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遺伝子組み換え食物では本当に食糧問題を解決できないのでしょうか?

hossynaの回答

  • hossyna
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回答No.10

すみません、本題からは随分と離れてしまうのですが、フォローさせていただきます。 >>「分からないことを証明していくのが学問だと思うのですが、どういうことなのでしょうか。」 勿論その通りなのですが、研究者が自然な誤差としてうち捨ててしまうなかにも、じつは大事な事象が隠れていることがある。ということが言いたかったのです。他にも、実際に科学を人間が用いるときに「分からないこと」が眼中に入っていないことがありますし。 環境問題においての具体例を一つあげます。 今では「水俣病」の原因は工場排水(中に含まれていた有機水銀)であることは、皆さんよく御存知だと思うのですが、実は長い間、原因解明にモメました。 というのも発生からかなりの間、 研究者は「食中毒」やら「原因不明」などという分析で、なかなか工場排水という結果に辿り着かなかったのです。 …何故か。 科学者曰く「工場排水からは有害物質が検出できなかったから」です。 つまり当時の検出装置は精度が低く、工場排水の中に含まれる有機水銀を感知できなかったのです。 地元民のあいだでは、「工場の排水が危ないのではないか?」と早くから言われていたにも関わらずです。 とても不思議なことに、 「工場排水ではない」という結論を掲げていたのは権威ある大学の研究者たちで、「工場排水である」という結論を掲げたのは地元・熊本大学の研究者でした。 ここらあたりが、水俣病が「国」との戦いであるという所以でしょう。 国が「工場排水である」という結論を受け入れるまで、水俣病患者がどのような扱いを受けていたのか、 とてもとても、ここに書ききれるものではないように思います。 ともかく水俣病患者が科学力を誇る「工場」によって 被害を受け、さらに多くの研究者たちから科学をもって、その存在を長い間「否定」されていたことは事実でしょう。 「病気には工場も国も関係ない。病気になったほうが悪いんだ」って感じですからね。 もっとも、科学技術の進歩によって、 検出装置が開発された訳ですから、 ご指摘のとおり「科学技術の進歩によって問題は解決した」と言えるかもしれません。 ただその原因が分かっても、水俣病でなくなった人たちが生き返るわけではありませんし、 また現在も水俣病で苦しむ人間が治るわけでもありません。 そんな訳ですから 牛肉問題しかり遺伝子組み換え問題しかり、 国が科学を盾にするときには、 ちょっと注意しなければいけない。と思ってしまうのです。 勿論、杞憂に終わればいいんですが。 ちなみに誤解のないように言っておくと、 私は「遺伝子組み換え食物は、絶対に危険だ!」 と決め付けているわけではないんですよ。 安全かどうか分からない、と思っているだけです。 ただ、これは「万が一」のことがあったときに 汚染範囲が広く、取り返しのつかないことになりそうなので、ヒビっているだけです。 しかも、原因解明(原因特定)するのに、 また長い時間がかかりそうな感じがするものですから。 本当に杞憂に終わることを願います。 長文で失礼しました。

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