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アメリカとイスラム(ビン・ラディン)

同時多発テロは、衝撃でしたが、あのテロの首謀者とされている、ビン・ラディンですが、他にもアメリカで連邦ビルの爆破などを行なっているようです。なぜ、彼はアメリカに恨みを持っているのでしょうか?噂によるとアメリカが武器を渡していたとか、石油と武器を交換するとかしないとか・・・いろいろな話が出てきます。サダムフセインについてもそうですが、昔、アメリカとつながっていたとか・・・誰かイスラムとアメリカの関係について詳しいかたがいればご指導ください。

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  • ベストアンサー
  • sudacyu
  • ベストアンサー率35% (687/1961)
回答No.3

 中東地域で根本的な紛争の種は、イスラエルと他のアラブ諸国の関係です。  第一次世界大戦で、中東のトルコ支配地域での戦いを有利にしたかったイギリスは、この地域パレスチナに多く住んでいるイスラム教徒に、戦争後独立国を作らせてやるとの約束をし、イスラム系住民のトルコに対する戦いを起こさせました。  同時にイギリスは、イギリスなど先進国の経済界で大きな力を持つユダヤ人の協力を得るために、ユダヤ人たちの故郷パレスチナ(少数民族としてパレスチナに住み続けるユダヤ人も居ました。)に国を作ることを認めました。  第一次大戦後、この地域の外から多数のユダヤ人が国を作るためにパレスチナにやってきて、以前から住んでいたイスラム系住民と揉め事を起こすようになり、第二次大戦後イスラム教徒とユダヤ教徒との戦争になり、勝ったユダヤ人がイスラエルを建国し、パレスチナに住んでいたイスラム教徒はパレスチナ難民として周辺国に流れていきました。  また、イスラエルに移住しないで欧米諸国にそのまま住んでいるユダヤ人も、アメリカやイギリスの政府に圧力をかけ、イスラエルに武器を供給するよう圧力をかけ、イスラエル建国を助けました。(ちなみに、ユダヤ人が一番たくさん住んでいる国はアメリカで、イスラエルではありません。) 現在の状況は  イスラエル(人口600万)の周りは、人口20倍以上のイスラム教国(エジプト7600万:サウジアラビア2600万:ヨルダン560万:シリア1800万・・・更にその外側もイスラム教国)に囲まれている。  アメリカ(ユダヤ人の人口3000万人)は、イスラエルの後ろ盾となって、武器を供給している。  アメリカの民主党政権クリントン大統領―ゴア副大統領は、、イスラムと和平を進めるようイスラエルに圧力をかけていました。(民主党=リベラルによる支持。武器の禁輸を見せられると、イスラエルは和平を勧めざるを得ない。)  共和党のブッシュ政権(共和党=タカ派・軍需産業の支持=武器禁輸はできない。)になって、イスラエルへの和平圧力が弱まり、そのためイスラム教徒のアメリカへの反発が強まりました。それが、9.11につなりました。  サダム=フセインのイラク問題は、中東という場所での出来事なので、関連がでてきましたが、基本的には別系統の問題です。  イラクについて  中東の石油はその開発の経緯から、アメリカの資本の支配下にありました。外国が他国の利権を確保するには都合の良い、長期政権が可能な王国が多く、アメリカはその王国(イラン・サウジアラビア・クウェート・その他湾岸諸王国)を支持してきました。(アメリカの民主主義支持は、方便です。)この頃アメリカはイラン支持です。(イランの隣国で歴史的に対立しあってきたイラクに対する援助はあまりありませんでした。)  ところが、イランではイスラム原理主義が台頭し王制が崩壊、王制を支持してきたアメリカに対して批判が強まりました。  イランがアメリカに敵対するようになったため、サダム=フセインが大統領を務める隣国の独裁国家イラクに対してアメリカは軍事援助を始めました。  このアメリカの軍事援助と支持を、強力なものと勘違いしたイラクの大統領サダム=フセインは、クウェートに侵攻してしまったのです。  クウェート王国の崩壊を見過ごせば、湾岸諸王国からの支持=石油利権も不安定になるため、アメリカはイラクを相手に湾岸戦争を起こし、クウェート王国を復活させました。  以後はご存知の通りです。

NIPTUCK
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  • yuhkoh
  • ベストアンサー率48% (350/723)
回答No.2

参考までに 『軍事板常見問題』より http://mltr.e-city.tv/index02.html 「テロリズムFAQ」から http://mltr.e-city.tv/faq10.html [イスラーム過激原理主義]関連 http://mltr.e-city.tv/faq10.html#muatassive 【アル・カーイダ】関連 http://mltr.e-city.tv/faq10.html#00882b ひとまず上記回答を参考にされてはいかがですか。なお、このサイトはあくまでも「参考」ですので、ここからキーワードを見つけて調べられるとよろしいかと思います。 上記HP回答集より抜粋 【質問】  イスラーム社会はなぜアメリカを忌み嫌うののか? 【回答】  現代という時代の象徴がアメリカです。  現代において、宗教の原理と科学の原理は人の中で深く錯綜しているだけで、まだその次の時代へ突入できないでいます。  そうした人の中の対立は、数百年前であれば暴力で済んだものが、現代では科学技術の進歩の結果、激烈なテロとなってしまうのです。 (中略)  イスラエルの企業家で学者でもあるヨアブは、こう分析した。 「結局、これは宗教戦争でも経済戦争でもありません。『真実』の戦争なのです。  問題は、己の信じる真実以外全て真実ではないと思い込む事によって始まっています。  人の数だけ神と真実があるという事、そして、人間はお金や物質だけでは幸せになれないという事、たった2点だけ理解できれば、地球上から戦争はなくなるのですが……」 (大高未貴「神々の戦争」、2001/12/20、P.36、抜粋要約)

参考URL:
http://mltr.e-city.tv/index02.html
NIPTUCK
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回答No.1

旧ソ連によるアフガニスタン侵攻時: 米国はタリバンを支援 イラン イラク戦争時 (もしくはイラン イスラム革命 (米国大使館占拠) 時): 米国はイラクを支援 単純な図式では上記それぞれののち「用済みになって捨てられたから」という理屈も成り立ちますが、そもそもそんな単純ではないのかもしれません。

NIPTUCK
質問者

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