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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:マタイ福音書16:19の解釈(ギリシア語に解決の鍵))

マタイ福音書16:19の解釈(ギリシア語に解決の鍵)

このQ&Aのポイント
  • マタイ16:19の解釈について、ドイツ語聖書の訳語に違いがある理由が気になります。
  • ドイツ語訳の Eberfelder では「werden」を使用し、Luther では「sollen」となっています。
  • 他の言語ではどれも単純未来で表現されている中、ドイツ語では違う訳語が使われているのか疑問です。ギリシア語の「future indicative」に解答の鍵がある可能性があります。

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noname#122289
noname#122289
回答No.1

alles, was du wird 以下に該当する箇所を一種の条件文として考えるとヒントが見つかります。 ο εαν λυσηιs ~ εσται λελυμενον「あなたが解いたものが~解かれるでしょう」ですが、この ο εαν λυσηιs(ホ エアーン リューセース)「あなたが解いたものが」のλυσηιs(ιは下書きのι)という形はアオリスト接続法2人称単数です。 アオリストというのは過去での瞬間的な動作を表しますが時称は今回どうでもよくて、大事なのは「瞬間的・一回きり」というアスペクトの面とそして「接続法」という点です。 ギリシャ語の条件文でもゲルマン語やロマンス諸語や他の印欧語と同様に、実現の可能性の度合いや話者の関心というか態度の違いによって前文、後文の動詞の時称や法をさまざまに組み合わせます。 そして前文の主動詞=『接続法』かつ後文が『直説法未来』だと、条件文の中でも【前提、結果とも将来において実現の可能性が高い】場合のパターンにあてはまります。 「運命」とは少し温度差がありますがほぼ「確実な未来」と見なしてよいでしょう。 また εσται λελυμενον エスタイ レリューメノン はbe動詞に相当するειμιの直説法未来を定動詞に置き完了受動分詞とともにPeriphrasticな形で直説法未来完了受動を表しています。 受動だと「解かれる」ですが語形はそのままで中動相としてとらえると「(自ずから)解ける」といったニュアンスがあります。中動相というとギリシャ語独特で聞きなれないかもしれませんが要するに能動で他動詞であるものから再起動詞や自動詞を作ったりします。 雑な文章であれこれ書いてかえって混乱させてしまったのではないかと懸念しております。お分かりになりにくいところがあればご指摘ください。

noname#41299
質問者

お礼

まさに、ギリシア語の条件節の「接続法」が私の疑問を解く鍵でした。いくつかの英語訳では、律儀にも、ギリシア語の接続法のニュアンスを訳にも表現しようとして "shall" を入れたんだろうと今となって思います。ただ、いつからなのかはわかりませんが、ジェームズ王以降だろうと思いますが、「条件節での接続法は廃れていった」ので、条件節での "shall" は使われなくなったのでしょう。条件節で "shall" が使われるときは、それに合わせるためか、主節でも "shall" が使われているようです(これは自信がありません)。 私の石頭の上に教会を建ててください!お世話になりました。

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