、これ以外にも1H-NMRについて初歩的なことからわかる範囲でお教えください。お願いします。

  • 1^H NMRについて

    1^H NMRスペクトルで1,1-dimethylpropanethiolの構造を求めるという問題があったのですが、Sに隣接するHのシグナルが現れていなかったのですが、どうしてなのでしょうか。だれか回答お願いします。

  • H-NMR

    1H-NMRの測定をしました。 4.2ppm付近に不明なピークがあります。何のピークなのか知りたいのですが。ちなみに、ピークは4本に分かれています。

  • H-NMRについて

    H-NMRの読み方を最近習ったものです。 そこで、ひとつ疑問に思うことがあります。 1-プロパノールを例にあげたとき、OH基がついている炭素から出ているHのピークは隣接する炭素から出ている2つのHから影響を受けトリプレットになると習ったのですが、OH基のHの影響を受けてカルテットのピークになるということは考えられないのでしょうか?

  • 1H-NMRについて

    1H-NMRで、水素を重水素で置換すると ピークが検出されなくなりますがこれはなぜなんですか? いろいろ調べましたが、ピークが消えるとは書いてあるけど 理由はどこにも書いてありませんでした。 どなたか理由を教えてもらえないでしょうか

  • 1H NMR

    1H NMRから -o -p -m などの区別の仕方がわかりません。たとえば 7.18ppm (4H 幅広い1重線) 2.70ppm (4H 4重線 J=7Hz) 1.20 (6H 3重線 J=7hz) からどうして-mとわかるのでしょうか?

  • H-NMRについて

    H-NMRにおいて、スペクトルの化学シフトの置換基定数がいろんな本に書いてあるのですが、 置換アルカンにおいてニトリルについての記載が載っていません。考えなくてよいということなのでしょうか。 例えばフェニルアセトニトリルではHのピークの推測値はどのように計算できるでしょうか。

  • グルコースの1H NMRの帰属

    DMSO溶媒にグルコースを溶かし、1H NMRをとった時6.2ppmと6.5ppmにでるシグナルはグルコースのどの部分の信号ですか。グルコースの13C NMRの帰属はネットにたくさん落ちているんですが、1H NMRの帰属が分かりません。教えてください。よろしくお願いします。

  • 1H-NMRについて

    電子吸引基が付加した炭素が隣にある場合、1H-NMRのピークが低磁場シフトするのは何故なのでしょうか。 水素の電子密度が下がることによって低磁場でも解析が出来る、ということでいいのですか。