死んだあとに刺す注射とは？

質問

石川啄木の短歌に、
　死にし児の
　胸に注射の針を刺す
　医者の手もとにあつまる心
があります。
死んだあとに、何の注射をしているのでしょうか？
防腐剤かなにかでしょうか？

よろしくお願いします。

回答No.2

righty061 · ベストアンサー

啄木が、病床の子供の元に急いで駆けつけたときには、すでに臨終を迎えていたそうです。
数分程度のわずかの遅れで、最後の生体反応を見るために医師がカンフル注射をしているときです。

割と有名なエピソードですので、国文系統に強い知り合いに聞いてください。
長男を亡くされたときの短歌であり、生まれたときの喜びを詠んだものと対をなすものです。

回答No.1

raccoon_4

心臓が止まりそう、もしくは止まってしまったときに、
心臓に作用する薬を直接心臓に注入することがあります。
（心臓注射、略して心注と言います）

石川啄木が生きていた時代にあったのかは知りませんが、
「死にし児」というのは死にそうな児で、
まだ死んでいない状態ではないでしょうか。

死にそうな児に対して皆の願いが、
その心臓注射に込められているといった意味ではないでしょうか。