- 締切済み
水素の爆発について
- みんなの回答 (13)
- 専門家の回答
みんなの回答
- ht1914
- ベストアンサー率44% (290/658)
#10です。瀑鳴気という言葉は水素、酸素の2:1の混合気体に対して用いられるのが普通だと思います。発生する熱量が大きいこと、比熱が小さいので温度変化が大きくなり、体積の膨張が大きくなるということが主な理由でしょう。構造が簡単なので反応が段階的に起こるということもありません。これはメタンなどと比べるとよくわかります。水素に比べるとメタンは一度に反応するのが難しいことが予想されます。 あの音は急激な体積膨張による衝撃波だろうという記事を見たことがあります。 水素は2原子分子ですがメタンは5原子分子です。原子数が多くなると比熱は大きくなります。考えてみると2原子分子で燃焼性のガスという例ははあまりないですね。(2原子分子の比熱は気体分子運動論によると1molあたり、(5/2)Rです。)
- mazeran
- ベストアンサー率42% (221/518)
No,4です。 先にも書いたように、「燃焼」も「爆発」も同じ「酸化反応」ですので、爆発すると大量の水ができるのではなく、爆発も燃焼も同じ量の水、つまり2個の水素原子と1個の酸素原子で1個の水の分子になります。 しかし酸化反応は「熱」を伴いますので、水はできているのですが、熱で蒸気になってしまうので、なかなか液体の水としての確認は難しいと思います。 No,11の方の回答に補足ですが、火種の大きさにもよりますが、火種の熱による空気の対流で、上方の水素が火種近くまで降りて来る可能性は十分にありますので、水素を扱うときは火気厳禁です。うっかり換気扇のスイッチや蛍光灯のスイッチを入れたり切ったりすると、スイッチの火花に引火する可能性は十分にありますので注意が必要です。
お礼
ご回答ありがとうございます。燃えて水ができるという現象は、実際は蒸気が出るわけですね。燃えて煙が出る代わりに、蒸気が立ち昇っているというイメージ・・・?
No.7です。 >下のほうに火種があっても上のほうの水素が燃焼はしにくいような気がしますが、どうなんでしょうか? どうなんでしょうね・・・。『導火線みたいに発生源から水素ガスのパスが天井の溜まりまでつながっていれば,炎が空気中を走って「どかん」といく』という説明はどうでしょう。 高校の実験で水素を発生させる程度なら大丈夫ですが,水素ボンベを用いるような場合は上記のようなこともあり得そうです。 危険予知なので想像すればきりがないですが水素が危ないのは確かなので安全に気をつけて扱いましょう。
お礼
ありがとうございます。取り扱いにおける十分な安全管理が必要なこと理解できました。
- ht1914
- ベストアンサー率44% (290/658)
高等学校の化学の実験では水素が発生する反応を扱います。希酸と金属(マグネシウム、アルミニウム、亜鉛、鉄、・・・)、水と金属ナトリウムの反応がよく出てきます。水素の確認として試験管の中の気体にマッチで点火してポン!と音を出して燃える事を確かめます。液量は試験管の深さの1/3程度以下でやります。燃える気体はたくさんあるから燃えたというだけでは水素だと言えないよ、ポン、とかキュンとかの音がするところがポイントだといいます。これは瀑鳴気であるという性質を利用しています。生徒のやった実験条件にはかなりの幅があります。それでもたいていこの音を聞くことが出来ます。これは燃焼範囲が広いことによります。試験管のように太さが一定の容器でやると破裂の心配はほとんどありません。フラスコでやってはいけないとかアルコールランプのような形も危ないということも言います。 瀑鳴気、少量でも本当に凄い音がします。水素:酸素=2:1の混合気体を作るところがポイントです。私のやったのは電気分解の容器の出口を一つにして気体を発生させることです。2:1で混ざった気体が出てきます。これをインスタントコーヒーのふたのようなものに入れたセッケン液に通じて混合ガスの泡を作ります。ガス点火器の炎を泡に近づけると凄い音がします。教卓で点火していると耳を塞ぐことが出来ないのでしばらくは耳が聞こえなくなるぐらいです。体積は10mlもないでしょう。 大学の実験室などで水素を使うことが前提になっている場合は天井に傾斜をつけ、換気窓を付けるというのが原則だというのを聞いたことがあります。
お礼
ご回答ありがとうございます。教育の現場で実際にやられている方のアドバイス、大変参考になります。 基本的な質問なのですが、「爆鳴気」とはどういった定義の気体なのでしょうか?水素以外にどんなものがあるのでしょうか?お教えいただければ幸いです。
- gabo2gou
- ベストアンサー率36% (27/73)
すでにたくさんの方がコメントされていますので >危険なのは、密閉された空間に水素が充満しているということでしょうか。 についてのみ書かせていただきます。 何年かに一度新聞にのる理科の授業中の爆発事故は、すべて密閉した容器中で起こっています。燃焼による発熱で気体が急激に膨張しますが、そのとき圧を逃がす仕組みがなければ起こります。具体的には、キップの装置や三角フラスコなどを使って水素を発生し、容器内に火が入ったときです。消火器爆弾が大きな破壊力を示すのも同じ理由です。 爆鳴気の実験では、風船や底を抜いたビンを使い、必ず圧を逃がすような仕組みを作っています。また、高圧の気体を扱う装置や設備には、必ず圧が高まったときにリークさせるための安全弁がついています。
お礼
ご回答ありがとうございます。圧がかからないようなしくみ、圧を逃がす仕組みが重要だということ、参考になりました。
- kimi-ken
- ベストアンサー率0% (0/0)
燃焼と爆発はスケールの大きさのみと理解して頂いて構わないと思います。物の本には、爆発は、爆風を伴う燃焼とありますが・・・。
お礼
ご回答ありがとうございます。理解できました。
水素の爆発については既に回答が得られているようなのでNo.5のお礼について一言(自信はありませんが・・・)。 水素を外で発生させると空の彼方へ拡散していき安全ですが、室内だと水素は空気よりも軽いため部屋の一部分(天井の窪みとか)に集まります。このとき誰かが火を使うと「どかん」といくかもしれません。締め切った部屋を密閉と呼ぶか分かりませんが、水素を使うときは部屋の換気に気をつけましょう。
お礼
ご回答ありがとうございます。 水素は軽いので部屋の中でも天井の方に溜まると思いますが、部屋の中の空気に対して爆発範囲の濃度にあるとしても実際は、天井付近に固まって存在しているので、下のほうに火種があっても上のほうの水素が燃焼はしにくいような気がしますが、どうなんでしょうか?
- kimi-ken
- ベストアンサー率0% (0/0)
水素の爆発範囲は、常圧の空気中で4~75%です。水素が少ないか、または、多量のありすぎても爆発は起こりません。(加圧状態では爆発範囲が広くなるのが一般的です。)水素より爆発範囲が広い気体もありますが、身近なところでは、アセチレンガスの2~100%が挙げられます。アセチレンは、炭素-炭素の三重結合を持つ分子なので、反応性が高く、自己分解も起こすため、空気(酸素)が無くても爆発します。 以上、参考になれば幸いです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 確認ですが、爆発範囲の4~75%とは、空気中で水素がそれだけの濃度にあると、火種があれば燃焼するという理解でよろしいでしょうか。そのときの水素の量が少なければ単なる「燃焼」で、多量にあると「爆発」になるということで・・。
#2です。某ガス協会に勤めていたことがあるので、大事な確認をしておきます。 #3のお答えにある水素が危険なのは酸素との混合比が広いところで引火すると言う点で。 この範囲を「爆発限界」と呼びますが実際にはただの燃焼可能範囲のことです。
お礼
ご回答ありがとうございます。参考になりました。 普通に大気中に水素を開放すると多分、すぐ拡散してしまうのでそれほど危険ではないと考えていいのでしょうか。危険なのは、密閉された空間に水素が充満しているということでしょうか。
- mazeran
- ベストアンサー率42% (221/518)
理科の実験では確かに「爆発」しても問題のないレベル(量)で行なっています。 そもそも「爆発」というのは、「燃焼」の一部であり、「酸化反応」です。 酸素とゆっくり反応すると「燃焼」と呼ばれ、一気に激しく反応するときは「爆発」と呼ばれます。 つまり水素などの「可燃ガス」は、酸素の「量」で状態が変わります。 いくら濃い水素でも、細い管からチョロチョロ出して火を着けても爆発はせずに、「燃焼」に留まります。管から出た瞬間、空気と混ざり、「燃焼」に適した混合になった瞬間に、ゆっくりと酸化反応を起こします。 ところがチョロチョロ出してても、火を着けずに、噴出した水素が空気中の酸素と「爆発」を起こす割合で混ざったときに火を着けると「爆発」します。 決して水素だけでは燃えたり爆発したりはしません。その証拠に、何年か前に、木星に彗星が衝突したことがありましたが(シューメカーレビー第9彗星)、木星は云わば「水素の塊」です。水素単体で爆発するのなら、彗星が衝突したときに木星は太陽になっていたはずです。 発火温度は適度な酸素と混ざった状態で、火種の類がない状態で、熱による自然発火の温度です。(厳密には表現に違いがあるかも・・・) 家庭のプロパンガスも、料理をするときには「燃焼」に適した量だけ空気と混ぜて、「緩やかな酸化反応」をさせているのです。 ガスが漏れていることに気が付かないで、うっかり火種になるようなものを与えてしまうと、爆発にてきした割合に混合していたら、ガス爆発を起こします。 車のエンジンも同じです。ガソリンに火を着けてもただ燃えるだけです。これが適量の空気と混ぜられると、爆発を起こしてエンジンは動くのです。 ですから理科の実験では、少量の水素と、爆発に必要な適当な量だけ混ぜて「ポン!」とやり、その時の「爆圧」を確実に逃がす装置で行ないます。(試験管など。)小さな爆発でも、爆圧を逃がさずに容器に留めようとすると、水素の爆発以上の爆発を起こします。ダイナマイトと同じです。
お礼
ご回答ありがとうございます。参考になりました。 水素が酸素と反応して燃えると水が出来ると思いますが、爆発したときも同じようにみずが発生するのでしょうか? 大量の?
- 1
- 2
関連するQ&A
- 爆発実験における酸素・水素の順番
先日、酸素と水素を混ぜて爆発させる実験をしました。 (ユージオメーターにいれて圧電発火器で発火) そこで、酸素・水素の順番で入れろと言われました。 なぜでしょうか。わかる方回答お願いします。
- ベストアンサー
- 科学
- 福島第1原発水素爆発の点火源は?
報道のように先般の地震で、福島第1原発の炉内で発生した水素が、格納容器から漏れ、外部建屋内に充満し、酸素と反応して水素爆発を起こしたとのこと。 しかし、水素が爆発濃度範囲内にある状態でも、やはりなんらかの点火源がないと爆発は起こらないと思うのですが、今回の場合の点火源として考えられるのは、なんでしょうか? 静電気?? ご教示お願いします。
- ベストアンサー
- 自然環境・エネルギー
- 燃焼・爆発に関する質問
自分の考えが合っているかどうか確かめたいので、皆さんの意見を聞かせてください。 ・爆発範囲はモノシランの方が水素より広い。 ・静電気による放電火花はエネルギーが小さいので、可燃性混合ガスの発火源にはならない。 ・常温でも、大気中に流出すると発火するおそれがあるガスもある。 ・支燃性ガスが存在しなくても、発火源が存在すれば爆発の起こるガスもある。 ・爆発範囲は、空気と混合した場合よりも、酸素と混合した場合の方が広くなる。 ・空気中の可燃性ガス濃度が高いほど、火炎伝ぱ速度が速くなる。 ・急いでボンベを交換するとき、支燃性ガスとの混合の可能性が無いため安心して容器弁を急速にあけることが出来る。 よろしくお願いします。
- ベストアンサー
- 化学
- 水素爆発
27日午後4時 0.14メガパスカル 28日午前5時 0.125メガパスカル 29日午後1時 0.105メガパスカル 0.1013メガパスカル(大気圧)以下になると,水素爆発を起こすと思って下さい. つまり,格納容器の圧力が大気圧より下がると,酸素を含む空気が格納容器内に 入り込んで,水素爆発が起きます. このような文言を発見しました。 今なにもニュースはないですけど、水素爆発しなかったんですか?
- ベストアンサー
- その他(災害関連情報・相談)
- 水素ガスの爆発温度について
水素ガスを使用した熱処理で、低温での水素ガスの炉内導入は 爆発の危険があるので避けるべきだと教えられたことがあります。 しかし実際には400℃台でも鋼の熱処理は行われていますし、 DLCはもっと低温だと聞きますので 根拠に乏しいのではないかと思っています。 高圧ガス保安技術の本には低温での爆発はしにくいともあります。 そもそもリークがあって酸素が入らなければ爆発しようがないと思います。 また酸素があっても減圧熱処理では爆発の危険性が 大幅に減少するはずです。 ということで ・水素は低温のほうが危険という根拠はどこから来るのでしょうか。 ・大気圧下での4から75%の爆発限界は減圧下でも通用するのでしょうか。 の二点についてご教示ください。宜しくお願いします。
- 締切済み
- 熱処理
- 水素であることを確認するためには?
こんにちは。中学の理科で、やったと思いますが、水上置換でうすい塩酸に亜鉛を加えたりすると、水素が出ますよね。 当時、その気体が水素であることを確かめるのに、気体の入った試験管に線香を入れて、はげしく燃えることで確認しました。ところが、最近、インターネットなどを見ていて、水素は酸素と混ざると爆発する!!などと書かれてありました。危険だと思い無知のまま実験してみるのも怖いのでお聞きします。 これは、火を近づけなくても音が出たりするのですか?それとも、水素と酸素が混じった状態で火をつけると爆発するのですか? いろいろ調べてみると、この実験中に、過って失明した生徒もいたようです。安全に水素であることを確かめるにはどんなことに気をつけたらよいのでしょうか?教えてください。
- ベストアンサー
- 化学
- 水素爆発
27日午後4時 0.14メガパスカル 28日午前5時 0.125メガパスカル 29日午後1時 0.105メガパスカル 0.1013メガパスカル(大気圧)以下になると,水素爆発を起こすと思って下さい. つまり,格納容器の圧力が大気圧より下がると,酸素を含む空気が格納容器内に 入り込んで,水素爆発が起きます. このような文言を発見しました。 今なにもニュースはないですけど、水素爆発しなかったんですか? 安全厨は答えなくていいから。
- ベストアンサー
- その他(災害関連情報・相談)
- 中1理科水素
こんにちは、水素発生口に直接火をつけてはいけないのはなぜですか? それと、実験でするポンっと音が鳴って青白い炎が出ますよね。酸素と混ざった状態で火がつくと爆発すると言いますが、その実験ではなぜ爆発しないのでしょうか?そしてそれも水素発生口に火を近づけているのと同じようなことだと思うんですが、、 そして、水素って酸素と混じらずに火つけたらどうなるんですか?
- 締切済み
- 理科(小学校・中学校)
お礼
ご回答ありがとうございました。参考になりました。