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遮音性の高い床材
お世話になります。 私はFPの家を建てる予定ですが、あまりにもFPの家は高気密なので、「音の反響がある」と言われています。 2階の床材で、最も遮音性に優れている物は何でしょうか? 「FPパネルを床材に」とも考えましたが、コストアップしてしまい、予算を越えてしまいます。 「ALC」とか言う物が良いと聞いた事があるのですが…。 せっかくマイホームを建てるのですから、2Fの足音がバタバタと聞こえる家は避けたいです。
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床の遮音性能については2つの指標があります。 重量衝撃音と軽量衝撃音です。 これらは床を打撃することにより発生する音です。 床で直接発生する音に比べるとそのほかの音(会話やテレビの音など)の影響が少ないので、この2つの指標で床の遮音性能の指標として用いています。 軽量衝撃音はスプーンのような軽量のものを落としたときに発生する音やいすを引きずるような音で、クッション性のあるような床の仕上げ材により対策できるものです。通常これた野遮音材量として販売されているものはカタログにその性能が示してあります(LL-○○、○○は数字が入る)。 重量衝撃音は足音や子供の飛び跳ね等により発生する音で、表面のクッション性では防ぎきれない重量物により発生する音で、床の構造材によりほぼその遮音性能が決まってしまいます。 >2Fの足音がバタバタと聞こえる家は避けたいです。 足音を防ぐには重量衝撃音に関する遮音性能が必要です。 重量衝撃音は建物の構造(床の材料、厚さ、大きさなどが関連する)で決まってしまいますので、その性能を把握することは難しく、カタログなどで調べることは難しいです。 遮音性能設計を得意としている設計者でなければ、わからないことが多いですし、完成した建物の重量衝撃音の遮音性能を高めることはほとんどないと考えていた方がよいです。 だから最初の設計が肝心です。 重量衝撃音は重く厚い材料ほどよいと言われており、一般的に用いられている材料でもっともよいといわれているのは鉄筋コンクリート造の床です。厚さが200mmぐらいあるとかなりよいと言われています。 普通のコンクリートは現場で打つことが多いのですが、ALCは工場で作られるコンクリート製品です。 工場製品ですので規格があり、通常厚さが100mm程度のことが多くまた、重量も普通のコンクリートと比べると軽量のため、同じ厚さでも1ランクぐらい遮音性能は低くなりますし、一般に現場うちコンクリートの床と比べて薄いのであまり遮音性能はよくないです。 でも非コンクリート系の軽く薄い材料よりはましですが。 >「音の反響がある」と言われています。 通常反響は音が発生した音または外からきた音が部屋の中で消えない、増幅するようなことを意味しています。 これは床の遮音性能ではなく、部屋の反射と吸音力の問題です。 反射は平行な面があると発生しやすくなります。しかし、通常部屋の形状は長方形を基本としますので、どうしても平行な面が発生してしまいます。だから反響を防止するには吸音力を高める必要があります。 通常は、床材は吸音性の高い材料を用いることは出来ないので(床材の中ではカーぺとや畳などはいい方です、フローリングは吸音は悪い材料です。表面が平らで堅い方が悪く、絨毯や畳のように表面に凹凸がある方がよい)、天井ボードや壁紙、カーテンなどで吸音性を高めることによりある程度対策できます。
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- hinemotsu
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音を制御には2通りあります。遮音と吸音です。 固体振動音、すなわち直接床、壁を叩くとか振動させて発する音を遮断するには、表面で音を吸収する材料(たとえばじゅうたん敷き)とかフローリングの場合などはフローリング材の下にクッション材としてゴムシート(建築材料として市販品があります)フェルト、もしくはクッション材を予め貼り合わせたフローリング材もメーカーで発売しております。何れも下地材にしっかりしたもの(例えば24mm又は28mm等の合板とか)を張った上に施工をしてください。 次に吸音の問題ですが、これは空気伝播音が主な対象です。対処法としては音を発する部屋自体を遮断する(ドアを閉める)室内を吸音材を多用して、外に出さない。2反射音を発声させない方法などがありますがこれはかなり専門的な対処法になりますので、内装材のメーカー等にご相談なされるとよいと思います。いずれにしても専門家にご相談されることをお勧めします。