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A級戦犯

 靖国のことを質問されている方もおられましたので、批判も覚悟で質問することにします。  私が一番問題だと思うのは、敗北が決定的になったサイパン陥落後も戦争を続けたことです。  その時点で戦争がやめれれば、一般国民の被害もずっと少なくて済みました。    19年中にやめることができれば、大空襲も沖縄の悲劇も原爆も満州の悲劇もなくてすみました。  沖縄が陥落した後に、戦争をやめることができれば、原爆も満州の悲劇もなくてすみました。  広島の原爆のときに戦争をやめれば、長崎の原爆も満州の悲劇もなくて済みました。    A級戦犯と言われる人は、自分たちが始めた戦争だったから、命をかけて戦争を終えるべきであったと考えます。  無意味な、勝ち目のない戦争を継続させることは、それだけで重大犯罪だと考えます。  戦争を終結させる努力もしなかった。また、玉音放送を聴いて、責任を感じて自殺した軍人も多い中、逮捕直前に自殺未遂をした元首相。  日本人でも、厳罰を与えたい気持ちでいっぱいです。  それにもかかわらず、A級戦犯の方をフォローする人が多いのには、少し驚いています。  私に言わせれれば、何らかの形で裁かれなければならない人たちだと思うのですが、なぜ不当に裁かれた言われるのですか?  教えてください。  

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • pbf
  • ベストアンサー率16% (49/300)
回答No.12

 もう少し早く講和しておけば被害は少なかったはずだという議論はよくありますが、それは「後知恵」というものです。1945年8月以前の休戦や講和には、ほとんど現実性はありません。というのも、そもそもホワイトハウスは、1944年以降に整備がすすむエセックス級空母の完成を待って、無理なく日本を締め上げ、最終的に日本の無条件降伏で終わらせる予定だったのですから。  そもそも和平とは、戦局が有利な側が言い出さなければ成立しません。もう結果が見えてきて、それ以上の無駄な犠牲を省くために行われるものなのです。  あるいは、日本がまだ勝っているうちに早期講和の道はなかったのか。あり得ません。超大国アメリカが日本に向けていた戦争資源は、全体のたった15%にすぎませんでした。緒戦でも負けているなどとはこれっぽっちも思っていません。  では、分が悪い方から申し出る「休戦協定」はどうか。これも勝者より強い超大国の仲介があってはじめて成立するものであり、日本側にその仲介者はいませんでした。  しかし大戦末期の戦いでは、どうにか日本はアメリカに苦痛を与えることに成功します。硫黄島、沖縄戦での米軍の戦死者は2万7000。米国指導者層はこれで継戦をためらいます。そこでスイスやスェーデンを経由した日本の「休戦交渉」の条件を聞いたうえで英米はポツダム宣言を出してきたのです。これは大戦争には珍しい交渉による和平の一例です。  さて、問題の原爆投下ですが、これはマッカーサーや、東京大空襲のカーティス・ルメイでさえ知らなかったことで、ホワイトハウス文民による決定事項でした。  ところで歴史とはあくまで俯瞰で眺めなければなりません。また、近代史を太平洋戦争だけくり抜いて語ることも危険です。敗戦責任論というのも、とかく感情論に陥りがちで、本当の歴史は見えなくなるというものではないでしょうか。

keikaku
質問者

お礼

 早期講和は無理な話だった、なるほど、そうかもしれませんね。  だけど、アメリカは日本を多少は恐れていたはずです。だからソ連に対日戦争をお願いしたのです。  私もよくわかりませんが、「無条件降伏」を提示すれば停戦になるのではないですか。

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その他の回答 (16)

  • Gantz10
  • ベストアンサー率17% (20/117)
回答No.6

 「A級戦犯」というものがどういうものか、知っているとは思えない発言ですね。「何らかの形で裁かれなければならない人たち」なんて糾弾するのなら、よほどの覚悟と調査をもってするのが、人の道というものです。極めて重い罪をその相手に課そうということなのですから、間違いや勘違いなどがあってはたまったもんじゃありません。  ちなみに、「A級戦犯」とされた人たちは、既にサンフランシスコ講和条約に規定されたルールに則って、占領解除された後さっさと名誉回復されています。従って、現在の日本には法的に「A級戦犯」という人は存在しません。そして、この名誉回復は、国会決議で行なわれたものです。その際の堤ツルヨ議員(社会党)の演説は、それなりに勉強した人にとっては常識です。つまり、彼らが不当な罪を GHQ に負わされたというのが、当時の国民の意思としても常識としてもあったということです。  このことを、ご存知でしたか?  今、あなたのように知識が無い人が大量生産されているのは、GHQ の公職追放によって要職に入り込んだ左翼思想の持ち主によって教育がゆがめられた結果です。あなたに今この瞬間知識が無いのは、あなたのせいではありませんが、関心を持ったときにもきちんとした知識を持たないのは、時と共にあなたの責任になってきます。ちゃんと、調べて下さい。  最近の良書としては、参考 URL の本などもあります。  ちなみに、「国民が好戦的になっていたのは、指導者の影響だと大」なんて話は物事の一面でしかありません。ヒトラーのような扇動政治家が巧みなアジテーションで戦争を煽ったという現象は、日本にはほとんどありません。  そして、日本は大正時代から民本主義と呼ばれた今で言う民主主義国家の形を持っていたので、国民の意向を政府が無視して好き勝手をすることもできませんでした。圧制的で独裁的、などというイメージは、戦前の日本に対してすら誤りなのです。そのイメージもまた GHQ の洗脳教育の賜物だということは、知っておきましょう。  南京が陥落したときは、「国民」は自発的に提灯行列などして祝ったものですし、日露戦争での終戦の条件が甘いといって日比谷焼き討ち事件を起こしたのも「国民」です。で、主に「国民」を煽っていたのは朝日新聞をはじめとする民間の報道機関、要するに「国民」たちです。  下記の本、読んでみることをお勧めします。 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4094028862/sr=8-1/qid=1155735701/ref=sr_1_1/503-8021835-4718347?ie=UTF8&s=gateway  あなたの認識が、GHQ の工作通りであることが、よく分かると思います。GHQ の洗脳プログラムは、War Guilt Information Program と呼ばれたものですが、大日本帝国のナイーブな情報操作など、足元にも及ばない代物だったのです。

参考URL:
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4344011910/ref=sr_11_1/503-8021835-4718347?ie=UTF8
keikaku
質問者

お礼

 ありがとうございました。  紹介された本については、図書館などで探して読んでみようと思います

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noname#204885
noname#204885
回答No.5

A級戦犯の全員に本当に重大な戦争責任が有ったかどうかは客観的に見ても疑問とするところです。このことが只でさえ議論の多い極東軍事裁判の評価を更にややこしいものにしています。 日本人の手による戦争責任の解明は近年ようやく著に着いたばかりです。客観的な評価を行うために60年の歳月を要したと言えます。マスコミでは読売新聞が今年の8/13と8/15の朝刊で同社としての見解を出していましたが、たぶん大手マスコミでは初めての試みであり、勇気ある行動だと思います。(自社の見解ははっきり示さないくせに、識者の意見や読者の声を借りて陰口を叩かせる手法に徹している某新聞とはえらい違い。) 太平洋戦争の勃発・進行に何の問題も存在しなかったと解釈する人はさすがに少数派でしょう。死者に鞭打つと言うことではなく、歴史における責任の所在を明確にすることは日本の将来を過たないためにも重要なことです。読売新聞の結論も単なる一私見にすぎず、賛否両論は当然あるでしょうが、東京裁判史観と異なる判断を日本人自身の手で発信していくことは靖国問題の解決にも役立つのではないかと思っています。

keikaku
質問者

お礼

 ありがとうございます。  言われるとおり、日本人の手による戦争責任の解明が一番大切だと思います。

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回答No.4

>ただ、国民が好戦的になっていたのは、指導者の影響だと大だと考えます。  その一面は否定しません。つまり、無知な国民が一部頭脳明晰でカリスマ性のある指導者に騙されて戦争に突入したということですね?無知を自慢しちゃいけません。 >一般の国民は、少なくても大国との戦争は望まなかったのでは、と思います。  だから、「鬼畜米英」は大国との戦争を鼓舞したスローガンに他ならないんじゃありませんか?  東京裁判史観は確かに問題あり、です。この裁判は、我々が現代かかわっている裁判とは趣を異にし、いわゆる「戦勝国」が一方的に敗戦国を裁く、極めて不公平なものです。つまり、「勝ったもん勝ち」というものです。だから原爆投下が裁かれることもなかった。  だが、あまりこれを主張しすぎると、日本も戦争犯罪を肯定するような「開き直り」と捉えられかねないので、「いけないことはいけない」というベースは持っておく必要があると思います。  最後に、A級だのB級だの、どうやって区別するんですか?A級が悪くてB級はまだいい、などという曖昧なものではいけません。やはり、戦争責任を問うというのは簡単なことじゃありません。

keikaku
質問者

お礼

 たしかに戦争責任を問うのは簡単なことではありません。  また、原爆の投下、無差別爆撃などの責任が問われないのが問題なのも、ご指摘のとおりです。  ただ、戦争を開始し、多数の国民が死亡しているにもかかわらず、戦争を開始した人たちがのうのうをいき続けるのは、やはりおかしくないですか。

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  • popesyu
  • ベストアンサー率36% (1782/4883)
回答No.3

まぁ別にどのような意見表明をするのも自由なんで、その事自体で責められることは無いですが、するならするできちんと勉強をした上でしましょう。 まず根本的に勘違いされている点はA級戦犯と呼ばれる人たちは、戦争を継続したことではなく、戦争を始めたことを断罪されているということです。 ですので仰るような主張は根本から方向性が大きく間違っています。 例えば東條英機は1944年7月に造反により辞任させられています。仰るような責任の取り方はできません。他には東郷茂徳は開戦時の外務大臣ですが、終始和平派でした。早期講和を計るために敢えて辞職せずに勤めあげましたが東条首相とと対立したために1942年に辞任、1945年に敗戦処理のために再登板しています。広田弘毅だって一貫とした反戦派だし。 入っているべき人が入っていない、あるいは断罪の理由がおかしい、、入るべきでない人が入っているとまぁ色々あるわけです。 無能だったとか愚かだったという意味での断罪は日本国民がするべきだとは思いますが、意味もよくわかっていない人がA級のAという文字をみただけで思考停止しているのは見ていて気持ちがわるいです。何か言いたいのであればもう少し背景を理解して、自分なりの解釈でまとめた上でがんばってみましょう。夏休みも暇なのででしょうから。良い勉強になると思います。

keikaku
質問者

お礼

 たしかにご指摘のとおり、戦争を始めた責任と戦争を継続した責任とは異なることは確かです。  ただ、短期的には戦局を有利に進めることができるかもしれないが、長期的にはとても勝ち目のない戦いを、どのように終局させるか考慮することなしに戦争を始めたのは、いかがなものでしょうか。  

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  • mikawaya
  • ベストアンサー率35% (300/852)
回答No.2

戦犯を裁いた極東国際軍事裁判、いわゆる東京裁判には数多くの問題点があり、公平さに関してもかなり疑問が残る、一方的な裁判であった可能性が指摘されているからです。 平たく言えば、日本の罪は罪としても、連合国も犯している戦争犯罪が裁かれないのは不公平である、という理屈です。 詳細は参考URLを。

参考URL:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A5%B5%E6%9D%B1%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E8%BB%8D%E4%BA%8B%E8%A3%81%E5%88%A4
keikaku
質問者

お礼

 極東国際軍事裁判について詳しく説明されたホームページを紹介していただき大変ありがとうございました。

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回答No.1

 戦争責任って、いち個人の責任を追及して済むべきものなんですかね?「善良な」国民だって、鬼畜米兵のスローガンの下、非常に好戦的だったじゃないですか。大陸の民族に対する差別的思考も、現代の比じゃありませんよ。責任取るなら、いわゆる戦犯と同一にとまでは言いませんが、日本人全体が背負わなければならないもんですよ。  A級戦犯をフォローするというより、A級戦犯を糾弾することが、国民全体の責任逃れと捉えられかねないんじゃないでしょうか?つまり、民衆も被害者ヅラしちゃいけないということです。

keikaku
質問者

お礼

 ご回答ありがとうございました。  ただ、国民が好戦的になっていたのは、指導者の影響だと大だと考えます。それに一般の国民は、少なくても大国との戦争は望まなかったのでは、と思います。  

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