少年事件と罪刑

質問

つい最近母子２人を殺害した約１８才の少年が最高裁で無期懲役を否定されほぼ死刑が確定になりましたが、
今度は１６才の少年が母と兄弟計３人を殺害しました。
マスコミの報道をみているかぎり、マスコミは何だか少年に同情的で、殺している数はこの少年のほうが多く、年齢だって２歳しか変わらないのに数年で少年院を出てきそうな感じです。
それほど遠くない昔、尊属殺人は一般殺人より罪がずっと重かったですよね。
日本の法律（というより法律家）の価値観って何なんでしょう。
人の生命や一生を奪うことなのに、なんだかとってもいいかげんな気がします。
そうではないですか？

回答No.4

magurotuna

日本の法制度って犯罪者の更生にあまりにも重きを置きすぎている、というのが、今回最高裁の判断が下った母子殺人事件の報道・記事に触れての個人的な感想です。そのため被害者の立場が省みられない、フォローも十分でない、という現実があるのだと思います。裁判員制度には関心があり、いろいろ勉強もしています。選任されたら積極的に受けるつもりです。
人間として、それをやったらおしまい、人間失格！というところの線引きが、今の司法関係者と一般人の感覚と離れすぎているとおもいます。
たとえば、殺人を犯したとき、死刑になるかならないか、というのは、殺した人数、反省しているかどうか、更生の余地があるかないかで判断するのではなく、加害者と被害者の接点・つながりの有無・濃淡で判断すべきと自分は考えます。今回の母子殺人事件のように、加害者と被害者に面識がない、逆にお礼参りやストーカー殺人の場合はたとえ殺したのが1人でも死刑にすべき、と自分は考え、実際裁判員になったら主張します。私がこういう考え・主張にいたったのは、質問者の方が触れていた、尊属殺人のケースを自分なりに学んで消化したからです。
尊属殺人はある裁判を契機に、憲法違反ということでその後刑法のこの条文を根拠とした起訴はなくなり、その後尊属殺を規定した条文自体が廃止になっています。この裁判の加害女性は幼少のころから実父(被害者）に性的虐待をうけていて、数回中絶をしているということが減刑の考慮にされました。ところが尊属殺人は死刑か無期懲役しかない。逆に子殺しにはそのようなことがない、これは法の下の平等に反する、ということで尊属殺人は違憲の判断が下ってます。
加害者と被害者の人間関係が近しい、濃密であればこそ、加害者へ汲むべき情状というものもあるでしょう。私の非常に嫌いな法律用語というか、よく判決文で使われる言葉は「～全く落ち度のない被害者～」です。当たり前です。見ず知らずの被害者を殺しておいて、その人が落ち度がある、なんてありえますか？ということなんです。散々私見を披瀝いたしました。では。

お礼

コメントありがとうございます。
尊属殺人が廃止になった経緯とおっしゃる判例については知ってますが
今回のケースでそのような酌むべき事情があるんですかね。
成績が悪いと父親に怒られたくらいで。
暴力だって（どれくらいのレベルのものか知りませんが）体罰も必要だという親も結構多い中で、評価は難しいと思います。
そもそも母親も医師なんですから、そんなに人格に問題のある父親なら
離婚して家庭崩壊してたんじゃないかとも思えるんですが。
今回の父親は加害者の父親であるとともに、妻子を殺された直接の被害者でもあるわけですから、あの報道には私は父親に同情しています。

補足

とりあえず今回の父親の医師は、自分の息子が人殺しをした上に、自分の妻と幼い子供二人を失って、不幸と苦悩の絶頂にいるわけですよね。
妻や子供を時には殴る人なんて世の中に掃いて捨てるほどいると思いますが、彼がどんな罪が犯したんですかね。
今の時点で「父親が悪かったんじゃないか」という憶測を言うことは不謹慎で不適切だと思います。

回答No.3

gigoparapara

そもそも、奈良の事件は報道を見る限り、家族を殺す故意はなかった可能性もあります。
それに対し山口の事件は完全に殺人の故意があります。
同列に論じられる事件ではないでしょう。

お礼

コメントありがとうございます。
報道でも「殺意があった」と言ってましたし
家に放火して自分だけ逃げて殺す意思がなかったわけはないでしょう。

回答No.2

reinosuke

１８歳の事案は、全く関係の無い女の人を殺して、殺した後強姦（厳密には強姦ではなく屍姦）して、赤ちゃんを床に叩きつけ、まだ生きていたから首を紐で締めて、無期懲役刑が出たら、残された夫にざまーみろ、直ぐでられるぞ、見たいな手紙を書いたそうですね。（細かい所は違うかもしれませんから、前の報道や週刊誌をチェックして下さい。）
１６歳の方は、試験の出来が悪いと医者のお父さんに殴られていたという事案ですね。
１８歳の方がずっと悪いと思います。
尊属殺人は憲法の平等規定違反だし、執行猶予がとれなかったので、無くなったのです。
それが、無くなったのは庭師の父親が実の娘に自分の子供を産ませて、娘に好きな男が出来たら結婚して良いと言っておきながら、父親が年取って働くことが出来なくなって、娘が働きに出て、男の人と知合いになり、男の人が全てを知った上で結婚しようと言ったのに、父親が結婚したら駄目だと言ったので、父親が寝ている間に絞め殺したものです。
全然、いい加減ではないと思います。

お礼

コメントありがとうございます。
マスコミの報道を鵜呑みにすべきではないと思います。
その人がどんな人生が生きてきたかなんて、その人にしかわかりません。
人によっては、裕福な家庭に育ち、人よりいろんな面で恵まれているのにちょっとしたことで３人も殺した少年より、多分不遇な少年時代を送った少年に共感する人もいるかもしれませんよ。
引き合いに出されている尊属殺人の判例は今回の事件両方ともまったく性格が異なり、まったく何の関係もないと思います。

回答No.1

yamatodamashi

マスコミが加害者側に同情なのは、世の中の人権屋さんがうるさく言うからです。甘い少年法もいけないと私は思っています。少年でも人を殺めたら死刑すべきだと私は思います。家庭環境が悪いからと理由付けをしていますが、家庭環境が悪くても普通に生活されている方も沢山おられます。改心を待つ制度にあまいなと思います。アメリカみたいに終身刑があればね。極端な話ですが、人権屋さんの子供や孫が殺されたら、それでも加害者を守るのでしょうか？私は他人事のえーかっこしーだと思っています。

お礼

コメントありがとうございます。