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マルチバイブレータのパルスについて
Teleskopeの回答
(以下はマルチバイブレータの過去回答からの抜粋改編です。) マルチバイブレータの単段。回路的には固定バイアス方式のコンデンサ結合増幅回路ですが、大振幅のスイッチング動作をします。 単安定型では右側トランジスタのコレクタから左側Trのベースに直流的に(単に抵抗で)結ばれます。 無安定型では図と同様のコンデンサとRbによって結ばれます。 ┯ ┯Vcc | | Rc Rb | | C… C──C─┴──B …B E E ┷ ┷ (図が折り返らないように画面幅を広くして見てください。) ..................................................................... Vcc ↑ | Vcc-Vbe | | Vbe(on)約0.65V _↓___ __↓ ........↑..........│......................../..................グランド | │ / ↑ | | / Vcc-Vce(s) | / | | / Vccに向かって指数変化 ↓ |/ 時定数τ=CRb 左側の駆動役のトランジスタのコレクタ波形は、オフではVcc、オンではVces(sは飽和)ゆえ、振幅はVcc-Vcesです。 この振幅がコンデンサを素通り的に渡って右側トランジスタのベースを負に引き下げます。べースは今までオンしていた電圧 Vbe(0.65V程度)であったのが、そこから急激に負に振られます。 その直後からRb経由で充電が始まります。コンデンサの充放電の式は、お馴染みの V=Vo・exp(-t/τ) です。(*) 初期値Voに相当する電圧は、充電の最終到達値はVccなので それとの差を図から読めば簡単です。 Vo = Vcc-Vbe + Vcc-Vces = 2Vcc-(Vbe+Vces) です。 右トランジスタのベースが再びオンになる電圧は、これも最終値Vccから測って Vcc-Vbe ゆえ、これらを充放電の式に入れると、 Vcc-vbe=(2Vcc-Vbe-Vces)・exp(-t/τ) となります。 この式を満たすtが、トランジスタがオフしてるパルス幅です。それをtwと書くと exp(-tw/τ)=(Vcc-Vbe)/(2Vcc-Vbe-Vces) tw =τlog{(2Vcc-Vbe-Vces)/(Vcc-Vbe)} logは自然対数。 単安定の場合はこれがそのまま出力パルスの幅です。 無安定の場合の周波数は f=1/(2tw) ところでシリコンの小信号Trでは Vbe≒0.65V、Vces≒0.2V 程度です。古風な12V電源とか5V電源の場合はこれらをゼロとした近似式がよく用いられます。すなわち。 tw≒τlog(2) f≒1/( 2τlog(2) ) (*) これがコツ。 最終状態から測れば、式は常に exp(-t/τ)になるのです。 (1-exp(-t/τ))は使わなくともよいのです。 ↓抜粋もと http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=692084&rev=1
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お礼
判り易い回答有難うございました!