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三角形の個数

stomachmanの回答

  • stomachman
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回答No.18

証明のあらすじが出来たと思うのですが、如何でしょうか。 ROMしている方もいらっしゃると思うので、例を用いながら説明します。 ●直線の配置の離散表現の例 N=8の場合、 飛び越え変換列: 1 0, 4 3, 2 0, 5 3, 6 3, 7 3, 6 5, 4 0, 7 5, 2 1, 4 1, 4 2, 7 6, 7 0, 6 0, 7 1, 7 2, 5 0, 6 1, 3 0, 5 1, 3 1, 7 4, 6 2, 5 2, 3 2, 6 4, 5 4 は3 角形 6個、4 角形 13個、6 角形 1個を持つ図形X: X(0)=3 5 6 7 4 2 1 X(1)=3 5 6 7 4 2 0 X(2)=3 5 6 7 4 1 0 X(3)=2 1 0 7 6 5 4 X(4)=5 6 7 2 1 0 3 X(5)=4 2 1 0 7 6 3 X(6)=4 2 1 0 7 5 3 X(7)=4 2 1 0 6 5 3 を定義し、また飛び越え変換によるプローブX(8)のsortは 0 1 2 3 4 5 6 7 1 0 2 3 4 5 6 7 1 2 0 3 4 5 6 7 2 1 0 3 4 5 6 7 2 1 0 4 3 5 6 7 2 1 4 0 3 5 6 7 2 4 1 0 3 5 6 7 4 2 1 0 3 5 6 7 4 2 1 0 5 3 6 7 4 2 1 0 5 6 3 7 4 2 1 0 6 5 3 7 4 2 1 0 6 5 7 3 4 2 1 0 6 7 5 3 4 2 1 0 7 6 5 3 4 2 1 7 0 6 5 3 4 2 1 7 6 0 5 3 4 2 1 7 6 5 0 3 4 2 1 7 6 5 3 0 4 2 7 1 6 5 3 0 4 2 7 6 1 5 3 0 4 2 7 6 5 1 3 0 4 2 7 6 5 3 1 0 4 7 2 6 5 3 1 0 4 7 6 2 5 3 1 0 4 7 6 5 2 3 1 0 4 7 6 5 3 2 1 0 7 4 6 5 3 2 1 0 7 6 4 5 3 2 1 0 7 6 5 4 3 2 1 0 <fig-1> のように行われます。<fig-1>の、同じ数字の所を線で繋いでいったものが、図形Xに対応する直線の配置と位相同型の形になります。 ●ナベゾコ  飛び越え変換の定義から、行を追うに従って、0は右だけに、N-1は左だけに動きます。しかし1~N-2は必ず1度は両方へ動くことが容易に示せるでしょう。例えば3を見ると 3  3  :(0個以上の"3")  3 3 <fig-2> という風に、1~N-1には必ず少なくとも1箇所、動きの向きを変える箇所がある。このパターンを「ナベゾコ」と呼ぶことにします。(fig-2と左右鏡像でも、ナベゾコと呼びます。)すると、ナベゾコは少なくともN-2個存在します。 (なお、 3  3 3 <fig-3a> というパターンは決して現れない。なぜならこれは 3a a3 3a <fig-3b> となるaが存在することを意味し、飛び越え変換の定義に矛盾します。) ●三角形とナベゾコ  全ての三角形は、その一辺がナベゾコです。すなわち<fig-1>で見られる三角形{0,1,2}では 0 1 1 0 1 2 2 1 <fig-4> となっていて、1のナベゾコに0と2が絡んで三角形を作っています。また三角形{5,6,7}は 5 6 6 5 6 5 6 7 7 6 <fig-5> となっています。これは飛び越え変換列における三角indexの定義から自明に導かれます。 ●三角形にならないナベゾコ  どのナベゾコも三角形になるとは限りません。たとえば、 3 7 7 3 5 3 5 3 5 3 5 3 0 3 3 0 <fig-6> の部分では、3がナベゾコですが、四角形{0,3,5,7}の一辺になっています。  ナベゾコAが{A,b,c}という三角形の一辺にならないためには、割り込んでくる線Dが少なくとも一つ必要です。すなわち(fig-6とは左右逆になりますが) bA AbD ADb AD AD ADc AcD Ac cA <fig-7> のようになっていなくてはならない。この場合なら、Aは{A,b,c,D}という四角形の一辺になっている。そして割り込んだDもまたナベゾコになっている点に注目します。Dがこの部分でナベゾコにならないためには、 bA AbD ADb AD AD DA <fig-8> のようにAと交差するしかなく、するとこれは{A,b,D}という三角形になってしまいます。 ●三角形の個数≧N-2  一方、(飛び越え変換列の定義から、)この割り込んだDは、Aとどこかで交差していなくてはならない。すなわち、Dは<fig-7>のパターンより上側か下側ではAより左にある筈です。ゆえに、<fig-7>に見られるDのナベゾコは、Dの唯一のナベゾコではあり得ず、Dは2個以上のナベゾコを持っていることが分かります。  つまり、あるナベゾコが三角形の一辺にならないためには、少なくともあと1個余分にナベゾコが必要になります。ゆえに (ナベゾコの数)-(三角形の一辺にならないナベゾコの数) ≧ N-2 従って、 (三角形の数)=(三角形の一辺になるナベゾコの数) ≧ N-2

sokamone
質問者

補足

一つだけ疑問があります。最後の式 (ナベゾコの数)-(三角形の一辺にならないナベゾコの数) ≧ N-2 は、なぜ成り立つのでしょうか? 以下では、三角形の1辺になっているナベソコを三角ナベゾコ、そうでない ナベゾコを非三角ナベゾコと呼ぶことにします。 「 非三角ナベゾコがひとつあったとき、その内側にナベゾコがあると、 そのナベゾコをもつ直線は、もうひとつナベゾコをもつ。」というのは、 わかりましたが、そのもうひとつが非三角ナベゾコでないという保証がないため 上の不等式は成り立たないように思うのですが、どうでしょうか? あと、ナベゾコに関しておもしろいLemmaを発見しました。 Lemma(by sokamone) ナベゾコの内側にナベゾコがあり、またその内側にナベゾコがあり、というように ナベゾコの列があるとき、もっとも内側にあるナベゾコは三角ナベゾコである。 証明はいたって簡単。最も内側のナベゾコの内側に現れる数字は2種類以下である。 もし一種類だとそれは、二つの直線が二回交わることを意味する。終了。 これで非三角ナベゾコがひとつ存在すれば、必ず、三角ナベゾコがひとつ存在すること が言えます。でも、一般に、複数の非三角ナベゾコに対して、一つの三角ナベゾコが 対応するため、これでは三角ナベゾコが少なくともN-2個存在することは言えません。 ああ、残念。 あと、stomachmanさんの理論は、こう考えるのがすっきりしていいと思います。 つまり、はじめに、N本の直線が配置されていて、それをちょうどスキャナでスキャン するときのように、仮想的な直線sを頂点をひとつひとつ飛び越えるように動かしていく (飛び越え変換)そうやって得られるN個の交点の配列を記録していき、その記録から N本の直線の配置でできる三角形の個数に関する条件を分析する。 やっていることはまさにこういうことで、だから、N+1本目の直線を動かすのではなく スキャナを動かしていると考えたほうがややこしくなく感じます。 幾何学ではこれはちょうどMorse関数を考えるということに対応します。 まあ、でもそれは趣味の問題なので、どうでもいいことですが(^^)。

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