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「我思う、故に我あり」とは?

ojizou-samの回答

回答No.8

たとえば「ヘソを切り出してください」という宿題をもらったとします。 腹の真ん中にある”おへそ”です。 「ヘソ」をよくみてみてください。 皮膚に「此処から、此処までがヘソだ」と断言できる境界ってあるでしょうか? 皮膚がそうなら、内側の肉とか脂肪の部分なんて、もっと境界がないと想います。 よく探してみると(懐疑的)、ヘソなんて何処にも無いと気がつくんです。 でも、確かにへそはあります。 同様に、人差し指も探してみてください。 皮膚は全身に繋がっているし、血管も、筋肉も、骨も・・・全てが繋がっていて「此処から、此処までが人差し指だ」と断言できる境界なんてありませんよね。 でも、確かに人差し指はあります。 他にも「日本」を探してみてください。 日本中歩き回っても「これが日本だ」と断言できるものは、何処にもありません。 でも、確実に「日本」はあります。 「私」も探してみると、何処にも「これが私だ」と断言できる「私」なんて存在しません。 鼻が私でしょうか。 眼が私でしょうか。 それら全てが私でしょうか。 じゃあ「ご飯」を食べなかったら私は死んでしまうから、「ご飯」も私の一部と考えられないでしょうか。 「水」もそうです。 「気温」が100度になったら、私は死んでしまうから、太陽と地球の距離も「私」を構成している一部分と考えられないでしょうか・・・。 ・・と、「私」なんて何処にもいないんです。 でも、私は、確かに存在します。 その唯一の存在証明が「我思う、故に我あり」です。 これ以外には、「私」は見つからなかったのです。 「ヘソ」も「人差し指」も「日本」も・・・この世の全てのものに、この理屈が当てはまります。 仏教では、これを「縁起」と言います。 私というのは、いろんなものが縁(よ)って起こっているという意味です。 難しくいうと、この世の全てのものは相互依存関係にあるのであって、それ自体が単独で存在している実体を持っているのではないという意味です。 「想う」・・・つまり「認識」が私の存在証明であったというデカルトの結論です。 仏教では認識する働きのことを「心」と言います。

mabody
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 9割ぐらい分かって1割ぐらい分かんない感じです。

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