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通性嫌気性菌について

pinkcream69の回答

回答No.2

クロストロジウム属は嫌気性菌で芽胞をつくることができるのが特徴です。芽胞になると高熱にも乾燥にも耐えうることができます。芽胞状態では細菌は分裂はできませんが一定の条件を満たすともとの栄養細胞に戻ることができます。代表的なクロストロジウム属には破傷風菌、ボツリヌス菌、ウェルシュ菌、ディフィシル菌が含まれます。 今回のエピソードでは典型的にはウェルシュ菌によるものです。一番多いのはシチューの温め直しです。高温で料理する時は芽胞になって耐え忍び、冷却する過程で栄養細胞となり病原性を得たと考えられます。ウェルシュ菌による病原性は毒素(主に蛋白分解酵素)であるのでこのようなことがおこっても不思議ではありません。至適発育温度が40度であるのでこのような温度で長時間放置されていますと起こりえます。このあと中途半端な加熱を加えて食べていたら下痢していましたね。気がついてよかったですね。

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