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藤原姓の人の先祖は武士?
buchi-dogの回答
- buchi-dog
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「無学どころか江戸時代の大儒学者藤原惺窩はれっきとした冷泉家の流れで、正真正銘の藤原さんです。また国際主義的考古歴史学者の藤原貞幹のような、本物の藤原さんかどうか知りませんが、藤原を名乗る人は維新以前にも存在しています。」 儒者の間では、苗字ではなく姓を一文字で名乗るのが流行っていました。例えば、荻生徂徠は「物徂徠」(物部徂徠)と名乗ったこともあるようです。儒者が手本とする中国人の名前を真似たものです。藤原惺窩という呼び名が現在は定着していますが、同時代の実際の表記は「藤惺窩」ではないでしょうか。儒者の世界の「遊び」であり、一般社会とは関わりのないことです。 「また本物の藤原さんの出でも、すべて公家として存続していたわけではありません。公家の血筋を引きながらも庶民に落ちた人も大勢いるはずです。これらの人が維新のときに、隠し名字として持っていた藤原を名乗った可能性もあります。」 そういう人は「貴族」ではなく「庶民」です。また、「藤原」は「姓」であって「苗字」ではありません。その程度の社会常識も知らない人は「ド田舎の無学者」と呼ばれても仕方ないでしょうし、そんな「庶民」が「公家の血筋を引いている」という話は、三国志の劉備が漢皇室の血筋であるという話や、豊臣秀吉が天皇の落胤であるという話(秀吉が自ら作って流布した)同様に信憑性に乏しいものです。
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