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"like sixty"という言葉について(長文)

 "like sixty"という言葉の元の意味、出典をご存知の方教えていただけませんか?  英語多読に挑戦中です。アメリカの児童向け小説で"The Great Brain"というのがあります。これに出てくる表現で、男の子3人兄弟の末っ子が兄たちに無理やり水泳を教えられる部分で、 "I tried to scream and got a bellyful of water. I began paddling with my hands and kicking my legs like sixty. Then my head came out of the water." とあり、ここでのlike sixtyは「必死で、一生懸命に、急いで」といった意味にとれます。また同じ本の別の部分で、 "I knew Tom's great brain was working like sixty as I watched wrinkles come into his forehead. " とあります。ここでの"like sixty"は(いつも賢いことを自慢する兄のTomのあだながgreat brain)兄の"大"頭脳が、額にしわができるほど「必死で、一生懸命に、活発に」働いている、という意味にとれます。  意味は間違っていないと思うのですが、手持ちの学習用辞書(COBUILD, LDOCE)にはこの言葉は出ていません。Googleなどで検索しても「数字の60の、60年代の、60歳代の」という用法がほとんどで、他には"run/throw away like sixty" という用法が見つかりました。  この作品が書かれたのは1960年代、舞台になっているのは19世紀末のアメリカのユタ州、登場するのは男の子の三兄弟です。上の引用文の"I"は、いつも兄たちにかなわず悔しい思いをしている三兄弟の末っ子です。時代設定から言って昔の言葉で、また子供が語る文の中で使われているので、当時の子供が使っていた表現のようです。  私は、何かのエンジンや、あるいは幻灯機のような不思議で身近な機械じかけのものがあって、その動く様子から出た言葉なのではないか、と想像してます。どなたかこの言葉の元の意味、出典をご存知の方はいらっしゃいませんでしょうか?

  • 英語
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質問者が選んだベストアンサー

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  • jayoosan
  • ベストアンサー率28% (929/3259)
回答No.4

「猛烈に速い」 「思いもよらないスピードで」  2つ語源というか、表現の元がたどれると考えます。アメリカ表現ですが 1つは、そのまま辞書にあるように like sixty という形容表現で、 意味:with great speed, ease, or force これはそのまま和英にものっている「猛烈な速さで」とか「とても(容易な,勢いがある)」という意味です。 アメリカの速度は miles/hour ですが、時速60マイルは96km/hくらいですので、とてつもなく早いことを表しています。 もう1つ、going like sixty という決まり文句があるようです。 アメリカ国土の保全や運営に関するハーバード大の文章に、言葉のきかっけになったのではないかと思われる説明がありました。 http://www.nhc.rtp.nc.us:8080/tserve/nattrans/ntuseland/essays/roadsd.htm 1930sの終わり、"going like sixty"がアメリカ独自の英語(American vernacular English )として入ったとあります。 1941年ペンシルバニア・ターンパイク(高速道路)ができたとき、運手者たちは制限速度がないことに気がついた(制限表示がなかった)、とあります。 90マイル(144km/h?)にも達していたようですが、その当時(戦前にもかかわらず)戦後完成するであろう米国州間高速道システム(interstate highway system)を予期させ(当時州を結ぶハイウェイ網は整っていなかった**2)、人々に思いもよらないスピードを感じさせ「20年も早いぞ」という驚嘆をもたらしたようです(undreamed of twenty years earlier.)。 口頭で使うとき like sixtyとgoing like sixty は、前者は速度の数値、後者は年代の意味、と明確に内容は違うのですが、驚嘆のスピードを表す意味でどちらも使われているのはおもしろいものです。

green_sheep
質問者

お礼

 ご回答ありがとうございます。 ご紹介いただいたページ、早速拝見しました。これは気がついてませんでした。  写真下のキャプションは『おっかなびっくりハンドルを握りながら運転者たちは、20年前には思いもよらなかった速度に驚嘆した』ということでしょうか。   そうすると、当時の普通の人にとってはびっくりするほどの高速だった時速60マイルで行く、ということで"going like sixty (miles)"、飛ばしていこう、くらいの感じでしょうか。  そしてそれが、つまって単に"like sixty"になった、と考えると"the sixties"にならないわけも納得できます。それにもともとの小説にかえると、小学生の男の子が使う言葉として、語源をふまえて使うわけではないにせよ、「60年代みたいに」よりも「車みたいに速く」というのは大納得です。  1940年代初めに誕生しそれこそ60年代くらいまでに流行った言葉で、今はむしろ懐かしい言葉で、車を飛ばすことからきている、ということのようですね。  どうもありがとうございました。  

その他の回答 (3)

  • poohron
  • ベストアンサー率59% (574/971)
回答No.3

No.2です。 >"like sixties"になってもよさそうな気もします。 実は私も、"like the sixties"でなければ おかしいのではないかと気にはなっていました。 が、私も素人考えで "like sixty"は主に会話で使われる言い回しのようなので 普通の言葉遣いとは違うのかなぁ、 と勝手に解釈しておりました。

green_sheep
質問者

お礼

 ありがとうございます。そこなんですよね。冠詞のあるなし、単数複数が違うだけで意味が大違い、っていいますよね。だからこそ気になってます。

green_sheep
質問者

補足

 今回は丁寧な回答をありがとうございました。皆さんの回答を読みながら、だんだん核心に近づいていく感じが楽しかったです。自分なりに調べたつもりだったのですがまだまだでした。勉強になりました。

  • poohron
  • ベストアンサー率59% (574/971)
回答No.2

like sixty 〔米話〕 猛烈に, 非常に速く http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=sixty&kind=ej&mode=0&base=1&row=0 おそらくこのsixtyは「60年代」の意味でしょう。 1960年代といえば世界的に好景気な状況で、 アメリカでも後に"golden sixties"と呼ばれるほどの 経済成長と繁栄の時代でした。 また、社会情勢もキューバ危機、ベトナム戦争、 反戦運動、人種暴動、アポロ計画など 目まぐるしい変革の時代でもありました。 おそらく、この"like sixty"という表現は このようなアメリカの社会状況から生まれたのでは、 と私は推測します。

green_sheep
質問者

お礼

 早速のご回答ありがとうございます。  60年代がそういう時代であったことはものの本で読んだことがあります。そこから来ているのかもと私も思いました。  その場合は、小説の時代背景は19世紀末ですが、想定されている読者は1970年代初めのアメリカの小学生の男の子なので彼らに分かりやすいように、古い言葉ではなく70年代によく使われていた言葉を使った、ということですね。  ありがとうございました。

green_sheep
質問者

補足

 それと一つだけ気になる点があります。 「あの60年代みたいにモーレツに」という意味ならば "like sixties"になってもよさそうな気もします。 素人考えでしょうか。

  • volveive
  • ベストアンサー率38% (31/81)
回答No.1

語源はわかりませんが、ALC で調べたら出ていました。 like sixty 〈米俗〉とても速く、猛烈{もうれつ}に

参考URL:
http://www2.alc.co.jp/ejr/index.php?word_in=like+sixty&word_in2=%82%A0%82%A2%82%A4%82%A6%82%A8&word_in3=PVawEWi72JXCKoa0
green_sheep
質問者

お礼

 早速のご回答ありがとうございます。 そこに出ていたとは、灯台下暗し、でした。 そうすると、文中の意味としては私の解釈も あり、と自信が持てました。 ありがとうございました。

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