有機溶剤の蒸発速度と飽和蒸気圧について

このQ&Aのポイント
  • 有機溶剤の蒸発速度について調査しました。酢酸ブチルを基準に、トルエン、メタノール、IPAの蒸発速度を比較しました。
  • 有機溶剤の蒸発速度は飽和蒸気圧に影響を受けることが分かりました。飽和蒸気圧はアントワンの式により導かれ、温度に依存します。
  • 周囲温度や風の流れなどのファクターが蒸発速度に影響を与えることが分かっています。また、沸点を超える周囲温度になると蒸発速度が急速に増加する可能性があります。
回答を見る
  • ベストアンサー

蒸発速度・蒸発量

蒸発速度についていくつか質問があります。 いろいろ調べていたら、酢酸ブチルの蒸発速度を100としてのいろいろな有機溶剤の蒸発速度を見つけました。 例えば、トルエンだったら240、メタノールだったら250、IPAだったら150となっていました。 各有機溶剤の飽和蒸気圧が蒸発速度に影響すると思うのですが、飽和蒸気圧はアントワンの式により導け、温度に依存していました。 先ほど載せたトルエン240という数字は何度での値とか決まっているのでしょうか? もちろん、蒸発速度の算出には周囲温度や境界面での風の流れなどいろいろなファクターが起因することは分かっているのですが・・・。 また、沸点を超える周囲温度になったら、蒸発速度は一気に速くなるのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • tac351115
  • ベストアンサー率66% (109/164)
回答No.1

>何度での値とか決まっているのでしょうか? 調査された資料に条件が書いてなければ、常温(例えば23℃付近)の条件と思います。 蒸発速度比の測定方法は、たとえば ASTM D 3539-87 標準試験法 で規定されています。 >沸点を超える周囲温度になったら、蒸発速度は一気に速くなるのでしょうか? 試験方法によりますね。試料の初期温度を周囲温度にしてから測定をはじめるなら一気に気化するでしょう。試料の初期温度が常温ならば、徐々に気化速度が上がります。

関連するQ&A

  • 溶剤の蒸発速度の概算方法

    溶剤の蒸発速度の概算方法 ある揮発性有機溶剤の蒸発速度を概算したいのですが、以下のような計算式で問題ないでしょうか? (気流による溶剤表面の熱交換の影響は考えないものとした場合。) N=DP/RTL*(1-α/100) N(mol/s・m^2):蒸発速度 D(m^2/s):溶剤の相互拡散係数 P(Pa):溶剤の蒸気圧 R(J/Kmol):気体定数 T(K):温度 L(m):溶剤蒸気拡散距離 α(%):湿度 環境の湿度の影響をどう考えれば良いかそこもアドバイス頂ければ幸いです。 基本的には、ある温度を基準に温度が変化した場合に、どの程度蒸発速度が変化するのか概算できればと思っています。 ご教授のほどよろしくお願いいたします。

  • 飽和蒸気圧

    こんばんは。 蒸発速度=凝縮速度 で見かけ上蒸発がとまるときの蒸気圧(飽和蒸気圧)について、 正しいものを1つ選ぶ選択肢の中に 「同じ温度の純水と飽和食塩水では飽和蒸気圧が等しい」 というのがあったのですが、 どうして等しくないのですか?同じ温度であるので、純水の飽和蒸気圧も 飽和食塩水の飽和蒸気圧もゼロであるように思えるのですが⋯⋯⋯?? 教えて下さい><お願いします。

  • メタノール雰囲気下での水の蒸発速度

    φ2mmの試験管2本にそれぞれ1cmの高さまで水を入れます。これを1本は1Lビーカーをかぶせ、もう1本はたっぷりのメタノールを入れたビーカーと共に1Lビーカーをかぶせます。ビーカーは風除けと、メタノール雰囲気を作るためにそれぞれかぶせています。 このとき、水の蒸発の速度を観察するのですが、メタノール雰囲気のほうが水の蒸発が遅いようです。水の蒸発は、水の蒸気圧によるので、周りがメタノールでも、空気でも蒸発速度は変わらないように思うのですが、なぜ違うのでしょうか? それぞれの蒸発速度を計算することはできるのでしょうか? 人に理由を説明をしなければならず困っています。 よろしくお願いいたします。

  • 溶媒の蒸発について教えてください。

    溶媒の蒸発について教えてください。 ある溶媒を蒸発させたいとき、 蒸発のし易さには、その溶媒の蒸気圧と蒸発潜熱が影響すると思うのですが どっちがどのくらいの寄与で蒸発に効くのか 詳しい方教えてください。 例えば、その溶媒の沸点より低い乾燥機に溶媒を入れておいても しばらくすると溶媒が蒸発しています。 沸点よりも低い条件ですので、蒸発潜熱よりも蒸気圧の方が より影響が大きいのかなと思うのですが、 蒸発している以上、そこでは蒸発潜熱を食ってるはず。。 蒸気圧は大きいけど、蒸発潜熱も大きい溶媒と 蒸気圧は小さいけど、蒸発潜熱も小さい溶媒。 どちらが蒸発しやすい溶媒と言えるでしょうか。 また蒸発のし易さを蒸発にかかる時間としたときはどのように考えられるでしょうか。 ※本質的な理解が足らず、質問自体が成立しない可能性もあるかもしれません。 その場合はどうぞご容赦ください。

  • 蒸気圧からの蒸発量

    500ccのビーカーにトルエンを入れ、常温下で自然乾燥する場合、蒸気圧から蒸発量は求められるのでしょうか?どの様に計算すべきか悩んでいます。

  • 冷却・蒸発について

    冷凍サイクルの蒸発器と凝縮器のことなのですが、凝縮温度・圧力が上がると冷凍効果が下がり、蒸発温度・圧力が低いとやはり効果が下がるというのはなぜでしょうか? 早めに液化したり、気化したりするのが効果低下を招くのでしょうか? 飽和蒸気圧曲線を参考にすれば良いのでしょうか?

  • 有機溶剤の蒸発速度

     有機溶剤の蒸発速度が分かる書籍かデータベースを探していますが、 良い物が見つかりません。  良い物が有りましたらお教え下さい。  溶剤の揮発をシュミレート出来るソフトが有ればそれも教えていただきたいです。

  • 水の蒸発

    水の蒸発 沸点に達するまでは、液体、例えば水の蒸気圧は大気圧よりも小さいのに なぜ常温でも水は蒸発するのですか? 気になるので教えてください。

  • 液体に力を加えた場合、蒸発の様子はどうなるでしょうか?

    液体に力を加えた場合(例えば遠心力など)、蒸発の様子はどうなるでしょうか?一般的な蒸気圧曲線にのっとって、周辺気体の水蒸気の分圧が飽和蒸気圧になるまで蒸発するのでしょうか??たとえば閉じた系の中で水を張ったバケツをぐるぐると高速回転させるとすると、水に半径方向に力がかかりますよね・・・?なので粒子レベルでミクロに考えると、水面から水蒸気として水分子が飛び出すのを抑制し、遠心力のかかっていないときよりも蒸発しにくくなる(つまり、同じ温度に対する飽和蒸気圧が下がる)ような気がするのですが・・・お手数をおかけいたします。どなたかご存知の方、ご意見頂戴できる方、ご回答をよろしくお願い致します。

  • 2成分の溶剤を蒸発させたときの空気中の各濃度

    ジクロロメタン(塩化メチレン)と酢酸エチルの二液の液体を90:10のボリューム比で混合した液体をジクロロメタンの沸点(約40℃)で加熱したときの蒸発した気体のそれぞれの濃度は、液体の時と比べて変わるでしょうか? 条件として、蒸発する空間は混合溶液の飽和蒸気密度となる必要空間より小さいとします。(空間が限りなく混合溶液より大きければ、両溶剤とも最終的には蒸発しきって、溶液濃度と変わらなくなってしまう?と思いますので、この条件が必要に思います。) また、両溶剤の濃度を80:20、70:30と酢酸エチルを増やしたときの、同温度で蒸発させたときの濃度はどう変わるでしょうか?