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RC構造住宅の寿命

noname#65504の回答

noname#65504
noname#65504
回答No.5

基本的にRCは60年程度の寿命といわれています。 しかし先の回答にあるように様々な問題により、早く寿命を迎えてしまうケースもあります。 また施工上や環境上の問題からひびわれが発生しそこから中性化や鉄筋の錆の発生などにより寿命を速めている物もあります。 なお、アルカリ骨反応については、昭和62年にJISで材料の特性を試験方法が規定されていますので、その結果大丈夫となった材料でしたら、それほど心配する必要はないと思います。 中性化などは復元する技術もありますし、塩害についても脱塩工法もあります。費用を投じれば長寿命かはかなりできると思いますが、どこまで劣化しているかが問題で、これは建設時の材料などの問題だけでなく、その後の劣化状況にもより(例えば沿岸地域では外部から塩分の侵入の可能性があり劣化が早い)、劣化は今までのメンテナンス状況により大きく左右されるケースですので、メンテナンス記録は要チェックです。 ちなみにコンクリート構造物に関してはリフォームというと一般的には内装など仕上げや設備機器の修繕などを指しており、あまり表面に見えない構造自体の修繕は意味していないことが多いので、リフォーム済みといっても構造的なメンテナンスが行われているかどうかは別問題です(通常コンクリート建物の構造に関する修繕に対しては「補修」または「リニューアル」という用語が用いられます)。 劣化や寿命以外にもう1つ問題があるのは、以下の点です。 >RC構造で連棟式住居です。連棟式のため個別の建て替えはできません、と記載があります。 これはおそらく区分所有法が適用される区分所有建物(いわゆる分譲マンションなど)に該当する物件である可能性が高いです。 区分所有建物は建物のある土地や建物の構造を共有している関係上、法律上その各住戸の所有者全員の共有物として扱われます。このため、集会を開いて所有者の3/4以上の賛成決議を得なければ、共有物の変更はできないことになっています。 すなわち、自分の部分を修繕したいと思っても、共有部部に当たるところは勝手に修繕できないことになっています。 共有部分というのはかなり広い範囲が適用され、柱・壁・床・梁などといった構造物だけでなく、窓ガラスも玄関扉も、共通する設備部分も共有物です。 区分所有法に該当する建物でしたら、以上のように分譲マンション同様の扱いとなりますので、リフォームするにも他人の許可が必要になることがあります。 また、共有部分を補修する場合、自分とは直接関係のない部分でも(例えば他の住戸のガラスが台風で割れたときなどその修繕費)、一定の割合で費用負担をする必要があります。 このため分譲マンションなどでは、修繕積立金などを行っていますが、質問のケースのような場合、一見マンションのように見えないため、戸建て間隔で居て管理組合などを設けず、管理を行っていないケースもあります。 以上のように区分所有建物かどうかは重要な点ですので、戸建て間隔で購入すると痛い目に遭うこともありますので、この点は確認する必要があります。もし区分所有建物でしたら修繕積立金の状況など管理状況をよく確認することも必要です。 最後にもう1点、築20年以上と書いてあるのでよくわかりませんが、今から25年前の1981年に耐震基準が変更になり、それ以前の物の中には現在の耐震基準を満たさない物件が3割ぐらいの確率であるそうです。 だから漠然と20年以上というのではなく、きちんと確認申請が行われた日を確認することも重要です。 購入前には  1)過去のメンテナンス状況  2)区分所有法などによる所有権の関係やそれに関する管理状況  3)耐震基準の関係 をチェックすることが必要だと思います。

ringo-ichigo
質問者

お礼

お礼が遅くなり申し訳ありません。 この度は、誠に丁寧ににお答えいただき有難うございました。 ご意見を伺い、客観的に物件を見直すことが出来ました。 今後も、このご意見を家選びの参考にさせていただきます。

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