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不等式の超基本的なことですが・・・

不等式の基本中の基本の問題が理解できません。パターン問題として覚えているので、正解はできるのですが、納得がいきません。 a>b,c>d ⇒ a+c>b+dを証明せよ。 a>b,c>dのとき、a-b>0,c-d>0 よって、(a+c)-(b-d)=(a-b)+(c-d)>0・・・・・・ などと証明していきますが、上の「よって」の後がわかりません。確かに括弧をとってみるとイコールになっているのですが、いわれてみてなるほどなぁ、と思えるぐらいで、自分でこの式は導き出せません。 どのような理由(ひらめき)で、(a+c)-(b-d)=(a-b)+(c-d)という式が導き出せるのか教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

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noname#19971
noname#19971
回答No.1

最初の a>b,c>dのとき、a-b>0,c-d>0 は、理解できますよね。 確かにa>bを移項するとa-b>0になるわけなんですが、 ここでは「大きい数から小さい数を引くと、正の数になる」という理解をすることが重要です。 これを理解することが、この問題最大のポイントです。 最終的に証明したいのは、 a+c>b+d であることです。 上記と同様に考えると、『a+cはb+dより大きい』、すなわち、『a+cからb+dを引くと、正の数になる』ことを証明すれば良いわけです。 そこで、a+cからb+dを引いてみます。 (a+c)-(b+d)ですね。 カッコを取ると、a+c-b-dです。 で、a-b>0,c-d>0が分かっているので、上の式からa-bとc-dをくくり出します。 (a-b)+(c-d) ですね。 ここで、  (a-b)は、正の数  (c-d)も、正の数 です。 正の数と正の数を足したら・・・ もちろん、正の数になりますよね。 これで、証明完了です。 先述のように、この問題では、不等式を「大から小を引いたら正の数」というポイントを見破ることがすべてです。 与えられている条件をいじっていけば、この形に辿り着けます。 これに至るためのセンスは、「和文数訳」と「数文和訳」でしょうね。 言葉で与えられた条件を数字にするセンス、 数字で与えられた条件を文章にするセンス、 いずれも、経験を積み重ねて磨かれていくものだと思います。

suugaku1
質問者

お礼

いや~、学校の先生より桁違いにわかりやすいです。どうもありがとうございます。 「大から小を引いたら正の数」なんていうことも知りませんでした。これから受験までい1年8ヶ月演習を積み重ねて、「和文数訳」と「数文和訳」の力をつけて生きたいと思います。 本当にありがとうございました。

その他の回答 (2)

回答No.3

ご質問の不等式の証明の仕方については, No.1さんやNo.2さんの解説でよいかと思いますが, ご質問の不等式については,別証明もありますので,ご参考までに.     a > b より,   a+c > b+c  (1) また,     c > d より,   b+c > b+d  (2) すると,(1),(2) より,   a+c > b+c > b+d よって,   a+c > b+d となる.

suugaku1
質問者

お礼

ありがとうございました。不等式の根本的な性質を使っていて、わかりやすいです。とても鮮やかな解答ですね。この不等式に関しては、この解答が、短く且つわかりやすいので、これを覚えようと思います。

  • gengen4
  • ベストアンサー率37% (9/24)
回答No.2

A>Bを証明するときには A-Bを計算してA-B>0を示すのが主流です。 つまり a+c>b+d を証明するならば (a+c)-(b+d)>0を証明すればいいんじゃね?って感じになります。 ここで (a+c)-(b+d)のままでは証明できないのでとりあえず括弧をはずしてみると、 a+c-b-dとなる。 a+c-b-d>0を証明するには-の符号のついてるbとdが邪魔だな~と思ってる内に仮定のa>b,c>dってのをみるとa-b>0,c-d>0という式が想起され a+c-b-d=(a-b)+(c-d)>0 にたどり着くっていうのが自分の答えにたどりつく流れです。 なので私の解答は a+c-(b+d) =a+c-b-d =(a-b)+(c-d)…(1) ここでa>b,c>dよりa-b>0、c-d>0だから a+c-(b+d)=(1)>0 以上よりa+c>b+d。 となります。 suugaku1さんが質問で書かれている証明はいわゆる頭のいい人の解答、もしくはすごく模範的で教材に乗っているような解答でしょう。

suugaku1
質問者

お礼

ありがとうございました。これは学校の教師が書いたわかりにくい解答です・・・

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