• ベストアンサー

石川啄木の短歌について・・・

石川啄木の短歌「不来方のお城の草に寝ころびて空に吸はれし十五の心」と「しらしらと水かがやき千鳥なく釧路の海の冬の月かな」の意味を教えてください。お願いします

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • jakyy
  • ベストアンサー率50% (1998/3967)
回答No.3

【不来方のお城の草に寝ころびて         空に吸はれし十五の心】 15歳のころ、不来方城の草原に寝転で空を見ていて 私の心は吸い込まれそうだった。 盛岡城は別名不来方(こずかた)城といいます。 啄木は盛岡で中学校(盛岡尋常中学校)時代をすごしました。 学校を抜け出し不来方城の草原で寝転んで 空を見ていたころを懐かしんでいる歌ですね。 啄木は与謝野晶子の歌集「みだれ髪」に影響を受け、 16歳に中学校をやめて、この後上京します。 しらしらと水かがやき千鳥なく釧路の海の冬の月かな 釧路の海の水面は月の明かりでしらしらと輝いています。 夜の冬の釧路の海には千鳥はいない静寂があります。 啄木は明治40年(1907)生活の行き詰まりから北海道に渡ります。 北海道の函館、札幌、小樽、釧路と漂白生活をすごしました。 76日間の釧路時代に歌った歌でしょう。 注:私は【千鳥なく】を千鳥は夜はいない(なく)と解釈します。 夜は千鳥はいないと思います。

参考URL:
http://member.nifty.ne.jp/namur/takuboku/takuboku.htm,http://www.city.kushiro.hokkaido.jp/kankou/b/b03-003.html

その他の回答 (3)

  • jakyy
  • ベストアンサー率50% (1998/3967)
回答No.4

jakyyです。 歌は水ではなく氷でした。下記のように訂正します。 【しらしらと氷かがやき        千鳥なく釧路の海の冬の月かな】 釧路の海の氷は月の明かりでしらしらと輝いています。 夜の冬の釧路の海には千鳥はいない静けさがあります。

yasu0506
質問者

お礼

どうもありがとうございました。とても参考になりました^^

  • honnori
  • ベストアンサー率32% (72/220)
回答No.2

 ちょっと遅かったようですね。解釈はmartinbuhoさんのでいいと思います。私は違った角度から石川啄木を述べてみます。  たくさんの哀愁あふれるすばらしい作品を残している啄木。そんな彼も夢に破れ、現実の生活から逃避し、貧しいにもかかわらず浪費家で、時に人とトラブルを起こし、・・・壮絶な人生といえます。  <不来方のお城の草に寝ころびて空に吸はれし十五の心> 盛岡時代これから社会にでる一歩手前。「啄木は盛岡中学時代、よく学校を抜け出し、不来方城跡に逃れては独り文学書や哲学書を読みふけった。その当時盛岡中学は内丸通りに在り、岩手公園から200メートルほどだった。不来方城跡が岩手公園として一般に開放されたのは明治39年のことで、啄木が中学生だったころはまだ雑草が生い茂っていた」という文章が参考URLのホームページにありました。この場所で自分の将来を夢見ながら日々を過ごしていた。こんな姿を懐かしんでいるのです。どう感じますか。 <しらしらと氷かがやき/千鳥なく/釧路の海の冬の月かな>(『一握の砂』) 啄木は明治41年1月21日から76日間「釧路新聞」の記者として滞在しました。啄木にとっては新聞社とのトラブルがあったものの、比較的安定していました。これはそうした中でで詠われたものです。  冬の朝の凍てつく寒さと白んでいく空を反映して氷が光っている海の美しさ。冬の月とのコントラスト。そしてどこからか千鳥も鳴いている。目と耳と肌でかんじている、啄木の感性のすばらしさが伺われますね。  啄木は27歳という短い生涯でした。そのうちの7から8年というわずかな期間で彼は輝いたのです。しかもその業績は彼の死後認められました。学んでみて興味深い人物だと思います。

参考URL:
http://www.myk.iwate-pu.ac.jp/~yasmatsu/fudoki/place/kozukata1.html
noname#118466
noname#118466
回答No.1

>不来方のお城の草に寝ころびて空に吸はれし十五の心 15才のころ不来方のお城の草の上に寝転んで大空を眺め空想にふけっていた。多感な15才のころが懐かしく思い出される。 不来方城は岩手県盛岡市に残る南部藩の盛岡上の別名です。 >しらしらと水かがやき千鳥なく釧路の海の冬の月かな 夜明け前、釧路の海辺に立つと海は白々と輝いている。空を見上げると冬の月が輝いている。どこからかカモメの鳴き声も聞こえてくる。 不来方のお城の草に寝ころんで、はるかなる大空に夢を託した十五歳の日よ。あの少年のころが懐かしく思い出されることだ。

関連するQ&A

  • 石川啄木の短歌について

    石川啄木の短歌 不来方のお城の空に寝ころびて空に吸はれし十五の心 の口語訳と区切り方を教えてください!!

  • 啄木の短歌解釈

    啄木の短歌解釈 「しらじらと氷かがやき千鳥なく 釧路の海の冬の月かな」 この短歌の解釈・出典・作詞時の状況などについて、教えて頂けないでしょうか 啄木の歌集を調べたのですが、この歌が見つからなく困っています。よろしくお願いします。

  • 与謝野晶子 石川啄木 の短歌を口語訳してください

    みだれ髪の 「そのこ二十 櫛にながるる 黒髪の おごりの春の うつくしきかな」 石川啄木の 「不来方の お城の草に 寝ころびて 空に吸はれし 十五の心」 この短歌の口語訳を至急教えてください。明日発表しなければいけないので、よろしくお願いします。

  • 石川啄木の一握の砂の短歌

    授業で石川啄木の「ふるさとの 土をわが踏めば 何がなしに 足軽くなり 心重けり」という短歌についてまとめることにしました。 この短歌の意味、啄木の気持ち、解説などを教えてください。 あと、足は軽いのに、心が重い理由も教えてください。 宜しくお願いします。

  • 石川啄木の短歌の意味を教えてほしいです。

    石川啄木の短歌の意味を教えてほしいです。 「頬につたふなみだのごはず一握の砂を示しし人を忘れず」 「新しき明日の来(きた)るを信ずといふ 自分の言葉に 嘘はなけれど――」 「何となく、 今年はよい事あるごとし。 元日の朝、晴れて風無し。」 「話しかけて返事のなきに よく見れば、 泣いていたりき、隣の患者。」 これらの意味が知りたいです。お願いします。

  • 石川啄木の『たはむれに母を背負いてそのあまり軽きに泣きて三歩あゆまず』について。

    石川啄木の 「たはむれに母を背負いてそのあまり軽きに泣きて三歩あゆまず」 という短歌の意味と背景?について詳しく教えてください。 おねがいします!!

  • 啄木

     春風が吹くといつも下記の句を思い出します。  不来方のお城の草に寝転びて空にすわれし十五のこころ                      啄木  この句の出来た経緯背景などを教えてください                       minor1144

  • 短歌の区切れ。。

    テスト勉強をしていたのですが、 短歌の区切れがよくわかりません。 区切れの見分け方などを見てみたのですが、いまいち自信がないです。 短歌自体を探しましたが色々なサイトを見てみたのですが、 以下の短歌がよくわかりません。 何区切れか、教えてください。 ・いちはつの花咲きいでて我目には今年ばかりの春ゆかんとす(正岡子規) ・列車にて遠く見ている向日葵は少年のふる帽子のごとし(寺山修司) ・観覧車回れよ回れ想ひ出は君には一日我には一生(栗木京子) ・みづうみの氷は解けてなほ寒し三日月の影波にうつろふ(島木赤彦) ・海恋し潮の遠鳴りかぞへては少女となりし父母の家(与謝野晶子) ・みちのくの母のいのちを一目見ん一目みんとぞただにいそげる(斉藤茂吉) ・春の鳥な鳴きそ鳴きそあかあかと外の面の草に日の入る夕(北原白秋) ・白鳥は悲しからずや空の青うみのあをにも染まずただよふ(若山牧水) ・やはらかに柳あをめる  北上の岸辺目に見ゆ  泣けとごとくに(石川啄木) ・白き虚空とどまり白き原子雲そのまぼろしにつづく死の町(近藤芳美) ・つばくらめ空飛びわれは水泳ぐ一つ夕焼けの色に染まりて(馬場あき子) ・<生まれたらそこがふるさと>うつくしき語彙にくるしみ閉じゆく絵本(李正子) ・「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ(俵万智) 多くてすみません。 宜しくお願いします。

  • 短歌の解説。<白鳥は哀しからずや~

    白鳥は 哀しからずや 空の青 海のあをにも 染まずただよふ 若山牧水さんの短歌です。この短歌の意味がよく理解できません。 白鳥が空の青にも海の青にも染まれなくて哀しいといういみですか? 美しい短歌なので、知りたくて調べてみたんですけど詳しい意味が 載ってるページがなかったんです;是非教えてください。

  • 日本の短歌

    公務員試験の問題で与えられた短歌の作者を答える場面が出てきまして、答えはわかっているんですが、短歌の意味が気になっています。 のど赤き玄鳥ふたつ屋梁にゐて足乳ねの母は死にたまふなり:斉藤茂吉 やはらかに柳あをめる 北上の岸辺目に見ゆ 泣けとごとくに:石川啄木 幾山河越えさり行かば寂しさのはてなむ国ぞ今日も旅ゆく:若山牧水 邑山の松の木むらに、日はあたり ひそけきかもよ。旅びとの墓:折口信夫 よろしければ教えていただけないでしょうか。