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下人とはどのようなものだったのでしょうか
芥川の「羅生門」を読んでいてふと思ったのですが、主人公は「下人」という身分(というか職業?)ですが、下人ってどのような就業形態で、どんな仕事をしていたのでしょうか。何か関連文献などありましたら教えていただけるとうれしいです。
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安寿と厨子王が、下人の身分に落とされたという設定であったかと記憶しております。 他人の財産として、夫婦であろうと親子であろうと、バラバラにされて売買対象になっております。
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- ss79
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一口に奴隷といっても色々な階層、職業が存在します。 例えばギリシャ、ローマ時代では子弟の教育に奴隷を家庭教師のようにあてた位で教養も知識も優れた奴隷がいたのです。 当然売買の対象にもなり主人を変える自由はありません。 平安時代という設定であれば「下人」という身分は主人から給与が与えられている下級の仕事に従事する「下人」もいたでしょうし、それすら失って乞食に近い階層の「下人」もいたと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 なるほど、「下人」のなかにも待遇差があるということですね。 なんとなくわかってきました。
- tanuki4u
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設定が、確か平安時代ですから、羅生門。 奴隷ということになります、わかりやすく言えば。
お礼
ご回答ありがとうございます。 奴隷、なのでしょうか。 下人本人は「自殺する=下人としての奉公を解かれて食い扶持がなくなる」という状態なので、ちょっと奴隷とはニュアンスが違うような気がしたのですが。 平安時代の下人と、もっと時代を下った頃の下人とはまた異なるのでしょうか?
- 6dou_rinne
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下人とぃつてもいろいろありますが、人に雇われて雑用をする、下級の奉公人です。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 「下級の」というところがミソなのですね。高級な奉公人だと光源氏の侍従の惟光あたりになるのでしょうか。
お礼
そういえばそうですね。山椒大夫(三庄太夫?)のところにいるふたりはまさに「下人」と思えます。イメージがはっきりしました。 的確なご指摘ありがとうございます。