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蒸発のしやすさ

ctrpivの回答

  • ctrpiv
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回答No.3

まず、akatomotさんの疑問は項目を2つに分ける必要があります。 (1)沸点をはさんでも蒸気熱(ちょっと日本語がわかりませんが、英語で言うLatent heat of vaporizationのことですよね?)は気温に対して線形か? 常温付近では、線形(または線形として近似できる?)ですが、質問のような高温下での回答は自分は知りません。 (2)乾燥速度は空気の温度勾配に比例するか? これについては、少なくとも線形的な比例はしないと思います。 2番さんの回答(100度までは線形)とも少し違っていて、もっと複雑だと思います。100度より110度の方が早く乾きます。極端に言えば1万度なら一瞬で蒸発するでしょう。 基本的には周りの気温が高いほど蒸発しやすいんですが、蒸発の速度はlatent heat of vaporizationのみで決まるわけではありません。 蒸発面と接している空気がどれくらいの速さで交換されるかとか、その他いろんな要素が複雑に関わってきます。 例えば飽和水蒸気圧曲線は温度に対して非線形ですが、乾燥機の中の洗濯物の状態によって、空気の交換が非常にスムーズな面とスムーズに行われない面が出るはずです。乾燥機内部の空気の平均相対湿度が低くても、洗濯物と空気の接地面付近で部分的に相対湿度100%になる面もたくさん出るでしょう。空気の温度が低いと、より早く100%に届き、その届き方は温度に対して非線形です。 これはただの一例で、乾燥機の中の熱収支を細かく見ていくと、非線形の要素がたくさんあると思います。 実社会で何か実際の物を乾燥させるときの乾燥速度は、温度やlatent heat of vaporizationだけでは語れません。

akatomot
質問者

お礼

丁寧な御回答、ありがとうございます。 質問の中で蒸気熱は、蒸発潜熱(or蒸発熱)と書くところを間違えて書いてしまいました。 湿度図表を見たところ、蒸発潜熱は常温から少なくとも120℃までは線形で表わされたいたので、温度と乾燥速度は比例すると考えました。 乾燥速度は、周囲の温度だけでなく、乾燥機の中の風の流れや、洗濯物の内部にある水の拡散速度など、非線形の要素がたくさんあることを理解でき勉強になりました。 実は、70℃と90℃と110℃の乾燥機の中に、それぞれ水の入ったコップ(熱伝導は考えない)を入れたら、水の蒸発速度(乾燥速度)は、どんな関係になるのかという素朴な疑問が発端でした。 上記の条件で、空気の置換も同等に十分に行われている場合は、乾燥速度は線形でという理解でよろしいでしょうか? 非線形の要素は熱収支の中でたくさんあることは理解し、考えたつもりですが、間違っていましたら再度御教授いただきたくお願い申し上げます。

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