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空中都市の需要はあるのか?

Elim03の回答

  • Elim03
  • ベストアンサー率23% (146/632)
回答No.3

 主として貿易面であれば、典型的な例として浮かぶのは、軌道エレベータの駅です。  「当初は打ち上げコスト削減と環境保全のために建設されたものが、次第に巨大化して、社会性を帯びて来る」という設定なら、真実味のある需要を描けると思いますが(宇宙空港に隣接していれば商業的に便利なのは自明であり、また、月面にコロニーがあるのであれば大気圏脱出及び突入のリスク及びコストの低減が必須になりますので)、アイデアとしてはありがちです。  政治学的側面からのアプローチだと、ただの浮遊都市であるとするならば、「貧富の差又は身分格差の増大によって、裕福な為政者のみが空中に居住することによって、民衆によるクーデタや自然災害から逃れている」という設定も、需要という点ではあるでしょう。  ただ、これも、似たような話がありますので(スタートレックなど)、斬新なアイデアとも言いかねます。  社会学的なアプローチですと、人口爆発による土地の不足という手もないわけではありません。  しかし、この場合は、よほどの技術的ブレイクスルー(例えば、反重力物質の発見とか)がない限りコストが引き合わないと思います。既に月面に住める技術があるのであればなおさら。  この場合、コスト面を度外視するには、「既に地球上が動物の住める土地ではなくなった」というような話の根っこになるようなレベルの設定が必要でしょう。スペースプレーンが飛んでいることと矛盾してしまいますが。  そうなると、どうしても軍事面からのアプローチが、最も説得力があるように思います。なにしろ、軍事というものは、本来の需要とはあまり関係なく、コスト度外視で有効な方法のみを模索する性格を持っていますから。  そう仮定すると、いろいろなものが考えられます。 例1:民衆のエクソダス又は反乱防止のための監視・鎮圧基地    (ベルリンの壁みたいなものですね。なお、広い意味では    ラピュタもこれだと思います。) 例2:外部からの侵略を防衛するための要撃基地    (ただ、これは、キャプテンスカーレットのスペクトラム基地     という前例があります。) 例3:軍事色の強い税関(関所)    (月や外惑星との通商があり、且つ、一定の利害関係によって     敵対関係が成立している場合にしか需要が発生しないとは     思いますが。) 例4:高出力レーザー発射基地    (レーザー推進式の恒星間宇宙船の動力として使用するもの    です。大気圏内で大出力のレーザーを発射するととんでもな    い衝撃波が発生するのでできれば衛星軌道より上に設置した    いのだが、地上からのエネルギー充填の必要性からやむなく    成層圏上部に位置する・・・という感じでしょうか。     なんか、無理があるような気もしますが。)  この他にも、「気象コントロールのための管制基地」とか「太陽光発電プラント」とかも考えられますが、これらの場合は、場所が対流圏や成層圏では効率が悪すぎると個人的には思います。  掟破りな方法としては、「実は発掘兵器だった」とか「人知の及ばない遺跡であった」というのも、アリでしょう。つまり、人間が作ったものではなく、これまでわからなかっただけで、実は最初から存在したので、研究がてら人間が住み着いているという場合です。  これなら、需要そのものを必要としません(なにせ、最初からあるのですから)。ですが、話が壮大になりすぎるような気もします。  壮大な話と言えば、「ダイモスの天球の作り始め」とか「リングワールドの作り始め」というのも想定できますが、名前のとおり既に出ているアイデアですから、それもどうかと・・・(特に前者は、地球を囲むものではなく恒星を囲むものですし。)。  あとは、ファンタジー系ですね。SFではなく。  「特定の能力のある人物しか入り込めない別世界が空中に鎮座している」とかの類です。うーん・・・バイストンウェルか、これでは・・・  我ながら発想が貧困ですが、参考になりましたかね?   

eye-eye
質問者

お礼

具体的な例まであげていただきありがとうございます。 非常に参考になりました。 軍事面としては、例2を想定しています。なかなか難しいですが頑張ってみます。

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